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【相手別】帯祝いのお金の金額相場・おすすめの服装・やり方

更新日:2024年09月20日

社会人常識

帯祝いとは妊娠5ヶ月目に入った妊婦の健康と胎児の健康、そして安産を願う儀式のことです。帯祝いに贈るお祝い金の相手別の相場や、帯祝いを贈る時期、そして帯祝いに相応しい服装とやり方、当日の流れなど知らないことの多い帯祝いについて紹介します。

帯祝いとは

帯祝いとは、妊娠5ヶ月目の戌の日に母子の健康や安産を願って行う、日本に古くからあるお祝いの行事です。帯祝いには妊婦にさらし布でできた腹帯を贈り、神社などで安産祈願をします。

相手別帯祝いのお金の金額の相場

帯祝いに送るお祝い金はいくらくらいが相応しいのでしょうか。相手別の金額の相場を紹介します。

夫の実家

妊婦の義理の親、つまり夫の実家が帯祝いに送る金額の相場は5,000円~10,000円です。実の兄弟や姉妹で帯祝いにお祝い金を贈る場合の相場も、同じくらいと考えていいでしょう。 お祝い金を贈る際に気を付けることは、4や9など「死」や「苦」を連想させる金額を避けることです。たとえ実の兄弟や姉妹でも安産と母子の健康を祝う帯祝いで、4や9などの縁起の悪い金額を贈ってしまっては、常識のない人と思われてしまいますので気を付けましょう。 またお祝い金には新札または、折り目のないピン札を使うことが礼儀とされていますので、事前に準備しておくとよいでしょう。

実の親

妊婦の両親、つまり実の親が帯祝いに贈るお祝い金の金額の相場は10,000円~30,000円です。 帯祝いで使う「岩田帯」と呼ばれるさらしでできた腹帯は、実の両親から妊婦に贈ることが一般的とされています。しかし地方によっては夫の両親から妊婦に贈られるところもあるので、帯祝いの時期が近付いてきたら日取りや腹帯の準備はどうするのか、二人が間に入って両家で打ち合わせをしておくとよいでしょう。 とくに初孫となると両家共に思い入れが強くなるので、後々揉めることがないように事前の話し合いをしておいた方がよいでしょう。

帯祝いにおすすめの服装

帯祝いにはどのような服装が相応しいのでしょうか。帯祝いで正式とされる服装やマナーは特にありません。しかし神社などでお祓いをしてもらい、両家揃って食事をするお祝いの席ですので、カジュアル過ぎる服装は好ましくないでしょう。 一般的にはワンピースやスーツタイプの少しフォーマルな服装がよいとされていますが、お腹を冷やしたり、締め付けたりすることのないように注意しましょう。また、神社では砂利や階段など歩きづらい所を歩く場合もあります。つまずきや転倒を避けるためにヒールの高い靴は履かないようにしましょう。 男性もジーンズやサンダルなどのカジュアル過ぎる服装は避けて、スーツを着用すれば間違いはないでしょう。

帯祝いはいつ渡すの?

帯祝いは妊娠5ヶ月目の最初の戌の日までには贈りましょう。12年に一度戌年が来るように、戌の日は12日に一度あります。5か月目の最初の戌の日にお祝いをすることが昔からの風習ですが、大安と重なる日にお祝いをしたり、妊婦の体調によっては日にちがズレることもあります。 したがって、妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に間に合うように帯祝いを贈れば失礼はないでしょう。

帯祝いのお返しはどうするの?

帯祝いでお金を頂いた場合に、お返しは必要なのでしょうか。帯祝いは自分たち夫婦と、両家の両親のごく限られた身内だけで行うお祝いなので、基本的にお返しは必要ないとされています。 しかし親戚や職場の同僚などからお祝いを頂いた場合には、内祝いとして頂いた金額の5分の1~3分の1の金額の物をお返しします。内祝いに付ける熨斗の表書きは「帯内祝」や「着帯内祝い」とし、お礼状を添えて贈ります。 基本的に両親から贈られた帯祝いのお返しは必要ありませんが、お礼の気持ちを届けたいのであれば、手紙を書いて感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。

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初回公開日:2018年02月20日

記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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