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ホリックの意味/英語/類語・ホリックを使った言葉|ワーカホリック

更新日:2024年04月28日

言葉の意味・例文

「ホリック」の言葉は、二次元作品などで用いられることが多いのですが、精神に関して起きる病的な話でも「ワーカホリック」や「アルコホリック」などの言葉があります。依存症とどう違うのかなども含めて、「ホリック」についてを説明しています。

依存症

まずは日本語である、「依存症」から見ていきましょう。この読み方は「いそんしょう」ですが、一般的には「いぞん」と読まれています。「いぞん」と読むことが広まり過ぎていることから、患者側に違和感を与えないよう、医療の中でも「いぞん」と読まれることもあります。 「依存症」というのは「自ら行う・摂取するものを止めることができない状態」であり、これにより「日常生活に支障がある」ことも含めて、それが「依存症」であることを判断します。自分の力ではどうにも止めらない特徴を持ちますが、正しい治療を受けることで回復することは可能です。 「ホリック(中毒)」との違いは、「依存症」=「(強迫観念的に)頼る」、「中毒」=「(作用により)正常な状態ではない」です。「依存症」は「(必ず行う必要はないと分かっているのに)行わないと」と思う強迫観念が伴い、「中毒」は強迫観念なく「し過ぎて症状が起きている」の意味を持ちます。

アディクション

「アディクション(addiction)」の意味は「耽ける・常用癖・耽溺性・嗜癖・中毒・渇望」などで、主に「薬物中毒」の意味で用いられています。「中毒」に加えて「嗜癖・耽溺性・常用癖・渇望」とあり、これらは薬物中毒状態と結び付きます。 薬物中毒は、薬物摂取・薬物作用を受ける・離脱状態・離脱状態解消のために薬物を再び摂取・を繰り返すと身体に抗体ができる・薬物摂取量が増える・を繰り返すことで脳や内臓機能に負担がかかり・死に至る、という流れがあります。 一般的には、離脱〜再び摂取するまでの段階が多く、このように「渇望を覚えて(身体・生活に害のあることを)摂取を繰り返す常用癖・嗜癖」を「アディクション」と言います。 常用する・渇望が訪れる・幻覚などの薬物毒性による中毒症状が現れるなど「アディクション」の意味と結び付く点が多いために、「アディクション」は基本「薬物の中毒」を表す時に使用されます。

ポイズニング

「ポイズニング(poisoning)」は「ガス中毒」などで用いられる言葉で、基本的な意味は「毒殺・被毒・毒作用」です。この意味から察せられる中毒は「毒性を摂取して」の中毒なので、「夢中になる」意味合いを含む「ホリック」とは違いますが、「中毒」の種類の違いを説明するために取り上げました。 日本で言う「食中毒」は、「ポイズニング」に当たります。「ホリック」との違いをイメージするとすれば、「ホリック」は「中毒を起こしたように異常な状態」であり、「ポイズニング」は「成分的に毒性となるものによって中毒を起こした」感じです。

イントジケーション

「カフェイン中毒」は英語で「caffeine poisoning」と書きますが、医学では「caffeine intoxication」とも言われます。「intoxication(イントジケーション)」には「酔い・酩酊・夢中・興奮・呑んだくれ」などの意味があり、医学用語では「中毒」の意味で用いられ、「酩酊・呑んだくれ」などの意味から、主に「飲料」に対して使うことが多いです。

「ホリック」を使った言葉はいろいろある!

「◯◯ホリック」という言葉はいくつか存在しますが、多く病的な話になります。「◯◯依存症」とはどう違うのかも考えながら、見ていきましょう。

アルコホリック

「アルコール」+「ホリック」=「アルコホリック(alcoholic)」で、和訳の意味は「アルコール中毒・アルコール中毒者」です。正確にはエチルアルコール中毒で、酒類に含まれるエチルアルコールを多量摂取した時に生じる症状を「アルコホリック」と言います。 「アルコール依存症」は「お酒を飲まないといられない」強迫観念に苛まれて、お酒に頼らないと居られないような精神状態を表します。「アルコホリック」は「多量飲酒による症状(を起こした人)」のことで、「アルコール依存症の人がアルコホリックを起こす」こともあります。 「アルコホリック」の症状は最悪の場合、死に至ります。その前には、失禁・昏睡・瞳孔拡大・震え・幻覚・肝臓障害・行動異常などが起きます。この状態・症状は脳にエチルアルコールの悪影響が強く及んでいる状態なので、場合によっては昏睡から目を覚ましません。

ワーカホリック

「ワーカホリック(workaholic)」は「仕事に対する中毒」のことで、「家族や健康よりも仕事を優先してやり過ぎる」状態です。簡単に言えば「働き過ぎの人」の意味ですが、「家族や健康よりも」という点が特徴とされます。

ショッパホリック

「ショッパホリック(shopaholic)」は、「ショッピング」に「ホリック」を組み合わせた言葉です。「消費活動(物を買うこと)に対する精神的依存」のことで、当人の経済状況の程度は問いません。つまり、お金があっても無くても「ショッパホリック」になり得ます。 お金が無くてなる場合は借金などが積み重なり、大変な生活状況に陥ることもあります。簡単に言えば「物を買いたい」ことの抑制ができない状態であり、「買わずにいられない」といった感覚があります。 英語では、「買い物依存症」を「Compulsive Buying Disorder(そうしないといられない・購入する・病気)」と言います。「ショッパホリック」との違いでは、「買い物中毒」=「買いたい抑制ができない状態」であり、「買い物依存症」=「強迫観念的として買わないといけない気持ちがある」という区別がされます。

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初回公開日:2018年01月16日

記載されている内容は2018年01月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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