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参考文献のURLの書き方や例文|letex/word/スライド・注意点

書き方・例文

文書を作成するときに外せない参考文献。参考文献のURLを適当に書いてしまっているという方は多いのではないでしょうか。この記事では、参考文献のURLの書き方や、実際の使用例、注意すべきポイントについて紹介しています。気になる方は、ぜひ読んでみてください。

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参考文献のURLってどう書けばいいの!?

参考文献のURLってどう書けばいいの!?

学生や研究職に携わっている方であれば、レポートや論文を作成するときなど、参考文献を書かなければならない機会は多いです。社会人の方も、プレゼンテーションを行う際などには参考文献を記述しなければなりません。インターネット上で収集した情報を使用したときは、そのURLを明記する必要があります。 しかし、いざ参考文献のURLを書くとなると、どうしていいかわからないという方は多いのではないでしょうか。わからないからといって適当に記述してしまうと、その論文の信用性は著しく下がってしまいます。 そのようなことを避けるためにも、参考文献のURLの正しい記述方法を覚えておくべきではないでしょうか。そこで今回は、参考文献のURLの書き方や例文、注意点などをご紹介します。

参考文献とは?

参考文献とは?

そもそも参考文献は、どうして書かなければならないのでしょうか。その意義は大きく2つあります。

剽窃を疑われないため

剽窃を疑われないため

参考文献を書く理由の1つは、「剽窃(ひょうせつ)を疑われないようにするため」です。剽窃とは、つまり盗作を意味します。 本文中や文末に参考文献を記述していないと、それが作者が発見、考案したものなのかどうかがわかりません。たとえ自分に悪意が無いのだとしても、勝手に他の人の情報を記述すると、パクリ疑惑や盗作疑惑が生まれてしまいます。 しっかりと情報源に敬意を示すためにも、参考文献はしっかりと明記する必要があります。

読み手が情報源を辿れるため

読み手が情報源を辿れるため

「読者が情報源を辿れる」ということも、参考文献を書く理由の1つです。例えば、あなたがある実験の結果を引用して、自分の論文を作成したとします。その論文を読んだ方は、もっと詳しくその実験を知りたいと考える可能性があります。その際に、参考文献が書かれていないと、実験を発表した論文に辿り着きづらくなります。 また、世に出ている論文は、必ずしも正しいものだけではありません。中には間違った情報を発表している論文もたくさんあります。ソースを明記することで、読み手が実際にその論文を読んで判断することができます。 また、引用した情報が個人のブログ由来のものと、有名な雑誌に記載されている論文に由来するものであれば、信用性の差は明らかです。 科学は、情報の積み重ねで発展してきました。参考文献を明記することは、人類の知恵を発展させていくためにも、非常に重要なことです。

参考文献のURLの書き方

参考文献のURLの書き方

それでは、参考文献のURLの書き方を例とともにご紹介します。

LaTeX

LaTeX(ラテック、ラテフ)はマークアップをした文書を作成できる組版処理システムです。比較的長い文書を作成するときに重宝されています。また、数式に強いという特徴があるため、科学的な文書を作成しやすいです。 LaTeXにおける参考文献は、「thebibliography環境」の中に"\bibitem"を書き、参考文献をラベルすることで記述します。しかし、LaTeXの特殊文字の関係で、URLをそのまま記述すると予期せぬ結果が返ってくる可能性があります。 URLを書く際の記述方法をいくつかご紹介します。

特殊文字の前に"\"をつける

LaTeXで参考文献のURLを記述する1つ目の方法は、「特殊文字の前に"\"をつける」という方法です。LaTeXの特殊文字の例としては、パーセント(%)やアンダーバー(_)が挙げられます。これらを"\%"や"\_"というように記述します。

使用例

使用例をご紹介します。 \documentclass{jsarticle} \begin{document} \begin{thebibliography}{9} \bibitem{kourei_syakai} 平成29年版高齢社会白書(全体版)、内閣府ホームページ http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/zenbun/29pdf\_index.html \end{thebibliography} \end{document}

パッケージURLを使用する

LaTeXで参考文献のURLを記述する2つ目の方法は、「パッケージURLを使用する」という方法です。この方法では、特殊文字を意識する必要が無いので、"\"を使用せずに書くことができます。プリアンブル部分に"\usepackage"コマンドを使って、「パッケージURL」と「パッケージhyperref」を使用します。 プリアンブル部分とは、"\documentclass"と"\begin{document}"に囲まれた部分を指します。

使用例

使用例をご紹介します。 \documentclass {jsarticle} \usepackage{url} \usepackage[dvipdfmx]{hyperref} \begin{document} \begin{thebibliography}{9} \bibitem{kourei_syakai} 平成29年版高齢社会白書(全体版)、内閣府ホームページ http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/zenbun/29pdf_index.html \end{thebibliography} \end{document}

