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更新日:2024年09月24日
ビジネスにおいて「折を見て」という言葉を間違えて使っていませんか。本記事では「折を見て」について、正しい使い方から、類語や英訳まで幅広い点で紹介しています。「折を見て」を正しく使えているという自信がない方は、ぜひこの記事を読んでみて下さい。
目次
「折を見て」という言葉を正しく使えていますか。あまり使わない言葉であるものの、回答を曖昧にできるというイメージがあるだけに、意味を誤解して使っていると取引先や上司などからの信頼を失くしてしまうこともあります。 本記事では「折を見て」について、正しい意味からシチュエーション別での使い方に加えて、類語や英訳まで幅広く紹介しています。 この記事を読むことで、「折を見て」を正しく使えば、言葉一つで相手から失礼な人と思われてしまったという惜しいミスを防ぐことができます。さらには、幅広い類語や英語表現を身に付けると、知的な印象を与えることもできるでしょう。 「折を見て」の使い方に不安がある方は、ぜひご一読下さい。
「折を見て」とは、時期やタイミングを見計らうことを意味します。その時、その場ではできないことを頼まれた場合などに、「タイミングを見計らって○○します」「都合のよいときに○○します」という意味で使われる言葉です。 ところが、これを単純に「後で○○します」という意味に解釈してしまうと、思わぬトラブルになりかねません。 「折を見て」は、正と負の両方のニュアンスがある言葉です。「折を見て○○します」という表現には、「タイミングのよいときに○○します」という意味と同時に、「都合がつかなければ○○しません」という意味も含まれています。 「折を見て」を使うときや「折を見て○○します」と相手から言われた場合には、その事案が実行されるかどうかについて保留された状態であることを念頭に置いておきましょう。
「折を見て」は何かをするに当たって、実行するかしないか、いつ実行するかなどを曖昧にした表現として「折を見て○○します」という形で使います。例えば以下のような場合です。 【例】 1.折を見てこちらからご連絡いたします。 2.折を見て私から上司に話しておきます。 3.いずれ折を見てお伺いするつもりです。 いずれの場合も、「実行する日は定かではないが、後日○○するつもりだ」という意味合いが文章に込められています。
既に述べたように、「折を見て○○します」と言うときにはいつ実行するか、実行するかしないかの判断を保留した状態です。このため、ハッキリと約束しづらい事柄について返事を曖昧にしたいときに「折を見て」を使います。 また「折を見て○○します」と相手から言われた場合は、いつそれが実行されるか、本当に実行されるかどうかに関しては相手が決定権を持っていることになります。確約できないというニュアンスを匂わせているので、あまり乗り気ではないのだと受け止めておきましょう。
「折りを見て」という言葉はメールや手紙の中でも使われます。もちろん、ビジネスメールでも必要に応じて「折を見て」を使います。 どんな使い方をするのかについては、以下にメール文を掲載していますので参考にして下さい。取引先から接待を受けたことに対するお礼のメールです。 「折を見て」の例文|接待に対するお礼メール 株式会社○○○○ 第2営業部 山川部長様 日頃よりお世話になっております。 ××会社事業開発部の田中です。 先日は大変ご馳走になり、ありがとうございました。 センスの良いお店をご紹介いただきまして、誠に嬉しい限りです。 折りを見て、今度は私が山川部長を美味しい創作料理のお店にご案内したいと考えております。 今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。 取り急ぎ、メールにてお礼申し上げます。
「折を見て」をメールで使う際の例文を紹介しましたが、会話においてはどのようなシチュエーションで使うのでしょうか。以下に会話の中での例文を紹介しましょう。 「〇〇さん、この企画書をチェックしていただけますか?」と部下からお願い事をされたものの、返事を曖昧にしたい場合に「折を見てチェックするから置いておいて」と答えることができます。 また、「ぜひうちの事業所にいらっしゃって下さい」と取引先から勧誘された時、明確に訪問するかどうかは不明という場合にも「折を見て訪問させて頂きます」と答えることもできるのです。 以上のように、行動の決定権がこちらにある時で、かつ返事を曖昧にしたい場面で使うことができます。
「折を見て」という言葉は一見便利なように見えるので、とりあえず使ってしまうことがあるのではないでしょうか。 しかし、間違って使ってしまうと思わぬ失敗を招いてしまう恐れがあるので、以下の注意点を守りましょう。
まずこれまでに解説した「折を見て」の意味を思い出して下さい。「折を見て」とは「タイミングを見計らって○○します」「時期を見て○○します」という意味でした。つまり、行動を起こすタイミングや時期を決定するのは「折を見て」を使う側にある、ということです。 例えば大切な取引先が同じ用件で何度も電話をかけてきたとします。何度も電話をかけてくるくらいですから、相手は早く返事が欲しいということです。そこであなたが「折を見てこちらからご連絡いたします」と言ったらどう思われるでしょうか。 取引先としては早く返事が欲しいのに、あなたは「自分にとって都合がいいタイミングで連絡する、いつ連絡できるかわからない」という返事を返したことになってしまいます。取引先から「失礼な奴だ」と思われても仕方のないところでしょう。
記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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