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更新日:2024年08月23日
就職活動の際に最も重要な書類の1つに履歴書があります。昔は紙のものが主流でしたが、現在はインターネット上で提出したり、PDFにして提出する場合もあります。いずれの場合でも履歴書は採用不採用に直結する重要な書類です。履歴書の中でも特に重要なのが志望動機の欄です。
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また、アルバイトしていた企業と就職活動をする企業が異なる場合、アルバイトの経験を語ってしまうとマイナス評価になってしまう場合があります。入社後に「イメージと違った」「アルバイトの時は楽しかったのに」と言われても、採用側に落ち度はありません。勝手な理想を押し付けているととらえられてしまいます。
さらに、グローバル化に対応していない事実を突きつけるのも厳しい評価です。今この時代にグローバル化に対応できていない企業の行く末は難しいことはその企業が一番わかっています。そこを指摘され、さらに自分が率先して対応させていこうという気概もないのでは、ただの嫌味と思われてしまいます。
私は、物流・運送業界のグローバル化に注目しています。物を通して人々を結びつける物流・運送業界にかねてから注目していましたが、日本人に限定せず、世界規模を相手にしている貴社に惹かれました。
グローバル化に反対し、国内のシステムを充実させるべきだという意見もありますが、私は多くの人を結びつけたいため、国を超えて業務展開している貴社で活躍していきたいと考えています。大学では国際協力を専門としていました。貴社でその知識を発揮できると思い、応募いたしました。
これのダメなところは、因果です。大学での専攻と、志望動機は結びついていますが、専攻と物流・運送業界が結びついていません。国際協力を専門にしている学生は多いですが、どうしてグローバル化に遅れをとっている物流・運送業界をあえて選ぶのでしょうか。論理破綻を自ら指摘しているようなものです。
もちろん、自分の専攻分野と就職先がマッチする就活生はほとんどいませんので、気にする必要はありません。それを履歴書の志望動機に書くから、粗探しされてしまうのです。
以上のように、物流・運送業界の志望動機では、アルバイトと就職活動の違いが曖昧であったり、グローバル化について浅はかに批判することがマイナス評価につながっていきます。面接以前に書類審査で不採用が決まるほど悔しいことはありません。一言一句気を配って志望動機を作り上げましょう。
物流・運送業界の志望動機は、他の業界の志望動機とどこがどう違うかを考えれば、物流・運送業界の志望動機を書くときの注意点が見えてきます。まず、動機が不明確な場合が多いです。
これは自分だけではなく、他のどの就活生もみんな同じように考えています。物流・運送業界との運命的な出会いや奇跡的な感動を体験したことのある人が世界に何人いるでしょうか。これが他の業界と大きく異なるところです。
例えば航空業界では、空を飛ぶ非日常の体験を通して得られる感覚や、幼少期にクルーの方々に優しくされた体験から客室乗務員や運行乗務員を職業にしたい人がいます。
また、食品業界では、自分が好きなことや趣味が食べ物で、好きなことを仕事にしたい、という自己実現的な動機を設定することができます。
他にも、アパレル業界では女性らしさや幸福度からのアプローチで志望動機が書けます。衣食住の中で比較的優先度の低いアパレルを選ぶにはそれなりの体験と思い出と動機があるはずだからです。
しかし、物流・運送業界の志望動機はなかなか見つかりません。特に感情に訴えかけられた経験がない中で、採用担当者に印象を与えられる志望動機を書くことは至難の技です。
ここで大切なことは、自分だけが一貫性のある志望動機がない、と思い込まないようにすることです。
繰り返しになりますが、ほとんどの就活生が物流・運送業界の志望動機に困惑しています。点は線になる、という有名な言葉がありますが、まさにその通りで、一貫性は後から自分が作り出せば良いのです。嘘を書くわけではありません。あくまでも自分の体験を大切にし、必要に応じて新しい体験をしたり、過去の体験をつなぎ合わせたりしてストーリーにすれば良いのです。
幼少期の思い出がないなら、1つだけでも家族に宅急便を出してみて、会話のきっかけとなった、というストーリーは素敵ですよね。採用担当者の心象もよいでしょう。現在の若者は、家族関係が希薄になりがちなため、家族との会話のきっかけになったという話をすれば、他の就活生と差をつけられますし、同僚にも同じように心配りができると思われ、印象が良いです。
志望動機を離れて、物流・運送業界の会社に採用をもらうためにすることを書きます。
記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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