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「話を伺う」の敬語での使い方・類語・メールでの書き方

敬語

さまざまなビジネスシーンで使うことの多い「話を伺う」といった言葉。使ったこともあるのではないでしょうか。しかし改めてこの言葉の敬語表現は何が適切なのでしょうか。今回は「話を伺う」の言葉の敬語表現や二重敬語について、また例文や言い換え表現についてもご紹介します。

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「話を伺う」とは?

「話を伺う」とは?

ビジネスシーンなどでよく遭遇する場面があります。それは、「話を伺う」シーンです。商品やサービスの説明をしてほしかったり、状況を確認するために話を聞きたい、などシチュエーションはさまざまですが、どれも相手に働きかける必要があります。 そんなときによく使う言葉が「話を伺う」といった意味の言葉でしょう。友人や知り合いなど、気のおけない相手に対してならば「話を聞きたいんだけど」と簡単に伝えることができます。しかし、目上の人や取引先などにはそうはいきません。しっかりとした敬語を使う必要があります。 「話を伺う」の言葉の敬語についてご紹介します。状況に応じて使ってみてください。

敬語の種類

敬語の種類

まず敬語の種類からご説明します。小学校や中学校で学んだことではありますが、改めて意味を理解することで、場面に応じての使い分けができるといえるでしょう。ぜひ、復習も兼ねて確認をしてみてください。

尊敬語

目上の人や相手を立てるときに使う敬語です。つまり相手が行なう行動に対して使われる敬語となります。そのため、相手を「尊敬する」敬語となります。イメージとしては、自分から相手を上に持ち上げる感覚となるといえるでしょう。

謙譲語

自分の行動をへりくだるときに使う敬語です。「尊敬語」と異なるのは、自分の行動に対して影響してくる点と言えるでしょう。そのため、相手に対して「謙譲語」を使うのは間違いです。イメージとしては、自分から相手より下に行く感覚となるといえるでしょう。結果的に相手が上に行くので敬語につながります。

丁寧語

相手や自分に関わらずに使う、相手に対して配慮をする敬語です。「です」「ます」がこの「丁寧語」に値します。最もポピュラーでよく使われる敬語となります。イメージは対等な関係です。お互い相手に配慮を持ち、どちらが上、どちらが下を問わない敬語となります。

「話を伺う」の敬語での使い方

「話を伺う」の敬語での使い方

それでは「話を伺う」の敬語表現を確認していきましょう。実は「伺う」といった言葉のみで「謙譲語」の敬語表現となっています。多くの場合「話を伺う」=「話を聞く」といった意によく使われる敬語表現としては「お話をお伺いする」といった表現となります。 この使い方はよく目にすることもあるのではないでしょうか。この表現も誤りではないのですが、「お話~する」と「伺う」の二重敬語となっています。そのため「お話を伺いたい」であったり、「話を伺いたい」のみで問題はありません。 しかし、「話をお伺いする」といった言葉が一般的になっているので二重敬語だからといって使用してはいけないことはありません。中には「話を伺いたい」よりも丁寧に感じる人もいるので、「お話をお伺いする」を使うほうが良い場面もあります。不安な場合は「お話をお伺いする」を使いましょう。

「話を伺う」と「お話を伺う」の違い

「話を伺う」と「お話を伺う」の違い

前述したとおり、「お話を伺う」は二重敬語となります。中には「お話をお伺いする」といった使い方をする人もいますが、これも敬語の重複となります。 しかし、これらを使って違和感を感じる人は少ないといえるのではないでしょうか。特にビジネスシーンでは「お話を伺う」といった言葉を日常的に利用します。そこで「二重敬語だ」と怒る人の数は少ないでしょう。よって、二重敬語だからといって、絶対に使ってはいけないというわけではありません。 目上の人や、礼儀を気にする人は、逆に「お話」となっていないことを気にする人もいます。相手の性格や、自分との関係性を踏まえ、適切な言葉を使っていくようにしましょう。もし、相手が日本語や文章に精通した人であれば、二重敬語を避けたほうがよいでしょう。

