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法事の食事代は誰が出すのか・挨拶の例文とメニューの例・相場

更新日:2024年03月26日

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法事が行われた後には、喪主や遺族が食事をふるまうことがあります。この法事の食事代は、一体誰が出すのがふさわしいのでしょうか。ここでは、法事のあとに行われる食事について、詳しく紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。

法事の食事とは

法事や法要では、喪主や遺族が参列者に対して、食事をふるまうことがあります。この食事は、参列者への感謝の気持ちをこめたおもてなしです。また、参列者全員で故人についての思い出を語り合いながら、故人を偲ぶという目的があります。 法事の参列者は、このような理由から、法事の後に食事が設けられている場合には、よほどの事情がない限り出席する方がよいでしょう。喪主は、事前に法事の参列者の人数を確認し、人数分の食事を用意している場合が多いですので、すぐに退出しないように注意しましょう。 僧侶の方に対しても、食事には招待するのがマナーです。しかし、僧侶の方は多忙な場合が多く、食事には出席できないケースもあります。その場合には、御膳料として食事代を包んでお渡しするとよいでしょう。

法事の食事代は誰が出すのか

法事の後にふるまわれる食事代については、地域や家庭によって異なるのですが、施主が食事代を支払うことが一般的となっています。食事をする予定で参列する参列者の方に関しては、お香典に御膳代も含めて、少し多めに包んでくれている場合が多いです。ですので、結果としては、お香典の中から食事代を払うことになることが一般的でしょう。

法事の食事の挨拶の例文

法事が終わり食事が始まる前には、施主や喪主から、挨拶をするのが一般的となっています。その挨拶をする際の例文を以下で紹介いたします。 本日は菩提寺の○○さまにより、父の○○の法要を済ませることができました。 故人もさぞかし喜んでいることとおもいます。 皆さまには多忙な中、ご列席を賜り厚く御礼を申し上げます。 ささやかではございますが、お食事のご用意をさせていただきました。

法事の食事の呼び方

法事や法要の後にふるまわれる食事のことを、お斎(おとき)と呼びます。お斎というのは、仏教における「斎食(さいじき)」という言葉に由来します。斎食とは、正午などの決まった時間にとる食事のことです。「斎」というのは、神仏をまつる前に食事などを謹んで身を清めたり、神事を行うことを意味しています。 のちには、肉食をしないことに対しても「斎」という言葉を使用するようになりました。現在では、一般的に、法事や法要の後に、喪主や遺族が参列者に対してふるまう食事のことを指す言葉となっています。

法事の食事のメニューの例

法事の後に参列者に対してふるまわれる食事のメニューは、かつては肉や魚などを使用しない、精進料理がメインとなっていました。最近では、肉や魚がメインとなっている食事も多くあり、かなり緩やかなメニューもふるまわれるようになっています。 法事や法要を家で行う場合には、手作りでも構いません。多数の参列者の食事を準備するのが大変だという場合には、仕出し弁当や仕出し料理を注文するのも良い方法です。仕出し弁当や仕出し料理の出前では、指定時間に届けてくれるので、とても便利です。お斎を意識した仕出し料理がある業者もありますので、利用するのもよいでしょう。 店で食事をする場合には、出席者の人数を把握しておく必要があります。人数については、おおよその人数で構いません。人数と来店時間を告げて、事前に予約を入れておくようにします。法事用のメニューを頼み、慶事用の尾頭付の鯛やエビがないことを確認しましょう。

法事の食事の場所

法事の後に参列者にふるまわれる食事ですが、どのような場所で行われるのでしょうか。法事が行われる場所によって、食事をふるまう場所も異なります。家で法事を行った場合には、そのまま家で食事をふるまうことが多いです。お寺で法事を行った場合には、場所を移してお店で食事をふるまうことが一般的でしょう。 食事の時間は、法事が終わったあとですので、お昼から午後にかけての時間帯で行われます。参列者全員が席につき散会するまでには、2時間程度かかるのが一般的です。

家で法事を行った場合などでは、そのまま家で食事をふるまう場合が多いでしょう。家で食事をふるまうメリットは、参列者の方に移動せずに食事をふるまうことができる点です。参列者の方の中には、ご高齢の方や小さな子供がいる場合があり、移動をすることだけでも大変な場合があります。家での食事であれば、参列者はそのまま家でお膳を囲むことができますので、ゆっくりとできるでしょう。 その一方で、家で食事をふるまう場合には、家に参列者全員が入るような大きな部屋がなければ、対応することが難しいでしょう。また、食事を手作りした場合には、施主側の準備の負担も大きくなってしまうことがあげられます。

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初回公開日:2018年02月24日

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