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「ささやか」の意味と使い方|例文5つ・類語3つ|注意点

更新日:2024年02月06日

言葉の意味・例文

日ごろからお世話になっている人に、感謝の気持ちを表す際によく贈り物をします。その時に困るのが、手渡すときのフレーズです。「この言い方ってあってるのかな」と不安になることもあるでしょう。そこで今回は「ささやかですが」の正しい使い方や意味をご紹介します。

「ほんの気持ちですが」

「ほんの気持ち」という言葉は「心ばかり」とは逆に、もっと気軽な関係の相手に対して使うことができます。 親しい友人や身内などの間柄にて、たいしたものじゃないからと強調する時に使われることが多く、ビジネスの場面ではほとんど言われない言葉といえるでしょう。

プレゼントをするときのフレーズ

「ささやか」という言葉は、贈り物や何かを手渡す時によく使われています。「ささやか」と使うことで、相手が遠慮せずに受け取りやすい状況を作ってくれます。 相手との関係やその時の状況によっては他の言葉と組み合わせることで、よりさりげなく気持ちを表現することが可能です。 時と場合に応じて「ささやか」をどのような言葉と組み合わせたらいいのでしょうか。いくつかのフレーズを参考までに覚えておきましょう。

フレーズ1:「お納めください」

出産祝い、入学祝い、就職祝いなどのかしこまったシーンにて「ささやかですがお納めください」と贈り物や祝い金などを手渡すことができます。 「お納めください」という言葉には、特別な日ですのでどうぞお役立てくださいと儀式的なイメージを与え、相手が受け取りやすい雰囲気を作ってくれます。 目上の人や上司に対しても使わている言葉です。

フレーズ2:「感謝の気持ちです」

お礼の品として何かを手渡したい時には、「ささやかなものですが、感謝の気持ちです」と添えることで、お礼がしたいのだという気持ちを相手に伝えることができます。 「ささやか」という言葉が、高価なものではないということを強調し、さらに感謝の気持ちと言われれば、いくら遠慮しがちな相手でも、受け取りやすくなります。

フレーズ3:「お口汚しにいかがかと思いまして」

お土産や贈り物を渡す時、こっそり用意したおかずやデザートなどをテーブルに出す時などに、「ささやかながらもお口汚しにいかがと思いまして」と食べ物を手渡すことができます。 このフレーズでは、お口に合うかわからないけど試食してみて下さい、という意味にもなり気軽に食べてみることを促す役割を果たします。 義母や遠い親戚、そんなに親しくはない知人などによく使われます。

フレーズ4:「お祝いのしるしですので」

「感謝の気持ち」や「お納め下さい」と同様に、「ささやかな気持ちですがお祝いのしるしですので」と言われると相手は断りづらくなってしまいます。 「お祝いのしるしですので」と言うことで、お祝いの記念として、というニュアンスが強調されます。 お祝いの内容や相手との関係が微妙な時などは、無難な言葉と言えるでしょう。気軽でもない堅苦しくもないイメージを与えることができます。

フレーズ5:「田舎から送ってきたものですが」

「田舎から送ってきたものですが、ささやかなプレゼントです」と、果物やお菓子などを職場やご近所の方に渡す時によく使われている言葉です。 「田舎から送ってきたものですが」と言うことで、自分がわざわざ買ったわけではないと強調することができます。 余って捨てるのももったいないからということで、相手も自然と受け取りやすくなります。

プレゼントをするときは、言葉にも気をつけよう

自分にとって価値があると思っても、相手がどう思うのかはその本人しかわからないことです。 時には、まったく興味のないものや好きではないものを贈ってしまう可能性もあります。また、贈り物をしたことで相手が負担に思ってしまうこともあり得ます。 贈り物だけに限らず、何かを人にあげる時にはそんな相手の心境も十分に配慮できるよう、押しつけがましいものとならないよう注意しましょう。

贈り物にふさわしい言い回しを心がけて

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初回公開日:2016年12月03日

記載されている内容は2016年12月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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