「話を伺う」の類語

「話を伺う」の類語

「話を伺う」の類義語は、場面によって異なります。説明を受けたり、話自体を聞きたい場合に使うときは「話を聞きたい」を使うことが多いといえるでしょう。あくまで相手の話を聞くときなので、「聞く」といった言葉をそのまま使っても問題ありません。 敬語表現に直す場合には「話をお聞きしたいのですが」になります。また説明を聞きたい場合などには「ご説明をいただいてもいいでしょうか」を使うことも可能です。 続いて、「質問の意味を込めて話を聞く」場合になります。質問したいときに「話を伺う」といった言葉を使うこともあります。その際の類義語は「尋ねる」です。「お尋ねしてもよろしいでしょうか」といった言葉はよく使われることもあるのではないでしょうか。 また、ストレートに「ご質問してもよろしいでしょうか」も問題なく使えます。相手によってはストレートな言葉遣いが好まれることもあります。

「話を伺う」のメールでの書き方

「話を伺う」のメールでの書き方

「話を伺う」は実際に対面で使う時、電話で使う時の場合の他にメールでもよく使います。お問い合わせフォームに入力をしたり、初めて会う人とのアポを取る場面であったりとさまざまです。メールで使う場合には、どのような点に気をつければよいのでしょうか。 メールは電話と異なりどうしてもレスポンスが遅くなります。そのため、何に対しての話を聞きたいのか、また「伺う」は訪問なのか、話を聞くだけなのかを明確にする必要があります。「話を伺いたいのですが、よろしいでしょうか」といった文章だけだと、場合によって「話を聞く」だけなのか「訪問したい」のか誤読されてしまう可能性があります。 相手に何をしてほしいのか、自分が何をするかを明確にし相手に伝えるようにしましょう。スミカッコなどを使って、わかりやすくすることも効果的です。相手と自分との齟齬を無くすために小さな心配りをしていきましょう。

「話を伺う」の言い換え方法

「話を伺う」の言い換え方法

メールを書いていて、何度も同じ言葉を使ってしまうことに違和感を感じる人は少なくないのではないでしょうか。「話を伺う」といった言葉も、回数は多く使う言葉ではないからこそ、何度も使ってしまったときに違和感を感じこともあります。 そんなときは「話を伺う」の言葉を言い換えて、使用しましょう。具体例としては前述した類義語を使ったり、文章をまとめることです。特に文章をまとめるのは効果的です。何度も同じことを繰り返す文章は、メール本文でも読みづらくなってしまいます。長文になることに気をつけながらまとめるといいでしょう。

「話を伺う」の例文

「話を伺う」の例文

続いて「話を伺う」の敬語表現を使用した例文をご紹介します。ぜひビジネスメールなどの参考にしてみてください。相手に説明を受けたりすることを希望際には「話を伺いたいのですが」を使います。「お話を伺いたい」でも問題ありません。相手の説明や話を聞きたいことを明らかにしましょう。 相手に質問をする際には「○○について伺いたいのですが」を使います。この例文のあとにあらかじめ質問文を貼り付けておくと、相手もスムーズに回答することができます。対面で使用する場合には、相手に質問しても大丈夫か、時間はあるかも共に尋ねるようにしましょう。

「話を伺うことができ」とは?

場合によっては話を聞いたあとにお礼のメールや連絡をすることがあります。その時も「話を伺う」の敬語表現が使えます。その場合の例文としては「話を伺うことができ、大変勉強になりました」や「話を伺うことができ、参考になりました」など感想を一言つけくわえるようにしましょう。 また、その時は「お時間をいただきありがとうございます」など、一言付け加えるとさらに丁寧な印象を与えることができます。

「話を伺う」と「聞く」の違いとは?

「話を伺う」と「聞く」の違いとは?

「話を伺う」と「話を聞く」は同じ意味だと前述しました。しかし、ビジネスシーンではなるべく前者を使用したほうがよいでしょう。それは敬語の種類が関係します。「話を伺う」は謙譲語となり、相手を立てる敬語となります。 ですが、「話を聞く」を敬語にした場合「お話をお聞きしたい」といった表現となります。これは丁寧語となり、相手と自分の位は対等です。敬語として誤りではありませんが、やはり相手を立てる謙譲語を使用したほうがよいと言えるでしょう。

使いこなしてビジネスシーンを切り抜けよう!

使いこなしてビジネスシーンを切り抜けよう!

いかがでしたでしょうか。「話を伺う」といった言葉はビジネスシーンで使うからこそ、どんな使用方法が正しいか悩んでしまうこともあります。しかし、先輩が使っている場面から学んだりするのもいいでしょう。他にも、同僚や同期同士で添削してもらうと新たな発見が見つかることもあります。 「話を伺う」に限らず敬語は難しいですが、使うことを恐れず、敬語を武器にいろんなシーンで活躍していってください。

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