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本の「心を整える」の内容・名言・感想文の例・書評|長谷部

更新日:2024年03月02日

自己啓発

「心を整える」という本をご存知でしょうか。この本は、サッカー選手の長谷部誠さんが書かれた本です。気になっていたけれど読んだことはないという人も、普段本を読む習慣がないという人もぜひ一度読んでみてください。「心を整える」という本当の意味を知ることができます。

「心を整える」では長谷部さんの体験で書かれていますが、会社という組織もチームプレーが大切です。上司からの命令で、突然年下である自分が組織やチームを引っ張る立場に任命されることがあります。このような場面で大切なことは、相手(部下)の行動を良く観察することです。 意見が出ない時は率先して意見を出す、みんなが盛り上がっている時は一歩退くという行動が必要になります。「心を整える」の本の中に「自分と価値観が合わない人に対して、つい悪いところに目がいってしまう」という言葉があるのですが、これは会社などで働いていても同じような経験がある人も多いのではないでしょうか。 「心を整える」の中でも紹介されているのですが、こんなときこそ「いいところを探して、とにかく信頼してみる」ことが大切です。言葉にすると簡単ですが、良いチームワークを作るためにはこのことを意識して実践していくことが大切だと言えるでしょう。

信頼

「心を整える」では、サッカーというスポーツを通じた経験談で書かれていますが、スポーツだけではなくビジネスの場合にも自分の力を過信してしまい、周りの意見に聞く耳を持たずに自分ひとりで仕事を推し進めてしまうということがあります。個人競技ではない限り、スポーツでもビジネスでもチームワークが大切です。 チームワークを乱す行動は、結果として仲間からの信頼を失うことになります。相手からの信頼を得るために大切なことは、まず仲間を信頼することが大切です。周りの力が信じられず一人で全部やろうとしてしまうと、チームワークがなくなり、チーム全体のパワーがダウンしてしまいます。 「心を整える」の本の中では、実際に試合であった経験が元になっていますが、このような内容はビジネス社会でも多々起こっています。チームで何かを行う場合は、まず仲間を信頼する、仲間の意見に耳を傾けるという謙虚な姿勢が大切だと言えるでしょう。

脳に刻む

脳に刻むという項目では、読書をすることを勧めています。長谷川さんは、元々読書が好きだったわけではなく、移動中のバスの中で本を読んでいた先輩を見て「かっこいいな~」と思ったのがきっかけだったそうです。 本を読む習慣ができてから、特定のジャンルに偏らないように多くのジャンルの本を読むようにしているそうです。専門分野にいると、どうしても考え方などが偏ってしまいがちですが、自分とは違う職業の人たちの考え方に触れることで、また新たな気づきがあります。 本の種類はたくさんありますが、自分が一番入りやすいジャンルから本を読むという習慣を始めてみてはいかがでしょうか。

時間

「時間」というのは、誰にも平等に同じだけのものが与えられています。しかし、インターネットの普及や携帯ゲームの普及などで、自分で意識をすることのない時間を過ごしてしまっているという人も多いのではないでしょうか。 「心を整える」では、時間をマネジメントするということが紹介されています。時間は誰にとっても平等ではありますが、無限なわけではありません。いかに自分で意識をして時間を有効に利用するかが大切か、ということに気がつくことができるでしょう。

想像

「心を整える」では、想像することがいかに大切かということに気づかせてもらうことができます。相手の真意を想像する、最悪の状況を想像する、他人の失敗を自分に置き換えて自分の未来を想像することで、より良い方法を見つけることにつながります。 良い想像をすることも大切ですが、推し量るという意味の想像をすることの大切さがわかるのではないでしょうか。

脱皮

人は、安定を好み、変化を嫌い傾向があります。なぜならば、せっかく慣れた居心地の良いものを手放したくないという心理が働くためです。長谷部さんの言う脱皮とは、変化を怖れず変化に対応しようということです。 築き上げたものが大きければ大きいほど、手放すには勇気が必要ですが、変化が必要だと感じたときは、古い皮を脱ぎ捨てると自分でも想像しなかった新しい自分に出会うことができるでしょう。

誠(まこと)

「心を整える」の中の誠(まこと)には、自分自身のことと、正義を意味する誠の両方の意味で書かれています。 自分自身のことを意味しているという意味では、自分で自分に恥ずかしくない行動を取ることが大切だということを伝えています。正義の意味の誠では、正論をふりかざさないということが書かれています。 正論は、正論がゆえに相手を論破してしまうことがあります。相手を言い負かすのではなく、相手の意見に耳を傾けることの大切さに気づくことができるでしょう。

本の「心を整える」のなかの名言

「心を整える」の中に出てくる名言をご紹介します。長谷部さんは、サッカーの経験を通じてこれらのことを学んでいますが、この中に出てくる言葉は、すべての人に置き換えることができるのではないでしょうか。 【心を整えるの中の名言集】 ・「苦しいことには真っ向から立ち向かう」 ・「真のプロフェッショナルッショナルに触れる」 ・「自分と価値観が合わない人に対しては、つい悪いところに目がいってしまうが、いいところを探して信頼してみる」 ・「運を女性のように口説きなさい」 ・「勇気を持って進言すべきときもある」 ・「遅刻が努力を無駄にする」 ・「迷ったときこそ難しい道を選ぶ」 ・「目には見えない土台が肝心」

本の「心を整える」の感想文の例

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初回公開日:2018年04月08日

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