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「ありがたく存じます」は正しい敬語なのか・使い方}ビジネス

更新日:2020年05月16日

敬語

ビジネスシーンで聞くことがある「ありがたく存じます」という言葉。しかし「ありがたく存じます」って言葉の使い方が間違っているんじゃないか?と疑問に思ったことがある方も多いはず。こちらではそんな「ありがたく存じます」の使い方・意味を紹介します。

「ありがたく存じます」は正しい敬語なのか

ビジネスの場でちらほら聞くことのある「ありがたく存じます」という言葉。しかし、パッと聞いた感じ、「ありがとうございます」との違いや、そもそも聞きなれない言葉なこともあり、「ありがとう」という言葉の次に「存じます」という敬語が続くことへ違和感を感じられる方も多いのではないでしょうか。 こちらではそんな「ありがたく存じます」という敬語について、説明させていただきます。

そもそも「ありがたく存じます」の意味とは?

「ありがたく存じます」とは、ありがたいな、助かるな、うれしいな、と思った様を丁寧に伝える時の言葉です。 敬語では「謙譲語」(自分や自分の身内に関係する動作や持ち物について述べるときに使う敬語)にあたり、「ありがたく存じます」の「存じます」というフレーズが、この謙譲語にあたります。

「ありがたく存じます」は正しい敬語表現

前項で説明したように、「ありがたく存じます」は敬語の丁寧語、謙譲語、尊敬語の内の、謙譲語に当たる正しい敬語表現です。ですので、ビジネスの場で安心して使える言い回しとなります。

目上の人への使い方

それでは、目上の方に対して使うときにはどのような注意が必要なのでしょうか。確認しましょう。

少し距離のある方なら「ありがたく存じます」

時々しか会話をしないし、毎日すれ違ったときに挨拶をする程度しか関わることがないような目上の方へは、「ありがたく存じます」という言葉が有効です。して頂いたことに対して、「ありがたい」、「助かった」ということを、十分に丁寧に伝えることができますし、場合にもよりますが、通常そう伝えられて不快に思う人はいないからです。 相手の方の労力に対して、十分に感謝の気持ちを述べられる言葉ですので、積極的に使っていきたい言葉です。

親しい間柄の方には「ありがたく思います」

「ありがたく存じます」と伝えても間違いではないし、親しくても不安に思ったなら「ありがたく存じます」とお伝えするのでも良いのですが、親しい間柄の方には「ありがたく思います」の方が良いでしょう。 どうしてかと言うと「存じます」という謙譲語が、親しい間柄では少し堅苦しい印象だからです。 ですので、長い付き合いがある方や、毎日お世話になっている方に対しては「ありがたく存じます」の「存じます」を、「思います」という丁寧語に直して、「ありがたく思います」と言うのがベターです。

「ありがたく存じます」の使い方

それでは、実際にはどんなときに、どのように「ありがたく存じます」と言う言葉が使えるのか、確認していきましょう。

同僚や部下には使えない

「ありがたく存じます」の意味について説明した際に、この言葉は敬語の「謙譲語」にあたる言葉であるとお伝えしました。 謙譲語は、自分や自分の身内に対してへりくだった言い方をすることで、相手の立場を自分より上にみたて敬意を示す言葉ですので、自分と同じ立場の方や、自分より目下にあたる部下には使えません。

「ありがたく存じます」はメールや文章向き

「ありがたく存じます」は「存じます」と言う言葉が謙譲語で、かしこまった言い回しであるため、日常会話で使うことも間違いではないものの、言葉のニュアンスとして、文章やメールで使うのに、より適した言葉であると言えます。

初回公開日:2018年03月01日

記載されている内容は2018年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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