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「チャオ」の意味と使い方・「チャオ」と「アディオス」の違い

更新日:2024年10月09日

言葉の意味・例文

「チャオ」という言葉があります。気軽な挨拶として使われるこの言葉は、様々な国で使われています。国際化も進み、海外の方が日本に訪れることも多くなってきた近年では「チャオ」を使われる外国人を見る機会も増えてきます。今回は「チャオ」に関してご紹介します

親しいものどうしでないと失礼にあたる

「チャオ」は、くだけた言い方の言葉です。そのため使う相手は親しいもの同士でないと失礼にあたります。なので相手や場所によっては、異なる言葉を使い分ける必要が出てきます。そして「チャオ」は複数の国で使われているため、国ごとに「チャオ」に相当する言葉は変わってきます。 例えば英語の場合は「チャオ」に相当する言葉は「バイ」にあたります。ですので「チャオ」のようにくだけた言い方ではない言葉として「グットバイ」を、丁寧な言い方が必要とされる場合は使う必要が出てきます。 このように同じ「チャオ」でも国ごとに相当する言葉は変わり、また微妙に「チャオ」の使われ方に関しても異なる場合があります。次に、イギリスでの「チャオ」の例を挙げて紹介いたします。

イギリスでの「チャオ」の意味と使われ方

「チャオ」は国ごとに、使われ方や意味が微妙に異なることがあります。それはイギリスでも同じです。元々「チャオ」は、出会いの時も別れの時も使える挨拶全般の言葉です。ですがイギリスの場合は、出会いの時は使わずに別れの時に使う挨拶の言葉になります。 イギリスでの「チャオ」は、「バイ」もしくは「バイバイ」と同じような使われ方をします。くだけた別れの際の挨拶の言葉を意味しています。具体的には「それじゃ」ですとか「またね」といった、親しい相手に対する別れの挨拶として使われます。 このような使い方をする「チャオ」ですが、似たような言葉に「アディオス」があります。どちらも別れの際に使う言葉ですが、使い分けに注意を払う必要があります。その理由について、次から紹介いたします。

「チャオ」と「アディオス」の違い

「チャオ」は元々はイタリア語ですが、それが借用語として広まり現在では色々な国で使われています。そのようにして使われている国の一つにスペインがあります。スペイン語ではポルトガル語や英語と同じように、「チャオ」は別れの際に使われます。意味としては「それじゃ」ですとか「またね」として使われます。 このような別れの言葉に「アディオス」があります。スペイン語ですが「チャオ」と同じように別れの言葉です。ただし「チャオ」よりも重いニュアンスを持っています。これらについて次から紹介します。

イタリア語の別れの言葉

「チャオ」はイタリア語で、くだけた挨拶全般を意味します。イタリア語においては別れの時だけでなく、出会いの時の挨拶を意味する言葉として使われます。ですが借用語として広まった他の国では、出会いの時には使わず別れの言葉として使われることが多いです。 くだけた別れの挨拶として使われる「チャオ」ですが、あくまでも軽いニュアンスで使われます。これはすぐに再会できるような状態での別れの言葉を意味しており、「またね」や「それじゃ」のような意味合いとして使われます。 このような「チャオ」の意味合いと使われ方に対してスペイン語である「アディオス」は、より重いニュアンスのものとして使われます。次に、それについて紹介します。

アディオスの方が重いニュアンスを持つ

「アディオス」は、スペイン語で「さよなら」を意味する言葉です。「チャオ」と同じように、別れの時に使用する言葉です。ただし「チャオ」が比較的短い期間でまた会うことを前提とした別れの挨拶であるのに対し「アディオス」の場合は、もう会うことができないような時に使用する言葉になります。 ですので「チャオ」に比べて「アディオス」の方が重いニュアンスを持っており、あまり日常的に使われることはありません。「アディオス」は「神のもとへ」を意味するフランス語の「アデュー」を語源としています。スペルは「adieu」です。そのような語源から、二度と会えないような別れの時に「アディオス」は使われる言葉になります。 ただし現在では、そこまで重いニュアンスを込めずに使用する場合もあります。ですがそのような場合でも「チャオ」よりも長い期間、会うことができない場合に使う言葉になります。

「チャオ」のスペル

ここまでで「チャオ」の意味や使われ方などについて紹介してきました。「チャオ」はイタリア語から複数の国に借用語として広まった言葉です。そして広まった先で、本来のイタリア語の使い方とは異なる使い方をされることもあります。同じように、国によって「チャオ」のスペルは異なる場合があります。 スペルが違うと異なる言葉だと勘違いしてしまう場合もありますので、大元であるイタリア語のスペルと、それとは異なるスペルを使用するスペイン語での「チャオ」について、次に紹介いたします。

イタリア語はciao

イタリア語における「チャオ」のスペルは「ciao」になります。イタリア語の場合は、くだけた軽い挨拶全般に使えますので、朝でも昼中でも夕方以降でも使えます。また出会いの時にも別れの時にも使える言葉です。その全てで「チャオ」を使いますし、スペルは「ciao」として変化することはありません。

スペイン語はchao

スペイン語における「チャオ」のスペルは「chao」になります。イタリア語の「チャオ」とスペルが似ているので注意が必要です。スペイン語でも、くだけた軽い挨拶として使われますが別れの時にしか使いません。なので出会いの時に使われる、くだけた軽い挨拶は他の言葉があります。 スペイン語においてイタリア語の出会いの時に使える軽い挨拶である「チャオ」は、「オラ」にあたります。スペルは「Hola」になります。意味としては「やあ」ですとか「よお」といった意味合いになります。このようにスペイン語の「チャオ」はイタリア語の「チャオ」とはスペルが異なりますし、使える状況も異なる部分があるので注意が必要です。

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初回公開日:2018年03月29日

記載されている内容は2018年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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