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「ささやか」の意味と使い方|例文5つ・類語3つ|注意点

更新日:2024年07月23日

言葉の意味・例文

日ごろからお世話になっている人に、感謝の気持ちを表す際によく贈り物をします。その時に困るのが、手渡すときのフレーズです。「この言い方ってあってるのかな」と不安になることもあるでしょう。そこで今回は「ささやかですが」の正しい使い方や意味をご紹介します。

例文4:「ささやかなものですが」

「ささやかなものですが」この職務に関しては15年の経験があります、と面接の際に担当者に自分を紹介します。 15年の経験といえば立派なものであり、ともすると自慢げに聞こえてしまい相手を不愉快にしてしまう可能性もあります。 そんな時「ささやかなものですが」と添えることで、けっして自慢しているわけではありませんが、と控えめに表現することができます。

例文5:「ささやかな気持ち」

「ささやかな気持ち」を伝えたくて、とお礼の手紙に書き添えることもあります。 時に、礼儀正しさや感謝の気持ちは深刻すぎたり、大げさになりすぎると、相手によっては、かえって負担になってしまう場合もあります。 「ささやかな気持ち」と書くことで、押しつけがましくない軽快なイメージを相手に与えることができます。

注意点

このように「ささやか」は、相手を気遣う気持ちや尊重する気持ちが込められている言葉です。自分のことに関してのみ「ささやか」を使うことができますが、必ずしも自分のことであればどんな場合にも使えるといったわけではありません。 「ささやかながらも」反省しています。 「ささやか」は喜びや嬉しさを表現する言葉でもあるので、悲しみや落ち込みなどのネガティブな状況で使うことはできません。

失礼に当たることもある

例えば、自分を謙遜したつもりで「ささやかに努力しました」と言ってしまうと、何だか真剣さにかけていい加減な印象を与えてしまいます。 「ささやか」は一生懸命、必死でやるべきことに対して使うと失礼に当たることもあります。 また、目上の人や上司に対して使う場合には、気軽なイメージを与えてしまうこともあるので注意しましょう。

具体的な対象を明確にする

「ささやか」の使い方によっては、全く別の印象を相手に与えてしまいます。「ささやか」と使う時には「何」が小さくて控えめなものなのかと対称となるものを明確にする必要があります。 同時に、どんな状況で、誰に対して「ささやか」を使うのかを慎重に選ぶようにしましょう。

敬語をわかりやすく教えてくれる本

「ささやか」という言葉をはじめ、日本語はこのように微妙なニュアンスを持つ言葉がたくさんあります。 日本では職場、家族、友人、知人、それぞれの関係によって言葉の表現がかわってしまいます。時には、何と言えばいいのか悩んでしまうこともあるでしょう。 オンラインでは、わかりやすく敬語を教えてくれる本を簡単に入手することができます。 できるだけ多くの言葉を学んで、表現豊かな会話ができるようになりましょう。

「ささやか」の類語

「ささやか」と似たような言葉のニュアンスを学ぶことで、「ささやか」の使い方がより明確に理解できるようになります。 よく誤って混同されてしまう類語と「ささやか」がどのように違うのかを比べてみましょう。

類語1:「つまらないものですが」

もっとも間違えて使われてしまう類語に「つまらないものですが」という言葉があります。 基本的に贈り物を相手に渡す時には、「つまらないものですが」を使うことは誤りです。「つまらないものですが」は、こんなものに価値があるとは思えない、のニュアンスが強くなります。 捨てようとしているものを、誰かが欲しがっている時などは、「つまらないものですが、よければ差し上げますよ」と言うことができます。

類語2:「心ばかり」

目上の人や、そんなに親しくない相手に、贈り物や何か物を渡す時には「心ばかり」の物ですが、とい言い添えることができます。 「心ばがり」は「ささやか」が丁寧になったもので、「ささやか」ではカジュアルすぎるかもしれないと思われる場面、寄付や募金、香典やお詫びの時など、に使うことができます。

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初回公開日:2016年12月03日

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