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「メタい」の意味と由来・「メタい」が使われるもの・メタ発言

更新日:2024年10月06日

言葉の意味・例文

「メタい」という言葉を聞いたことはありますか。何となく使う場面は分かるけど詳しい意味は知らないという人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では「メタい」の意味のほか語源や使い方などをご紹介します。知れば知るほど今よりもっとメタ発言が面白くなることでしょう。

「メタい」の意味

ネット用語の中でも昔から頻繁に使われる言葉の1つに「メタい」という表現があります。これはまったく知らない人にとっては何の意味か全くわからない、ある意味専門的な用語になっていますので、どのような意味があるのかをまずは解説し、使い方を理解できるようになりましょう。 この「メタい」という表現は漫画や小説でもちょくちょく登場する言葉なので、大人よりも子供の方が求められる知識となっています。しかし、子供が大人に「このメタいって何」と聞きに来る可能性も高いので、大人の方々も理解していた方が安心できます。

物語の登場人物が読者の視点で発言するという意味

「メタい」とは、「物語の登場人物が読者の視点で発言すること」という意味があります。例えばフィクションの物語で、それぞれのキャラクターにストーリーがあるものですが、キャラクター視点で考えたときに、物語の内部では知り得ない読者側の視点で発言をすることを「メタい」と言います。 あくまで読み手の人たちから見ると当たり前のことやわかるようなことなので、ストーリー上のキャラクターではわからない事柄を言及することが「メタい」ということになり、使いどころを間違えるとその世界観を台無しにしてしまったり、逆にしらけさせてしまったりします。 「メタい」を簡単に言うと「これは本やテレビの中の作り話である」ということを意識させる発言のことを言います。

登場人物が視聴者に問いかける発言という意味

また、メタいとは「登場人物が視聴者に問いかける発言」も含まれます。これは後述する「メタ」の意味がわかれば納得できるでしょう。先ほど説明した「これは作り話である」ということを意識する発言を登場人物がするという行為に、登場人物が視聴者に語りかけるという行為ももちろん含まれますので、「メタい」の意味が適切となります。 わかりやすく説明すると「テレビの前の皆も一緒に考えましょう」といった発言がアニメであった場合は、完全に登場人物が視聴者に問いかける構図ができあがって言いますので、メタいという言葉の意味と完全に一致します。 これは古くから使われている漫画やアニメやゲームの技法となっていますので、見たことがある人も多いでしょう。よくあるヒーローものでも「テレビの前の皆はまねしちゃ駄目だぞ」という発言も「メタい」の意味に合致します。

作中の設定や作り手の事情を登場人物が説明する描写

また、メタいの意味には「作中の設定や作り手の事情を登場人物が説明する描写」も含まれます。わかりやすく意味を説明すると、漫画の場合は「作者が描きにくいとさんざん嘆いていたから、次からはこのようなやり方はしない」と登場人物が説明するような描写がまさに「メタい」と言えます。 いわゆる、作者側の労力を嘆くために使われたり登場人物の扱い方や、ストーリーの展開の仕方に悩んでいる時に使われることの多い言葉ではありますが、あまりにもこのような描写が多すぎると「嫌味」にもとられかねないので要注意です。

メタ発言の意味と同じ

メタいとはメタ発言という意味です。もともとはメタ発言という言葉の方が広まっていたのですが、ネット用語になる場合にはほとんどの言葉が使いやすく改変されていきますので「メタ発言」から「メタい」に変動していきました。両方とも意味は一緒なので、同じワードとして認識しておきましょう。

名詞である「メタ」を形容詞化した造語

元々、この「メタ発言」において重要な意味を持っているのは「メタ」の部分です。この「メタ」はギリシア語で「高次の~」という意味があり、この部分を形容詞化してしまえばある程度意味は通じてしまいます。 日本語でも「メタ的な視点で考えられている」といった表現がされますが、ネットではスラング化してメタ的な視点にツッコミを入れるために「メタい」といった形容詞化した造語となりました。

「メタ」の語源と意味

メタいという言葉を詳しく知りたい方は、ある程度「メタ」の語源を理解する必要があります。意味については上述した部分をある程度把握してもらえば問題ないのですが、ちょっとした豆知識として披露したい場合には、ここまで知識を落とし込んだ方が良いでしょう。

メタいは元々ギリシャ語

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初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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