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「たわわ」の意味/語源/使い方・ネット用語・たわわちゃん

更新日:2023年12月18日

言葉の意味・例文

たわわという言葉の意味をみなさんはどのように捉えているでしょうか。女性の人たちをたわわなオッパイという言い方をしている男性たちもいるようです。たわわなオッパイとは、枝から垂れ下がれる果実のようなオッパイということです。言葉の意味には、枝と果実の関係があります。

古来の人たちも、日本人はこよなくお米を愛している民族です。お米が好きでないという言い方をすれば、昔ならお前は日本人ではないと言われていた可能性もあります。もちろん、お米は、日本人に欠かすことができない存在です。 そして、神社や、家庭の神棚にも、宮中でおこなわれる神事にも、神様にささげる供物とされています。お米は、ただ私達が日常生活に食べるもの以上に、大きな意味を持ち、神様にも繋がっていると考えていいでしょう。 そのような意味では、今日はごはんがないから、パスタでいいということには、本来ならあり得ないはずです。

たわわに実った稲穂が風に揺れる

ですから、日本の原風景として、当たり前にたわわに実った稲穂が風に揺れる田んぼの風景が登場して来て、いまでも、そのような風景に対して、居心地の良さや懐かしさを感じているのではないでしょうか。 どんなに都市では開発が進行しても、そのような風景から、私達は切り離して生活することができないはずです。ですから、たわわという言葉も、お米に当たり前に密着していたと考えることができます。たわわという言葉も、お米同様に切り離すことができない存在です。

古語

たわわだは、古語なら「たわわなり」となります。形容動詞の連用形が「たわわに」です。

たわわなり

たわわなりは、たわみしなうほどだという意味であり、「大きなる柑子(かうじ)の木の、枝もたわわになりたるが周(まは)りを」(徒然草)と言った感じで、昔から使用されていた言葉です。 辞書には「大きなこうじみかんの木で、枝もたわみしなうほどに実がなっている木のまわり」という意味で記載されています。

たわ-わ・なり 【撓なり】 形容動詞ナリ活用 活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ} たわみしなうほどだ。 出典徒然草 一一 「大きなる柑子(かうじ)の木の、枝もたわわになりたるが周(まは)りを」 [訳] 大きなこうじみかんの木で、枝もたわみしなうほどに実がなっている木のまわりを。

「たわわ」の使い方

たわわという言葉の意味を、現代社会において正しく使用しているかチェックをする必要があります。たわわに実るというのはどのような意味でしょうか。 たわわに実るという意味は、木いっぱいに実がなるという意味であり 、枝いっぱいに実がつく 、または たくさん実る、豊作と言った意味があります。

たわわに咲くの意味

たわわに咲くという以外に更に、たわわという言葉を、いろいろなシーンで利用します。たわわに赤い実がなっている、たわわに咲いていた、たわわに柑橘類のみのった、たわわに檸檬が色づきなどなどです。 たわわという言葉を知っているとついつい使用したい気持ちになるのは、私達は日本人としての居心地の良さや懐かしさをたわわという言葉に求めているせいである可能性があります。

たわわに垂れる稲穂

やっぱり、日本人は、なんと言っても、たわわという言葉の意味に、たわわに垂れる稲穂というものをイメージしたがっているのではないでしょうか。しかし、たわわに垂れる稲穂というイメージとは、ちょっと違った感じで、たわわという言葉を使用してしまっていることはないでしょうか。 「撓む」は実の重さなどに対して使われることが多く、そのような意味で、お花に使うのは、どうかと思っている人たちもいるでしょう。しかし、お花のシーンにおいて、稲穂のように使用したい気持ちも非常に理解でき、間違いということはないでしょう。 たわわという言葉を別の言い方をすれば、咲き溢つ(さきこぼつ)・咲き溢れる(さきこぼれる)などがそれに当たり、大きく育つという別の意味がありますが、大きく育ち、溢れそうなイメージです。

上野公園のシャンシャン

大きく育つという意味では、最近の上野公園のシャンシャンも、大きく育ち、ついついたわわという言葉を使用してしまいそうですが、何かシャンシャンにたわわという言葉を使用するのは、間違いではという気持ちにもなるでしょう。 それは、イネ、果実、お花という植物に使用しているものを動物に使用するのは変だという思いでしょうか。シャンシャンも、たわわに育っているというニュアンスは理解出来るものの、動物にはたわわという言葉をそれほど使用するべきではないでしょう。

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初回公開日:2018年01月30日

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