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「背徳感」という言葉の意味や使い方を紹介!併せて類語や対義語も解説

更新日:2024年08月21日

言葉の意味・例文

背徳感を使う際に、使い方や言葉の意味がよくわからず、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、背徳感の意味や由来を解説しながら、使い方などを紹介します。背徳感の使い方に疑問や不安を持っている方はぜひチェックしてみてください。

「浮気や禁断の恋を繰り返す人はその背徳感が癖になっているのだろう。自分も同じことをしても良いかもしれない」 背徳感を癖としている自分に都合の良い解釈です。この場合も徳に反する行為を癖として軽く扱い、自分を正当化しています。

「背徳感」に使われている「徳」とは

「徳」とは何ですかと問われると、多くの方が解答に悩みます。この言葉は哲学や宗教において重要な言葉であり、具体的に言い表すことが難しいものです。 徳とは、精神をさまざまな意味で鍛えることによって獲得することができる、優れた品性のことを指します。簡単に言い換えると「人生経験で得た良い心」を意味しています。

「背徳感」の対義語

ここまでは「背徳感」という言葉の類語を紹介しました。それでは、逆の意味をもつ対義語にはどのようなものがあるのでしょうか。 「背徳」の対義語は「道徳」 一般的に正しいとされるものや善いといわれるもの、義に満ち溢れたものなどを「道徳」といいます。背徳の対義語は道徳です。 よって、「背徳感」の対義語は「道徳感」と言いたいのですが、このような言葉は存在しませんので「正義感」という表現がふさわしいでしょう。 道徳・背徳を判断する基準は、合法・違法ではなく善・悪です。近頃では、法律を守っていれば道徳を守っており、法律を犯していれば背徳である、という風に意味を混同しがちですが、この考え方は本来の意味とは異なる解釈になっています。 英語でも同じ対義語 「道徳」の対義語が「背徳」であるのは日本語だけではありません。世界中の多くの国々で通用する言語である英語でも同じことが言えます。 道徳は英語でmoralといい、背徳は英語でimmoralといいます。immoralの「im」は否定を意味しており、道徳に反していることを示しています。ほぼ万国共通で「道徳」という哲学的な概念は考えられており、この言葉の重要性が垣間見えます。

道徳観

背徳の対義語は道徳です。道徳観は道徳についての総合的な見方を表現しています。つまり善や悪をわきまえて行動するために遵守しなければならない規範・規律ということです。 このような意味からも道徳観は背徳感の対義語といえます。

モラルがある

モラルは道徳という意味です。さらに行為の善悪を区別する態度、人の生き方や社会に対する精神的態度という意味ももっています。 背徳感が道徳に反することからも背徳感の対極にある対義語といえます。

「背徳感」の英語表現

背徳感を英語で表現するとimmoralityとなります。immoralityを分解してみると、morality(道徳)を接頭辞のimが否定することにより、immorality(背徳)となります。 日本語では背徳を徳に背くもので表現しています。一方、英語ではmorality(道徳)をimで否定してimmorality(背徳感)としています。

「背徳感」の意味を理解して適切に用いよう

背徳感は自分が行った道徳に背く行為から後ろめたさや疚しさを感じるという意味です。自分の欲求を抑えられず、行ったことに対して悔んだり、苛立ったりする場合に使われます。 背徳感の意味をよく理解してケースに応じて適切に用いるようにしましょう。

初回公開日:2018年04月12日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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