Word

Wordはマイクロソフトが販売している文書作成ソフトです。Wordで参考文献を書く様式は、大学や企業が指定しているものがあれば、そちらを優先しましょう。今回は、一般的な書き方をご紹介します。 URLを記述するときは、アクセスした日時を明記する必要があります。書籍に比べて、インターネット上の情報は変更や削除がされやすいです。そのため、閲覧日をきっちり書いておきましょう。また、URLをコピーペーストすることで、ハイパーリンクが自動的に設定されます。 使用例をご紹介します。 内閣府.(2017).『平成29年版高齢社会白書(全体版)』.http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2017/zenbun/29pdf_index.html,(参照 2018-01-01)

スライド

スライド

マイクロソフトが販売するPowerPointは、プレゼンテーションで使うスライドを作成することができるソフトです。スライドでは、画像やイラストを使用する機会が増えます。使用した図などの下に、小さく参考文献の情報を記述します。URLは最後のスライドに記述しておきます。 Wordと同じように、URLをコピーペーストすることで、自動的にハイパーリンクが設定されます。見やすさを意識することはですが、参考文献を派手に書く必要はないでしょう。

参考文献のURLを書く際の注意点は?

参考文献のURLを書く際の注意点は?

参考文献のURLを書くときには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。いくつかの重要なポイントをご紹介します。

日付

参考文献のURLを書くときは、閲覧した日付を付けるようにしましょう。インターネット上の内容は変更されたり、削除されたりしやすいからです。書き方を例に挙げると、「2018年1月1日アクセス」や「参照2018年1月1日」となります。 世界的には西暦が一般的なので、特に指定が無ければ西暦を使用しましょう。また、可能な限りそのページが更新された日時も明記しておきましょう。

長い

URLに日本語などの英語以外の言語が含まれている場合などには、URLがとても長くなることがあります。このとき、見栄えが悪いと感じてしまう方は多いのではないでしょうか。この場合、URLを短縮するサービスを利用することで、短いURLを使用することができます。 しかし、この方法にはデメリットがあります。それは、万が一サービスが機能しなくなったときに、URLが意味を成さなくなってしまうことです。そのため、短縮サービスを使うよりも、「URLをそのままコピーせずに、日本語の部分は日本語で書く」方法をおすすめします。 この方法は、そのままコピーすると"%"などの記号だらけになってしまうところを、自分で入力します。このURLでも、しっかりと目的のページにアクセスすることができます。

改行

参考文献に長いURLを記述するとき、気になってしまうのが改行です。通常であれば、英単語が改行部分に差し掛かってしまったときは、ハイフン(-)を使用して、ひとかたまりの単語であることを示します。 しかし、URLの場合は、ハイフンを付けることで間違ったURLになってしまい、本来のページを参照することができなくなります。URLに含まれるスラッシュやアンダーバーなどの区切りのいい部分で改行するか、単語の途中で区切るかは、書き手の好みによって判断されます。

アンダーバーなどの特殊記号

LaTeXでは、アンダーバーなどの特殊文字に注意を払わなければなりません。何も考えずにURLを記述すると、特殊記号のせいで予期せぬ結果が返ってくる可能性があります。それを防ぐためには、いくつか方法がありますが、一番簡単な方法は特殊記号の前に"\"を書けばよいです。

順番

参考文献を書く際は、本文で引用、参照された順番で記述していきます。同じページから複数回参照している場合でも、文末や最後のスライドに書いておくのは1つで大丈夫です。

フォント

フォント

大学、企業、学会などでは、フォントや文字の大きさといったスタイルが規定されていることが多いです。参考文献のURLにおいても、それらに従ったものを優先しましょう。指定が無い場合、参考文献でも同じフォントを使用しましょう。また、基本的には、かわいいから、かっこいいからといって、奇抜なフォントは避けましょう。

参考文献のURLを正しく書けるようになろう!

参考文献のURLを正しく書けるようになろう!

いかがだったでしょうか。今回は、参考文献のURLの書き方や使用例、どのような点に気を付ければよいのかなどについてご紹介しました。 文書を作成するときに使用するソフトによっては、参考文献の書き方に多少の違いはあります。しかし、明記する意義や注意すべき事柄は一緒である部分が多いです。 インターネットは、他の媒体よりも情報を集めやすいというメリットがあります。素早く、大量の情報を得ることができます。その一方で、情報を発信する人の責任は、他の媒体に比べて重くないために、間違った情報や、偏った情報もたくさん存在しています。 参考文献としてインターネット上の情報を使用する際は、本当にその情報が信頼できるものであるか、今一度よく考えてから使うようにしましょう。

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