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更新日:2024年07月30日
皆さんは「差異」という言葉をご存知でしょうか。「差異」なのか「差違」なのかで迷われることはありませんか?そこで今回は「差異」という言葉にクローズアップして、その意味や「差違」とはどのように違いがあるのか、意味や使い方を交えて詳しくご紹介してまいります。
「相違」は意外にも使い方を誤っている方がいらっしゃいますので、例文を交えてしっかりと覚えていただければ幸いです。 【例文】 ・この報告書には事実と相違する点があることを気付いているだろうか ・彼と彼女の性格には相違がある ・考えに多少の相違はあるものの目指す方向は同じだと言える
あまり使い慣れない「齟齬」についても、ビジネスシーンで使われることがありますので、覚えておきましょう。「齟齬」は使い方によってはネガティブな意味の表現となりますので注意しましょう。 【例文】 ・開発チームと現場の人間との間で商品コンセプトに齟齬が生じている ・もともと指示された仕事内容と、実際に支持された内容に齟齬がある ・貴社との契約に際し齟齬があれば失礼ですので再度確認させていただきます
或るものから或るものが離れていくさまを表す「乖離」は、対象を人だけに留まらず、政治や現状など事柄も含めた意味で使うことができます。 【例文】 ・人心から乖離した政治である ・現実から乖離した議論を繰り返しても無意味だ ・若者と高齢者の意識の乖離は深まる一方だ
今回は「差異」という言葉についてご紹介してまいりましたが、いかがでしょうか。 何気なくその時のニュアンスで「差異」や「差違」「相違」「乖離」などを使っていたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。しかしそれぞれの言葉には少しずつ持つ意味合いが異なり、使い分けができることが分かりました。 日本語には同じように、同じ読み方や似たような意味で使われているけれども意味合いが異なっていたり、知られていないけれど誤用の言葉もありますので、ぜひとも大人の嗜みとして正しい日本語を理解して使いこなしたいところです。私たちもこれからは正しい「差異」に気づき使いこなせるようになりましょう。
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