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ヒッピーとは・ヒッピーのファッションの特徴7つ・ヒッピーの歴史

更新日:2024年01月14日

言葉の意味・例文

ヒッピーは1960年代後半に発生したライフスタイルの一種です。さまざまなカルチャーや思想にも影響を与えたヒッピーの意味をもとにし、ヒッピーの歴史を紐解きつつ、ヒッピーファッションや日本での影響や歴史についても言及するヒッピー特集を紹介します。

ヒッピーとは

愛と平和を訴え、自然を愛し、人間として自由に生きるスタイルを求めた人々をヒッピーと呼びます。 ヒッピーと聞いて連想されるのは、個性的なファッションやヒッピー音楽ですが、これらはただおしゃれでカッコイイというものではなく、戦争反対や宗教などの考え深い歴史が背景にあります。 ヒッピーの歴史や由来を紐解き、そして若者たちが愛と平和を表現したファッションや音楽についてもお伝えしていきます。

1960年代のカルチャー

戦争への反発心からロックやフォークなどの音楽が生まれ、愛や平和、自由を叫ぶ数々の名曲が生まれました。また、ドラッグを肯定し精神的自由を訴えた映画や絵画、写真などの作品も同時に生まれました。 それから若者の間で独特で奇抜なファッションは、真の平和と自由を得たいという思いを表現し流行となりました。 この時代の文化は、戦争を肯定する世の中の考えを批判し、愛や平和を必死に叫び続けた若者達によって創り上げられた文化です。

思想は「自由に生きる」

「自由に生きる」思想とは、まず悟りや覚醒を目指し、心を開放することで真の自由が得られると考えられていました。また、愛と平和によって差別のない世の中を目指すことで人は自由になれるという考えから、フリーセックスや同性婚など性の自由も求めました。 社会が決めたルールに囚われず、誰もがありのままの姿を受け入れていくことで、世界は変わると信じ掲げた思想なのです。

ヒッピーの発祥地

ヒッピーの発祥の地はサンフランシスコのダウンタウン「ヘイト&アシュベリー」です。ここで、ヒッピーたちが最初の共同生活を始めたと言われています。 またこの地で有名なミュージシャンが、当時、愛と平和を歌い活動していたなど、ヒッピーにとってとても聖地的な場所です。 今でも、この地には多くのヒッピーに関心のある人々が集まっており、サンフランシスコの自由な雰囲気を感じ取ることができます。

ヒッピーのファッションの特徴7つ

ヒッピーファッションは、戦争や人種差別などさまざまな問題を抱えながらも、なお社会の中で生きる若者たちの信念と思想を表現しているのが特徴です。 「フォークロア」というインドやアフリカ、東欧、中近東の民族や部族の衣装の要素が取り入れられたり、Tシャツやジーンズなどの普段の生活着をファッションアイテム化させ、意味を持たせたりしています。

特徴1 長髪とヒゲ

代表的なヒッピーファッションの特徴は、長髪とヒゲとも言えるでしょう。ヒッピーにとって長く伸びた髪やヒゲは自由思想の象徴です。 また人種差別や性差別に対しても長髪とヒゲは。ありのままの姿を受け入れていくべきだという思想を世界に宣言する意味合いも含まれています。

特徴2 ヘアバンド

長髪に民族要素を取り入れたヘアバンドをつけるのも代表的な特徴の1つです。民族的なデザインを取り入れることで、放浪的なボヘミアンな雰囲気を出すことができます。 またヒッピーは平和と愛の象徴を花としていたことから、「武器ではなく花を」とスローガンに掲げていました。そのため、彼らが象徴とする花をヘアバンドのようにして髪に飾ったりもします。

特徴3 カラフルなシャツ

ヒッピーは自分たちの信念や思想を世に伝えたいという思いから、ヒッピースタイルとも呼ばれるサイケデリックカラーでインパクトのあるシャツを好み着用します。 またデザインには、彼らの愛と平和の象徴である花や数種類の色を混ぜてタイダイ染めしたデザインが多く用いられています。

特徴4 ジーンズ

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初回公開日:2018年01月08日

記載されている内容は2018年01月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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