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「懐が深い」の意味とは?正しい使い方や言い換えについても紹介

更新日:2024年10月15日

言葉の意味・例文

「懐が深い」の意味や正しい使い方はご存じでしょうか?本記事では、「懐が深い」の意味や使い方、また他の類似表現などについて紹介しています。「懐が深い」の適切な使い分けをできるようして、自分のボキャブラリーを増やしていきましょう。是非参考にしてください。

「器の大きい/でかい」とは、些細なことに対していちいち気にせず、寛大な心を持っているさまを意味します。 「器」とは文字通り、何かを入れておくためのものなので、容積が限られています。「器が大きい=ものが入る容積が大きい」ということから、寛大な心を意味します。 度量と同じく器の容積も限られているため、「器が大きい」は有限のイメージを与えますが、それに比べて「懐が深い」については無限性があります。したがってより心の寛大さを伝えたい場合には、「懐が深い」を使うほうが良いでしょう。 また、「器」という言葉には、「人物やその人の能力の大きさ」といった意味があるため、人としての能力が高い場合にも使われる場合があります。 以下に例文を紹介します。 ・先輩みたいに器の大きい人になりたい。 ・私が失敗を恐れずに大きな仕事にチャレンジできているのは、器の大きい部長のおかげです。

器(うつわ)が大(おお)き・い の解説 人としての度量が広い。能力が十分に備わっている。また、細かいことや小さいことを気にしない。「―・い人に憧れる」

「懐が深い」の対義語

これまで、心が広く寛大なさまを意味する「懐が深い」という表現について紹介してきました。ここでは、反対に心が狭いことを意味する表現についていくつか紹介していきます。 心が狭いことを意味する表現として、「度量が狭い」「器が小さい」「狭量」などがあります。「度量が狭い」と「器が小さい」は、それぞれ先ほど紹介した「度量が大きい」と「器が大きい」の対義語です。以下では、「狭量」について詳しく見ていきます。 「狭量」とは、相手を受け入れる心が狭いことを意味するマイナスな表現です。「量」は上でも述べた「度量」を表しており、それが「狭い」ことから、心が狭く寛容でないことを意味しています。 「狭量」を使った例文を紹介します。 ・あの人は狭量な考え方しかできない。 ・私の上司は狭量なので、とても仕事がやりづらいです。 「懐が深い」の対義語だからといって、「懐が狭い」という表現はないので注意しましょう。

きょう‐りょう〔ケフリヤウ〕【狭量】 の解説 [名・形動]人を受け入れる心が狭いこと。度量が狭いこと。また、そのさま。「―な人間」⇔広量。

「懐が深い」の英語表現

「懐が深い」は意味に応じて様々な英語で表現することができます。 「寛容な」という場合には「tolerant」、「心が広い」という場合には「broad minded」などの表現があります。 ここでは、4つの英語表現の使い方などについて詳しく見ていきます。

tolerant(寛容な)

「tolerant」は「寛容な、寛大な、懐が深い」という意味の形容詞です。他にも「耐える」といった意味でも使われる場合があります。よって「tolerant」は、実際は同意していなくても、相手の言動を理解して受け入れるさまを表します。 続いて、例文を見ていきます。 ・My boss is tolerant. →私の上司は寛大です。 物事に対して使う場合には、「toierant of」や「tolerant toward」のように使います。 ・My boss was tolerant of my mistakes. →私の上司は、私がしたミスに対して寛容でした。 否定文で使う場合には、「耐えられない」という意味で使われます。 ・My boss was not tolerant of my mistakes. →私の上司は、私がしたミスに我慢できない様子でした。

tolerantとは意味・読み方・使い方 意味・対訳 寛容な、雅量のある、(…に)耐えて、(…に)寛容で、耐性のある

broad minded(心が広い)

「broad minded」は、「心が広い、寛大な、器が大きい」という意味の表現です。それぞれ、「broad」は「広い」、「mind」は「心」を意味する単語で、これらを組み合わせることで「心が広い、懐が深い」といった意味を表します。 例えば以下のような使われ方をします。 My boss is a broad minded person. →私の上司は心の広い人です。

understanding(理解がある)

「understanding」は、「理解力のある、思いやりのある、寛容な、懐が深い」を意味する形容詞として使われます。また「理解力、思いやり」のように名詞として使われる場合もあります。 「understand」は「理解する」という意味の動詞で、これを現在分詞形にしたものが「understanding」です。「(相手の言動を)理解できる」といった意味を持つことから、「思いやり、寛容な、懐が深い」という意味として使われています。 例えば以下のように使います。 My boss is very understanding. →私の上司はとても物分かりが良いです。

understandingとは意味・読み方・使い方 意味・対訳 理解、会得、理解力、知力、(非形式的な)合意、了解、申し合わせ、合意、(他人に対する)わかりのよさ、同情心

have depth

「have depth」は、「懐が深い」という意味を表す表現です。「depth」は「深さ、深み、奥行き」を意味する名詞です。「have depth」を直訳すると、「深みを持っている」という意味になり、比喩的に「懐が深い」という意味として使われています。 例えば以下のような使われ方をします。 My boss has a lot of depth. →私の上司はとても懐が深いです。

depthとは意味・読み方・使い方 意味・対訳 深さ、深度、奥行き、深い所、深み、(悲惨・絶望などの)深み、どん底、たけなわ、最中、奥まった所

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初回公開日:2018年02月10日

記載されている内容は2018年02月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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