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「半値八掛け」の意味と使い方・計算式・原価|半値八掛け二割引

初回公開日:2018年03月30日

更新日:2020年05月17日

記載されている内容は2018年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の意味

「半値八掛け」という言葉をご存知ですか。この言葉を知っていれば、商品の仕入れ価格や卸値、さらに製造費用まで分かってしまう魔法の言葉です。「半値八掛け」語源の由来や使い方、原価の出し方とともに、実際の計算式をご紹介します。

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「半値八掛け」の意味と使い方

ここでは「半値八掛け」の意味と使い方についてご紹介します。

「半値八掛け」の意味

現代社会において「半値八掛け」とは主に証券会社や卸売りの場などで使用されている言葉です。「半値八掛け」とはモノの値段やカラクリを知ることができる言葉です。「半値八掛け」を知っているだけで、お金の使い方も変わってくるので覚えておきたい言葉です。

 天井をつけて下降トレンドに入ったら、高値の半値を八掛けして、さらに2割引した価格、つまり高値の32%(×0.5×0.8×0.8)が下げ止まりの目処になるという意味の格言的なコトバだが、要するに「下げは思っている以上に大きい」という意味。

「半値八掛け」の由来は大阪の商人?

「半値八掛け」の語源についてさらに調べてみると、もともとは大阪の商人たちが言い始めた用語が最初だとわかりました。大阪商人の誰が言い始めたのかはわかりませんでしたが、語呂の良さが広まり、定着したと考えられます。

昔、大阪船場の繊維問屋街で、モノが売れない時の値引き率のこと。100円のものを半値の50円にしても売れなければ、さらに八掛けの40円にするが、そこから更に二割引で、結局は三分の一の水準が大方の目途となった。

「半値八掛け」の使い方

「半値八掛け」とは半値をさらに八掛けした値段という意味になります。使い方としては、「掛け値はいくらぐらい」などと聞かれた時に「半値八掛け」と答えます。半値をさらに六掛けした値段にしたい時は「半値六掛け」と言います。ゴロも良く言いやすいため「半値八掛け」と一度は言ってみたくなる言葉です。

「半値八掛け二割引」はことわざ?

どんな銘柄も「半値八掛け二割引」の株価になったら反転すると言われています。株を取引する人や株式トレーダーの間では、ことわざのように使われていますが、「半値八掛け」は株式用語です。初めて聞くと意味が分かりませんが、よく考えてみるとそのままの意味だとわかります。

投資の格言としてもよく使われる

「半値八掛け二割引」と言う言葉でピンときたあなたは株や投資に興味があるのでしょう。この「半値八掛け二割引」は投資の格言としても使用されています。「半値八掛け二割引」が株の基準となり、反転するきざしなどと言われています。またこれより下がると暴落の危機になることも予想ができます。

「半値八掛け二割引で底が入る」 記録的な大相場を出した銘柄が下げに転じた時の下値のメドとして目安にする教えです。 仮に、5000円で天井をつけた銘柄が下げに転じ4000円を割り、さらに3000円を割って下値のメドがつけ難くなった時に、この計算式で1600円程度を目安にしておけばよいということです。大体、高値から3分の1ということになります。

「半値八掛け」の使い方・応用編

ここからは「半値八掛け」の使い方の応用編をご紹介します。意味をきちんと分かっていれば、他業界でも使用することができます。

応用編①住宅業界

株や投資、証券会社、そして商売で使われている「半値八掛け」ですが、住宅業界でも使用されることがあります。住宅に必要な建材の原価が安かったりする現状を揶揄する形で使われています。「半値八掛け」とはモノが売れない時のことを指しますが、このように常に低価格の状態が続いていると、欠陥住宅などを登場する懸念もあることがわかります。

「現在の住宅生産システムは、いわゆる住宅会社が消費者から受注を受け、実際にそれを施工するのは、各地にある住宅会社のさらに下請け業者(孫請け)である地場(町)の工務店である場合が多いのです。 このように、契約の受注者と施工者が分れるために、施工者に責任観念が生じにくいのも欠陥が生まれやすい原因のひとつです。」 代金面において、この業界では通常、製造原価は「半値八掛け」と言われています。

応用編②ペット業界

犬や猫などのペットを飼っている人にとって、ペットフードを安く買いたいと思う気持ちがあるでしょう。たまに見かける「半額商品」のカラクリは、実は「半値八掛け」です。値引き販売をするということは小売店にとっては在庫処分ができます。 一方の卸会社やメーカーは仕入れ価格や原価を下回ってしまうため、赤字になってしまいます。消費者にとっては嬉しい半額セールですが、商品を売る側にはメリットがほとんどありません。「半値八掛け」を知っていると、販売側の気持ちが垣間見えてきます。

スーパー・ホームセンター・チェーン展開しているペットショップ等で、商品入替えによる半額の値札が付いた商品が販売されているのをみかけた事はありませんか? この処分品、どういう経緯で半額で販売されるのでしょうか?それは、半値八掛けで基本的には販売されます。 例えば通常売価¥1,000の商品があったとします。今回、販売実績が芳しくなく、残念ながら棚落ち(棚に並ばない商品)となった商品を半額の¥500にて見切り処分価格とします。

応用編③建設業界

建設業界ではコモディティ化(高付加価値の商品が市場価値を低下、一般的な商品になること)が一般的な業界と言われていました。そのため「半値八掛け二割引き」が当たり前となり、業界用語として用いられてきました。現在は建設業界でのコモディティ化が減少したことで、あまり語られることはなくなりましたが、建設業界でも使用されている言葉です。

