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ヒッピーとは・ヒッピーのファッションの特徴7つ・ヒッピーの歴史

更新日:2024年01月14日

言葉の意味・例文

ヒッピーは1960年代後半に発生したライフスタイルの一種です。さまざまなカルチャーや思想にも影響を与えたヒッピーの意味をもとにし、ヒッピーの歴史を紐解きつつ、ヒッピーファッションや日本での影響や歴史についても言及するヒッピー特集を紹介します。

「自由と反抗」の象徴にもなっていたジーンズも、ファッションに取り入れられるようになりました。 自由でいたいという思いから細身のジーンズではなく、腰から裾にかけてストレートなラインでワイドになっているワイドパンツやバギーパンツが愛用されています。

特徴5 ロックミュージック

ヒッピー音楽で代表的なのが、サイケデリック・ロックです。サイケデリック・ロックとは聴く人の羞恥心や固定概念などを取り去り、心も体も開放し自然な状態へと導く、瞑想音楽的なロックと言われています。 また音楽を通して思想や信念、また社会に対する反論を世に発信し、それが多くの若者に支持されています。

特徴6 シンボルマークがある

平和運動や反戦運動のシンボルとして使われていた「ピースシンボル」を、ヒッピー運動の際にも掲げ、平和と反戦の象徴として世界に知られ広まっています。 シンボルの由来は諸説ありますが、平和を象徴する鳩の足跡を表している説や、反核を表したものがデザインされているという説があります。

特徴7 フォロークロアなアクセサリー

ヒッピーは、民族衣装をモチーフにしたフォークロアなアクセサリーも生み出しました。平和や愛の象徴となる花や鳥などを用いたデザインや、カラフルなデザインが特徴です。 また麻やウッドビーズ、トンボ硝子など自然素材を使ったり、刺繍や紐を編み込むなど手作り感あるデザインなのも大きな特徴です。 それは人間の本来の暮らしを取り戻す「自然への回帰」ということもテーマとして掲げているので、そのデザインにも表現されています。

現在、流行しているワイドパンツなどのヒッピーファッションを取り入れたコーディネートも魅力的です。 興味のある方は、様々なジャンルのアイテムが揃う「SHOPLIST」がお勧めです。

ヒッピーの歴史

1960年代から1970年代前半にかけてアメリカ国民は社会的変革によって、社会制度や戦争に反対し、黒人による公民権運動やフェミニズム、環境保護運動などが拡大していき、その流れの中で愛と平和と自由を訴えたヒッピーも生まれました。 そして「Back to natute」(自然への回帰)というモットーを掲げ、独自の世界を広げていきましたが、やがて社会問題化していき1970年代後期から徐々に衰えていくのです。

ヒッピーの始まり

ヒッピーは長きに渡って続いていたベトナム戦争に対する反対運動が発端となり、徴兵を拒否し、愛と平和を訴え、また自然を愛し、人間としての自由な生き方を求めた若者たちによって生み出されたのが始まりです。 そして、制約された文明社会から離れた森や荒野を生活場所として活動が始まり、ヒッピーがどんどん増えていきました。その勢いはアメリカ全土に収まらず、やがてヒッピー的思想が世界中に広がっていきました。

ヒッピーの由来

ヒッピーの語源は当時流行っていた音楽でもあるジャズ用語から来ていますが、由来の解釈は諸説あります。 1つは、調子を合わせるという意味のHip、2つ目は魅せられたいう意味のHipped、そして幸福なという意味のHappyとなります。それぞれ言葉を崩しHippiesと呼ばれるようになったと考えられています。

ヒッピーの生活

ヒッピーが目指す生活スタイルは、文明が誕生する前の自然と共存した生活を送り、そして、心と体を開放し「自由に生きる」ことです。 それは自給自足の野宿生活を目指し、瞑想音楽やダンスなどを用いた悟りや覚醒、またドラッグの利用によって実現されています。 また、反社会的な生活であることにもこだわり、その意識は反戦デモや徴兵拒否の活動に繋がっていきました。

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初回公開日:2018年01月08日

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