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三回忌のお布施の金額の相場|浄土真宗/曹洞宗/日蓮宗・注意点

更新日:2024年11月17日

社会人常識

三回忌などの法要を執り行うにあたり、分からないことが沢山出てきます。当日に困らないためにも、事前にしっかりとした準備が必要です。ここでは、三回忌のお布施の相場から準備の仕方、お渡しするまでをまとめました。マナーを守って故人を十分に供養しましょう。

三回忌のお布施の相場はどのくらい?

お布施とはそもそも何を示すものなのでしょうか。ここでは、お布施の持つ意味を説明いたします。 「布施」とは、仏教の「六波羅蜜」という修行法のうちの一つで、人に施しを与えることを言います。主に「財施」「法施」「無畏施」の三つがありますが、ここでいうお布施は金銭・衣服・食料などを施す「財施」に当たります。 お布施は、お寺やお坊さんに「あげる」ものではなく、ご本尊に「捧げる」ものですので、受け取ったお坊さんも「頂きます」ではなく、「お預かりします」と言われます。 また、前述したように、お布施は何かの対価として払うものではなく「気持ち」ですので決まった金額はありませんが、三回忌の大まかな相場は1万円~5万円程度とされています。ただし、通常三回忌のお布施は3万円~5万円が多く、葬儀の際には、宗教や地域によって金額に違いがあるものの三回忌においてはその違いもありません。

浄土真宗の特徴と三回忌の相場は?

浄土真宗とは、浄土信仰に基づく日本仏教の宗旨です。浄土真宗には本願寺派や真宗大谷派など、真宗十派と言われる加盟団体があります。 加盟団体毎の三回忌のお布施の相場に大きな違いはなく、3万円~5万円です。

曹洞宗の特徴と三回忌の相場は?

曹洞宗は中国の禅宗五家の一つで、日本仏教においては禅宗の一つです。 お布施の価格は、浄土宗や浄土真宗などと比較すると若干高いといわれておりますが、三回忌のお布施の相場に大きな違いはなく3万円~5万円です。

日蓮宗の特徴と三回忌の相場は?

日蓮宗は法華宗とも言われている日本仏教の宗旨の一つです。 お坊さん(導師)にお渡しする三回忌のお布施は、ほかの宗教と同様で3万円~5万円が相場です。

真言宗の特徴と三回忌の相場は?

真言宗は空海(弘法大師)によって9世紀初頭に開かれ、真言陀羅尼宗や曼荼羅宗、秘密宗とも言われています。 前述のとおり、葬儀の際には宗教や地域によって金額に違いがあるものの、三回忌においてはその違いもありませんので、真言宗でも三回忌の相場は3万円~5万円です。

三回忌のお布施の準備のしかたについて

実際にお布施を準備する時に金額の他にも気を付けなければならないことがあります。どのような袋に入れるか、どのように書くかなど気になる方はたくさんおられるでしょう。ここでは、袋の種類や書き方について説明いたします。

のし袋の選び方

選ぶべき包みは2種類あります。奉書紙か無地の封筒か、ここではこの2種類の包み方について説明します。

お布施は奉書紙で包む?

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初回公開日:2018年02月18日

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