【相手別】帯祝いのお金の金額相場・おすすめの服装・やり方

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帯祝いで神社などで祈祷を済ませた後は、両家揃って祝い膳を囲む食事会をすることがしきたりですが、安定期に入る時期といってもまだまだつわりが残る人もいるでしょう。家に招いて人数分の祝い膳を用意することは簡単なことではありません。 現代では帯祝いの儀式じたいも簡略化され、食事会も帯祝いの祈祷が終わった後に近くのレストランや料亭で揃って食事をするというスタイルが多くなっています。 しかしいくら簡略化されているとは言え、母子の健康と安産を願うお祝いの席です。お祝いに相応しい食事の内容やお店を選んでおきましょう。

昔は祝いごとにはお赤飯を炊いて、お祝いごとを多くの人と分かち合うために親戚や近所の人に赤飯を配る風習があり、これが今の内祝いの元になりました。 今でも地方によっては帯祝いでお赤飯を配る所もありますが、現代ではお祝いの食事会のスタイルもさまざまで、和食に限らず洋食や創作料理のレストランで食事会をする場合もあります。 食事会を行う予定のレストランや料亭に「帯祝いの食事会です」と予約を入れると、お赤飯の付いた祝い膳が用意されることもありますが、必ず必要なものではありません。つわりが残る妊婦さんは無理なく食べられるものを選びましょう。

「帯祝い餅」や「帯掛け餅」などと呼ばれ、地方によっては帯祝いの時に紅白のお餅を食べる風習が残る所があります。紅白餅の中に小豆が一粒入っていてお餅を開く際に小豆が割れれば女の子が生まれ、割れなければ男の子が生まれると言われていました。 しかし現代では各家庭で餅をつく習慣もほとんどなくなり、紅白餅の代わりにお饅頭やお砂糖を配る所もあります。

出典: 玉前神社境内にある十二神社（千葉県一宮町）｜無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

帯祝い当日は具体的にどのようなことをするのでしょうか。神社でご祈祷をお願いする場合と、御祈祷をお願いしない場合それぞれの帯祝いの当日の流れを簡単に紹介します。

御祈祷をお願いする場合は、事前予約が必要かどうかや祈祷料はいくらになるかをあらかじめ神社に確認しておきましょう。神社によって祈祷料に初穂料と腹帯代金が含まれた金額を納める場合があります。 ①社務所で受付を済ませて、初穂料を納めます。 初穂料は神社で決められている場合と決められていない場合があり、「お気持ちで」などと言われることもありますが、5,000円～10,000円が相場になっています。腹帯代金が含まれている場合は10,000円を初穂料として納めることが多いです。 ②本殿で御祈祷をしてもらいます。時間は概ね10分～20分くらいです。 一組ずつ祈祷する場合と何組か一緒に祈祷される場合があります。 ③御祈祷が終わると安産祈願のお守りや安産の文言の書かれた腹帯、祝い箸などを受け取り終了です。頂ける物の内容は神社によって異なります。

神社で御祈祷をお願いしない場合は、普段の参拝と同じように手水舎で手や口を清めてお賽銭を入れて安産祈願をします。安産のお守りや絵馬などを購入してもよいでしょう。

帯祝いの御祈祷が終わったらお祓いの済んだ腹帯をお腹に巻きます。巻き方は産院で教えてくれる場合が多いですが、地域によって夫が巻く所や妊婦の母親が巻く所などの違いがありますので、先に確認しておきましょう。

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帯祝いの時期は妊娠初期の辛いつわりの時期を乗り越え、お腹もだんだんと目立つようになり、ようやく妊娠の喜びや実感が湧いてくる時ではないでしょうか。 帯祝いの起源については諸説ありますが、古くは平安時代からあったという記述もあります。帯祝いの儀式を戌の日に行うことについては、多産でお産が軽いと言われる犬にあやかり、母体の健康と胎児の健やかな発育、そして安産の願いが込められています。 岩田帯とよばれる腹帯については、穢れや災いから身を守る斎肌(いはだ)帯がその語源となっており、岩のように強くて丈夫な赤ちゃんになるようにとの願いが込められています。 医療の発達した現代では安全なお産は当たり前のようになっていますが、それでも母子の健やかな健康を祈る気持ち、辛いお産が少しでも軽くなるようにとの願いは変わらず受け継がれています。 母体と胎児の健康のために、心穏やかにお過ごしください。