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履歴書に「以上」の記載は必要か・書き方と記載場所・意味

更新日:2024年11月17日

社会人常識

履歴書の職歴欄に記載する「以上」という言葉、どのような意味があるかご存知ですか?ここでは、履歴書の職歴欄に「以上」を書く理由や「以上」の正しい記載位置などをまとめました。履歴書の「以上」の正しい書き方を学び、採用者の印象を良くしましょう。

履歴書の「以上」の意味

就職・転職を目指す人にとって最初の関門と言えるのが、書類選考なのではないでしょうか。履歴書の書き方にはいくつかのルールがあります。ルールにのっとってきちんと作成し、採用者の印象を良くしましょう。 履歴書作成におけるルールで押さえておきたいのが、職歴の最後に記載する「以上」の書き方です。 この「以上」には、「これ以上何もありません」という意味があります。「以上」を記載することで、職歴がどこまでなのかがひと目で分かります。それと同時に、応募者の経歴が第三者によって改ざんされるのを防ぐ役割もあります。 「以上」の意味をしっかり理解し、履歴書を作成したら必ず見直しをして提出しましょう。

履歴書の「以上」の記載場所

履歴書には、学歴や職歴を記載する欄があります。履歴書の経歴の書き方は、まず一番最初の行の中央に「学歴」と書き、以下中学卒業から学歴を記載していきます。学歴が書き終わったら、一行空けて次行の中央に「職歴」と書き、以下職歴を記載していきます。

学歴

履歴書における学歴は、中学校卒業以前のものは書く必要はありません。中学校卒業、もしくは高校入学から記載してください。 学歴の欄では「以上」は記載しません。その理由は、職歴がない場合でも職歴欄では「なし」と記載し、「以上」で終わるというのがルールだからです。つまり、履歴書の「以上」は、学歴ではなく職歴でのみ記載する言葉です。

アルバイトも記載するのか?

正社員の求人に応募する場合、一般的に履歴書ではアルバイト歴の記載はしません。しかし、正社員と同等の役割や仕事を担当していたり、応募先の会社に活かせるような業務内容であったりする場合は、自己アピールとして記載しても良いでしょう。 また、正社員を退職してからアルバイトを長期間していた場合や、正社員歴がないフリーター・既卒者の場合も書いた方がいいでしょう。空白期間があると捉えられるのを防ぐことができます。 職歴欄にアルバイト歴を記載する際も、「以上」を忘れずに書いてください。

「以上」を書く行・位置は?

「以上」を記載する行・位置は、履歴書の職歴欄の最終行の次行に右寄せで書くのが一般的です。 現在学生であったり、職歴がなかったりする場合は、「職歴」の次行に左寄せで「なし」を入れ、さらに次行に「以上」を右寄せで書きます。 現在勤務している会社がある場合は、職歴欄の最終行に左寄せで「現在に至る」と記載し、次行に「以上」を右寄せで書きます。

一行空けて書かないのか?

職歴欄の最終行から一行空けて「以上」を記載する方法を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか? 「以上」は「これで終わりです」という意味で記載します。また、応募者の経歴が第三者から改ざんされることを防ぐ役割もありますので、最終職歴と以上の間に空欄はあってはいけません。ですので、職歴欄の最終行からは一行空けずにすぐ次の行に記載するのが正しい書き方になります。

職歴が次のページにまたぐ場合は?

職歴が2ページにまたぐ場合、1ページ目にも「以上」は記載するのでしょうか? 2ページにまたがって職歴を記載することになった場合は、1枚目の最終行に「次項へ」、2枚目の冒頭に「前頁より」と記載してから、続きを書いていきます。 もしも、1枚目の最終行で職歴を書き終えてしまった場合は、どこかを削って短くしたり、フォントを小さくしたりして「以上」を書く行を確保しましょう。

「以上」は枠外でもいい?

職歴が多く、「以上」を入れる行がどうしても確保できない場合、職歴欄の最終行の右端に「以上」と書いてもかまいません。 ただし、これだと余白がなくて窮屈な印象を与えてしまいます。履歴書にも見映えは大切ですので、枠外に付け加えるようなカタチで記載しないようにしましょう。

職歴を書く際の注意

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初回公開日:2018年02月03日

記載されている内容は2018年02月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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