IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

ビジネス上で聞く「FB」とは?Facebook?フィードバック?

更新日:2024年08月24日

言葉の意味・例文

フィードバック(FB)という言葉は説明が難しいと思う方もいるでしょう。この記事では、ビジネスシーンで使用されるフィードバックという言葉の意味、由来、行われる目的や使われる場面などについて解説します。フィードバックについて詳しくなりたい方は読んでみてください。

「あとでFBするので、よろしくお願いしますって書いてあるけど・・・」 「FBって?Facebookのこと?」 「何だかいろんな略語があって混乱しちゃう」 たびたび「FB」という言葉を目にすることがありますが、それがどの言葉の略語なのか、判断がつかず迷ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では、「FB」が何の略語なのか、そしてその中の一つである「フィードバック」に焦点をあて、ビジネスシーンで使われる場合どのような意味で使われているのか、言葉の由来や目的、例文や使い方などを解説しています。 これを読めば、「FB」は何の略語であるのか、ビジネスシーンでの使い方や目的を明らかにすることができ、適切な場面で使うことができるようになります。 ビジネス用語「FB」について詳しく知りたい方、使い方に迷いたくない方は最後まで読んでみてください。

FBとは何の略?

FBとは何の略?

「FB」と聞くと、SNSのFacebookの略語だと思う方は多いのではないでしょうか。FacebookはアメリカのSNSで、日本でもおなじみとなっています。しかし、Facebook以外にもFBと略する言葉があります。 代表的なものとしては、「フィードバック(Feed Back)」や「ファームバンキング(Firm Banking)」があります。 「フィードバック(Feed Back)」は、ビジネス用語で、相手の行動や成果に対して第三者目線で評価を伝え、相手に改善を促すことを言います。 「ファームバンキング(Firm Banking)」は、銀行など金融機関と顧客を専用回線でつなぎ、窓口で行うサービスを利用できるようにしたシステムのことです。 他にはホテル業界での「FB」はFood&Beverageの略語で「料理・飲食部門」のことを指し、Instagramでの「FB」は「フォローバック」の意味で使用されます。

フィードバック(FB)とは

FBと略する言葉のうち、「フィードバック」について解説します。フィードバックという言葉は聞いたことがある方は多いと思いますが、何となく分かっていても、正確にどんな意味で使われているのか説明するのが難しい言葉ではないでしょうか。 フィードバックとは、ビジネス用語であり、もともとは工学分野で使われていた言葉でした。 フィードバックには2種類あり、一つは「ポジティブフィードバック」もう一つは「ネガティブフィードバック」です。 ポジティブフィードバックは、肯定的にフィードバックします。評価を受ける側の良い点を褒め、評価を受ける人の能力や、モチベーションを高める効果が期待できます。ただし、褒めるだけではなく、改善した方が良い点も同時に伝える必要があります。 ネガティブフィードバックは、問題がある点を指摘します。評価を受ける側としては良い気持ちにはならないため、伝え方や言葉を選ばなければなりませんが、評価される側の成長を促すためには必要なものです。 問題点を指摘するだけではなく、良い点もあるが、ここは直した方が良い、という伝え方をすると良いでしょう。

フィードバックの意味

もともとフィードバックとは工学の分野で、結果として出力された値を、原因(入力側)に戻し、その後の出力を調整するという意味で使われていた言葉です。 これが転じて、ビジネスシーンにおいてのフィードバックという言葉は「ある人や会社が出した結果(行動や成果)に対する評価を、行った人や会社に伝え返すこと」という意味で使われるようになりました。単に、評価の意味で使われることもあります。 ビジネスにおいてのフィードバックは、客観的な目線で評価し、改善点を伝えることで返される側の成長を促し、モチベーションアップにつなげる目的で行われます。

フィードバックの成り立ち・由来

フィードバックは英語表記にすると「Feed Back」で、Feedは英語で「食べ物やえさを与える」、Backは「返す」の意味です。ビジネスシーンでは、行動や成果など出された結果についての客観的な評価を、それをやった人、会社に対して伝える、つまり「評価を返す」ことを指します。 返す側も、そして返される側も、栄養になる、活かせる、糧になるものを返す、受け取るという意識を持って行う必要があります。フィードバックとは、評価される側の士気を上げ、成長を促すために行うものです。

フィードバックの目的

フィードバックは、評価する側が、評価される側の行動や成果を評価し、客観的な視点を持って改善点を伝えて能力を向上させ、以後の行動が変化するように導くという目的のために行われます。 特に、企業におけるフィードバックは、人材の育成、成長させることが大きな目的となります。評価された側はフィードバックを受けることで、自分では気づかなかった改善点に気づき、ミスを事前に防ぐことができ、スキルの向上につなげられるようになります。 またフィードバックは、既に起きた過去の事例を見直すことで明らかになった課題に対して、どのような対処をすれば良いのか、どうしたら防げるのかを考えるきっかけになり、次に活かすために行われます。これを繰り返し行うことで、生産性の向上につなげることができます。 正しいフィードバックが行われ、成果、行動に対して適切な評価やアドバイスを受けることは、モチベーションアップにつながります。そして自分では気づいていない自分の長所、短所がわかるというメリットもあります。

フィードバック(FB)のビジネスシーンでの使い方と例文

ここでは、ビジネスシーンにおいて、フィードバックという言葉はどのように使われ、どのように行われているのかをご紹介します。 企業内において、上司から部下への評価をする際に使われるのが代表的な例ですが、他にも消費者とメーカー企業に商品やサービスについての評価、感想を企業に伝えることもフィードバックの一例です。 どちらの場合も、評価された側の結果(行動や成果、商品やサービス)をより良いものにするという目的のために行われます。

上司から部下へ

企業で行われるフィードバックとは、面談やミーティングの際に上司(評価する側)が、部下(評価される側)の行動や成果といった結果の評価をして、改善点を伝えるという一連の流れのことです。 上司は、正しく公平に第三者の目線で評価しなければなりません。良かった点には良い評価を与え、改善した方がいい点についてわかりやすく、具体的に伝える必要があります。結果、部下の昇給や昇進につながることにもなります。 基本的にはポジティブフィードバックを行うようにしますが、こうすればもっと良くなると思われる改善すべき点については、ネガティブなこともわかりやすい言葉で伝えることが大切です。 ネガティブフィードバックを受けた部下によっては、自分を否定されたような気分になる人もいるかもしれません。そのため、上司は普段から部下とのコミュニケーションを図る必要があります。 その中で、部下がどんな性格のタイプなのか(ストレートにものを言ってほしいタイプなのか、そうでないのかなど)把握しておくのが良いでしょう。 対象になる部下には、どんな伝え方をすれば効果的なのかを理解しておくと、フィードバック時に役立ちます。 評価を受ける部下は、どの部分を改善するべきなのかを受け止め、ミスがあれば次は発生しないよう注意するなど、今後の仕事に活かすようにすることが大切になります。

例文
  • 上司から「先日の提案は良かったが、準備に時間がかかりすぎだった。効率化して改善しよう」というフィードバックをもらった。
  • このフィードバックのおかげで、残業時間を半分に減らすことができた。
次のページ:フィードバック(FB)の言い換え表現
初回公開日:2018年02月14日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング