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更新日:2024年10月06日
「半値八掛け」という言葉をご存知ですか。この言葉を知っていれば、商品の仕入れ価格や卸値、さらに製造費用まで分かってしまう魔法の言葉です。「半値八掛け」語源の由来や使い方、原価の出し方とともに、実際の計算式をご紹介します。
目次
ここでは「半値八掛け」の例として「半値八掛け二割引」計算方式をご紹介します。下記の問題を例に考えてみましょう。計算式は「10849÷2×80%-(10849÷2×80%×20%)」です。小学校の算数を思い出しながら計算しましょう。まずはカッコ内を計算します。その次にカッコ外を計算、最後に引くと答えは3472円になります。
問題 10849円の日経平均株価を「半値8掛け2割引」するとどうなるでしょうか。
「半値八掛け二割引」はFXや株式など、証券の世界では基本中の基本の言葉であり、基本の形式です。この「半値八掛け」を知っているだけでもFXや株式などの理解が広がり、儲けるポイントとなります。証券会社に勤務しないからと言って知らないと、損することになります。計算が苦手な人も覚えておいて損はありません。
下記の記事は、2012年6月12日に掲載された「NEWSポストセブン」の株についての記事です。「半値八掛け」という言葉は、相場の世界では専門用語であり相場格言でもあります。取引は機械化が進んでいますが、動かしている人間の間ではまだまだこれらの言葉が飛び交っています
週刊ポストは「半値八掛け二割引」銘柄に注目した。半値八掛け二割引とは、相場の値下がり局面において下値のメドとして使われる言葉だ。例えば、株価が高値1万円をつけて下落に転じた場合、その半値で5000円、その八掛けで4000円、さらにその二割引の3200円(つまり高値の32%)まで下がれば、もうそれ以上に下がる余地は少なく、下降トレンドが上昇トレンドに切り変わる目安になるとされる。金融マーケットに関わってきた相場師たちが経験則をもとに編み出した「相場格言」である。
下記の例を参考にして出し方を見ていきましょう。例えば定価1,000円の商品があった場合、小売店は半値の500円で卸会社から仕入れます。そして卸会社は、八掛けの400円でメーカーから仕入れています。さらに、メーカーは五割引の200円で商品を製造します。 小売店の価格を出す計算式は「1000÷2」、卸会社の価格を出す計算式は「1000÷2×0.8」、そしてメーカーの製造費を出す計算式は「1000÷2×0.8÷2」です。
■定価の半値=小売店の仕入原価 ■小売店の仕入原価の8掛=卸の仕入原価 ■卸仕入原価の5割引=メーカーの製造原価
「半値八掛け五割引」は商売で多く使用される計算式ですので、これを知っているだけでメーカーや卸会社や小売店がいくらで仕入れ、いくら儲けるのかがわかります。商売をする人やこれから始めようと考えている人は、「半値八掛け五割引」の計算式や基礎知識を覚えておくことをおすすめします。
90年代初頭にバブル景気崩壊後、株の世界は冬の時季と言われています。先が見通せない状態が続き、現在の株相場は「半値八掛け五割」以上と言われています。以前は「半値八掛け二割引」が当たり前だった株式の世界ですが、その株式用語も崩壊するほどの事態が起きています。
記載されている内容は2018年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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