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更新日:2024年08月23日
就活や転職などで必ず面接前に渡す必要のある履歴書ですが、その中には学歴や経歴、氏名住所といった者だけではなく、職務経歴書や趣味特技など様々なものを記入する必要があります。その中でも、一つ悩みどころなのが「志望動機」です。
目次
「不動産業界は給与が高く、やりがいのある仕事だと感じています。」
文章の中で労働条件に付いて触れる事は避けた方が良いでしょう。確かに、不動産業界は成績や実力によってどんどん給与が上がるような会社もありますし、それが魅力だという事で入社される方々も多くいらっしゃいます。
しかしながら、それらが理由で入社したいというのは、「他の会社でも良いのではないか?」「いざ経営難になったら離れていくのか」といった疑念をいただかせる結果になります。これは、不動産業界に限ったことではなく、履歴書の志望動機を書くときには避けるべき内容としての代表であるということを覚えておきましょう。
「私が幼い頃に、実家が戸建てを購入する事となり、その際に担当していただいた営業の方には大変お世話になった記憶があります。
私が小さくワガママを言っているにもかかわらず、優しく接してくれたり、母や父がどうしてもこだわりたいという部分にも何とか答えようと尽力していただいたと聞いております。
結果的に、戸建て購入をするのに5年もかかってしまい、やっと見つかったと家族と営業の方と共に大変喜んだのを今でも覚えております。
それ以来、私の「家」に対するこだわりや、不動産業界への憧れというものが消える事はなく、特に貴社のデザインされるマンションやリノベーション住宅を拝見した際には大変感動したのを覚えております。
私も過去に出会えたあの営業の方のように、人々に喜んでもらえるような住まいの提案をしていきたいと考えています。」
一見、素敵な話も盛り込んでいて悪い気はしませんが、言い方は悪いかもしれませんが、これが人事の担当者という立場からどう見えるかというと、「胡散臭さ」です。
しかも、エピソードが長すぎます。聞かれている、または伝えるべきなのは志望動機ですから、やはり先に結論を述べて、それに対するエピソードなどは簡潔に書く程度にした方が良いでしょう。
もし、上記のようなエピソードが事実であったとしても、そういったエピソードや感動話を人事の担当が知りたいのではありません。何故その業界や会社に入社したいのかという事に重点を置くことが大切です。
不動産業界の志望動機としては書くべきではない例をご紹介させていただきました。その点も踏まえてになりますが、ここでは不動産業界の志望動機を書くときの注意点をまとめておきましょう。
エピソードを長く書きすぎないという事はダメな例でもお話させていただきましたが、確かに、担当者は感動話や昔話を聞きたいのではないということは変わりありません。
ただ、エピソードを長く書くデメリットは他にも理由があります。
それは、「実はみんな書いてる」という点です。志望動機の文章を何とかキレイな形で構成させようという気持ちは大事なのですが、それは何も自分だけが思っている事ではなく、多くの人が同じことをしているとも言えます。
他と同じにならないオリジナリティも意識しつつ文章を組み立てる、それを少しでも意識しておくと、随分違った文章に見えるものですから、一度下書きとして別の用紙に書くなどして、自身で添削をしてみると良いでしょう。
記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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