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累計の意味と類語・累積との違い・使い方|累計発行部数

更新日:2024年01月10日

言葉の意味・例文

売り上げの計算などでよく目にする「累計」という言葉ですが、正しい使いかたはご存知でしょうか。この記事では、累計の意味や類語、よく似た言葉「累積」との意味の違いを紹介しています。この機会に、正しい使い方ができているか確認してみましょう。

「累計」と似た意味を持つ言葉のひとつに「総計」が挙げられます。総計は、「総計する」という動詞になると、全体をひっくるめて計算することという意味になります。また、「総計」そのものには、全体をひっくるめて計算してでた合計という意味があります。

合算

「累計」と似た意味を持つ言葉のひとつに「合算」が挙げられます。合算は、一緒に合わせて計算することという意味を持っており、具体的には「両親の収入を合算する」などという使い方をします。

トータル

「累計」と似た意味を持つ言葉のひとつに「トータル」が挙げられます。トータルには、合計することという意味があります。具体的には、「今月の支出をトータルする」などという使い方をします。

累計と累積の違いとは?

「累計」とよく似た言葉に「累積」というものがあります。以下では、「累計」と「累積」の違いについて紹介します。ぜひ、参考にしてください。

累積の意味

「累計」とよく似ている「累積」には、物事が次から次へ重なり積もること、重ね積むこと、累加、累算という意味があります。累積の類義語には蓄積という言葉があり、たくさん蓄えることという意味を持っています。 具体的には、「累積赤字」「疲労が累積する」などという使い方をします。

小計の合計か1つのものの積み重なりか

すでにお伝えしたように、「累計」には部分ごとの小計を順次に加えて合計を出すこと、「累積」には物事が次から次に重なり積もること、重ね積むことという意味があります。 累計は、あらゆる種類のもの(小計)が合わさったものを指す言葉であるのに対し、累積は1つのものが積み重なったものを指す言葉になります。2つの言葉は、あることの合計を指す言葉ですが、あらゆる種類のものなのか、1つの種類のものなのかという違いがあります。 また、累計は主に計算で用いるのに対し、累積は「疲労が累積する」のように、計算以外でも用いることができます。

累計の使い方について

これまで、「累計」の意味や類語、よく似た言葉である「累積」との違いについて紹介してきましたが、以下では、実際に「累計」という言葉を使う際の具体的な使い方を紹介します。ぜひ、参考にしてください。

売上を累計する

「累計」の具体的な使い方のひとつとして、「売上を累計する」という表現があります。「累計」は、小計を加えていって合計を出すという意味を持っているので、この場合は複数ある売上の合計を出すという意味になります。具体的には、以下のような行為のことを指します。 ・商品Aの売上=10,000円 ・商品Bの売上=10,500円 ・商品Cの売上=30,000円 10,000円+10,500円+30,000円=50,500円

累計発行部数

「累計」の具体的な使い方のひとつに、書店などでよく目にする「累計発行部数」という言葉があります。「累計」は、小計を加えていって出た合計の数を指す言葉であるため、この場合はある作家が出版した本の合計のことを指します。 例えば、作家Aが3種類の本を出版していた場合、以下の数字が累計発行部数になります。 ・小説A=50万部 ・小説B=30万部 ・小説C=65万部 50万+30万+65万=145万部

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初回公開日:2018年02月01日

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