よく十年一昔というが、いまから10年ほど前の2000年代半ば頃、建設機械はコモディティ化の最先端をいく業界といわれ、「半値八掛け二割引」が日常的な業界用語だったという。そこに坂根正弘社長(当時、現相談役・特別顧問)率いるコマツが導入した〈KOMTRAX〉(機械稼働管理システム)は、製造業のサービス化事例として、また企業と顧客の共創事例としてよく語られる。

「半値八掛け」の原価の出し方

ここからは「半値八掛け」の原価の出し方をご紹介します。基準となるのがモノの原価は「半値八掛け五割引」です。そして、商品の仕入れルートは「①メーカー」「②卸会社」「③小売店」となります。直接メーカーから仕入れる小売店などもありますが、ここでは通常ルートでご説明します。 小売店は卸会社から商品を半値で購入します。卸会社はメーカーから商品を八掛けで仕入れます。そしてメーカーは五割引で商品を製造します。 このように「半値八掛け」という言葉を知っていれば、商品がいくらで製造されいくらで仕入れ、販売されるのかがひと目でわかる言葉です。

「半値八掛け」が分かれば原価がわかる!

「半値八掛け」の意味が理解できれば、モノの原価が判明することがわかります。バイト先や勤務先で「価格の七掛け」や「価格の八掛け」などをいった場合、「価格の七掛け=7割(70&)」、「価格の八掛け=8割(80%)の意味になります。 飲食店の店長や経営者になるには、原価管理が必要不可欠です。「半値八掛け」が分かっていないと取引業者やメーカーとの交渉ができず、損するだけになってしまいます。株や投資で多く使われている「半値八掛け」ですが、商売の世界でも広く使える用語です。覚えておいて損はないでしょう。

「半値八掛け」の計算式

ここからは「半値八掛け」の計算式をご紹介します。今回は「半値八掛け二割引」と「半値八掛け五割引」2種類の計算式をご紹介します。証券会社に勤める人や商売を始めようと考えている人は、参考にしてください。

「半値八掛け二割引」の計算式

ここでは「半値八掛け」の例として「半値八掛け二割引」計算方式をご紹介します。下記の問題を例に考えてみましょう。計算式は「10849÷2×80%-(10849÷2×80%×20%)」です。小学校の算数を思い出しながら計算しましょう。まずはカッコ内を計算します。その次にカッコ外を計算、最後に引くと答えは3472円になります。

問題 10849円の日経平均株価を「半値8掛け2割引」するとどうなるでしょうか。

「半値八掛け二割引」は基本中の基本

「半値八掛け二割引」はFXや株式など、証券の世界では基本中の基本の言葉であり、基本の形式です。この「半値八掛け」を知っているだけでもFXや株式などの理解が広がり、儲けるポイントとなります。証券会社に勤務しないからと言って知らないと、損することになります。計算が苦手な人も覚えておいて損はありません。

「半値八掛け二割引」は株用語としても使われている

下記の記事は、2012年6月12日に掲載された「NEWSポストセブン」の株についての記事です。「半値八掛け」という言葉は、相場の世界では専門用語であり相場格言でもあります。取引は機械化が進んでいますが、動かしている人間の間ではまだまだこれらの言葉が飛び交っています

週刊ポストは「半値八掛け二割引」銘柄に注目した。半値八掛け二割引とは、相場の値下がり局面において下値のメドとして使われる言葉だ。例えば、株価が高値1万円をつけて下落に転じた場合、その半値で5000円、その八掛けで4000円、さらにその二割引の3200円(つまり高値の32%)まで下がれば、もうそれ以上に下がる余地は少なく、下降トレンドが上昇トレンドに切り変わる目安になるとされる。金融マーケットに関わってきた相場師たちが経験則をもとに編み出した「相場格言」である。

「半値八掛け五割引」の計算式

下記の例を参考にして出し方を見ていきましょう。例えば定価1,000円の商品があった場合、小売店は半値の500円で卸会社から仕入れます。そして卸会社は、八掛けの400円でメーカーから仕入れています。さらに、メーカーは五割引の200円で商品を製造します。 小売店の価格を出す計算式は「1000÷2」、卸会社の価格を出す計算式は「1000÷2×0.8」、そしてメーカーの製造費を出す計算式は「1000÷2×0.8÷2」です。

■定価の半値=小売店の仕入原価 ■小売店の仕入原価の8掛=卸の仕入原価 ■卸仕入原価の5割引=メーカーの製造原価

「半値八掛け五割引」は商売の基本

現代の相場は「半値八掛け五割」以上?

90年代初頭にバブル景気崩壊後、株の世界は冬の時季と言われています。先が見通せない状態が続き、現在の株相場は「半値八掛け五割」以上と言われています。以前は「半値八掛け二割引」が当たり前だった株式の世界ですが、その株式用語も崩壊するほどの事態が起きています。

「半値八掛け」とは業界用語だった

普段聞きなれない「半値八掛け」とは株を取引する人や株式トレーダー、証券会社などが使用する業界用語だということがわかりました。もともとは商品を仕入れる卸価格などを、大阪の商人が語呂が良いなどの理由で使い始めたのが由来です。 主流の計算式は「半値八掛け二割引」ですが、「半値八掛け五割引」やそれ以上の時代が起きています。それだけ今の株の暴落や、商品の卸値などが変わっていることを表しています。「半値八掛け」を知っているだけでも現代の価格や原価などを知ることができ、お金の使い方も変わってくるでしょう。 株や商売に興味がない人でも「半値八掛け」を知っているだけで、世の中のモノの値段などがわかってきます。ぜひ計算式を覚えて、賢いお金の使い方をしましょう。

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