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更新日:2024年06月22日
納骨をおこなう際に、僧侶などを招き、ご遺骨をお墓におさめることを納骨式といいます。その納骨式の際には、僧侶にお布施を渡すことがマナーとなっています。納骨時のお布施の相場やマナーについて、詳しく紹介いたします。参考にしてみてください。
弔辞用の表書きの場合は薄墨で書かれますが、お布施の場合には、お布施を渡す僧侶の方に不幸があったわけではないので、普通の黒墨で書いて構いません。お布施の表書きは、「お布施」や「御布施」を使用しましょう。また、何も書かない場合もあります。場合により、「戒名御礼」や「開眼供養御礼」などの表書きを使用する場合もあります。 納骨式で僧侶の方に読経をあげてもらったからといって、お布施の表書きを「読経料」と書くことは避けるようにしましょう。あくまでも、お世話になったお礼としてお渡しするものがお布施です。支払う料金である、という考え方とは区別するようにしましょう。 お礼を入れた中袋の裏面には、住所・氏名・金額を記入します。金額を記入する場合には、頭に「金」を付けるようにします。漢字は旧字体を使用し、「金○圓」と記載します。すでに「御布施」の表書きが書かれた封筒を使用する場合は、裏面に記載をします。
お布施は不祝儀袋とは異なり、僧侶へのお礼の意味を込めてお渡しする物です。ですので、水引を付けない方が丁寧だという考え方があります。しかし、水引の有無や色については、地域や風習によって異なります。 水引を使用する場合では、一般的には黒白の双銀の水引を使用しますが、関西地域や北陸の一部地域では、黄白の水引を使用される風習があります。使用される水引は、ともに結び切です。水引を使用する地域でも、何に対するお布施かにより、水引の色がかわります。建墓時の開眼法要や、戒名のいただいた際などでは、赤白の水引を使用する場合もあります。 水引については、地域や風習によって異なりますので、お住まいの地域の風習を確認してみてください。特に風習がない場合や、地域の風習がわからない場合には、水引を使用しないこと自体は間違いではないので、水引のない封筒でお渡ししても問題はないでしょう。
お布施を渡すタイミングについて、悩まれる方がいらっしゃるでしょう。基本的には、僧侶の方が読経とあげていただいた際に、都度お渡しするのがよいでしょう。渡すときには、お礼の入った包みや封筒を、直接お渡しすることはマナー違反となっています。渡す際には、小さなお盆の上にお布施を乗せて、渡すようにしましょう。 お布施を渡す際に使用する小さなお盆は、切手盆や祝儀盆と呼ばれます。お布施を渡す際に使用される、長方形型の小さなお盆です。正式には、黒漆塗りが一般的ですが、ない場合は近い形や色のお盆を使用しても構いません。 お盆が用意できない場合には、お布施をふくさに包んでお渡ししても構いません。ふくさの包み方は弔辞用です。僧侶の前でふくさを開き、ふくさにお布施を乗せた状態でお渡しするようにしましょう。ふくさからお布施を取り出して、直接手渡しすることはやめましょう。
納骨時のお布施の相場は、一体どのくらいなのでしょうか。寺院や宗派別に紹介いたします。ぜひ、参考にしてみてください。
東本願寺への納骨は、事前に地元のお寺から申し込まなければなりません。まずは、お寺に相談してみるとよいでしょう。その際に、お寺の方にお布施の相場についても聞いてみると、お布施の相場について教えてくれるでしょう。東本願寺に納骨する場合の相場は、10万円ほどが相場でしょう。HPにも記載がありますので、参考にしてみてください。
知恩院への納骨の場合のお布施の相場は、一般的な相場と同じ、3万円ほどでしょう。納骨する際に何段階か選ぶことができるそうです。お布施について、どのくらい包めばよいのかわからない方は、直接知恩院に問い合わせてみるのもよいでしょう。
高野山への納骨の際のお布施の金額の相場は、一般的なお布施の相場と変わりなく、3万円ほどでしょう。四十九日の法要や開眼法要と、同じタイミングで納骨式を行う場合には、お布施もその都度渡すことになるため、用意をするようにしましょう。
曹洞宗での納骨の場合も、四十九日の法要の際のお布施と同額や、3万円から5万円ほどが相場といえます。本堂で行う場合には、本堂の使用料なども定められている場合もありますので、事前に確認してみるようにしましょう。
記載されている内容は2018年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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