スパイラルの意味・ループとの違い・スケートのスパイラルとは

「デフレスパイラル」とは、物価の下落と、利益減少が繰り返される、デフレ経済の深刻な状況を意味します。 デフレによる物価の下落により、企業収益が減少した結果、人員や賃金を削減することになり、失業の増加を招きます。失業者が増えることで、経済がさらに冷え込み、需要も減り、その打開策として物価を下げざるを得ないため、さらにデフレが進むことです。 デフレの連鎖的な悪循環という意味で、デフレスパイラルと称されます。デフレスパイラルは、経済に関するニュースや雑誌、新聞のなかで多用されています。 【文例】 英国のEU離脱や、ギリシャのデフォルト危機など、欧州における経済的混乱は、全世界に対して、深刻なデフレスパイラルのリスクを提示しています。

ハートがらせん状や渦巻き状にデザインされたものが、「スパイラルハート」と呼ばれています。ライターのZippoの「スパイラルハート」というシリーズや、子供のおもちゃであるセーラームーンのアイテム「スパイラルハートムーンロッド」などがあります。 【文例】 ・ついにZippoのスパイラルハートを手に入れた。 ・子供がスパイラルハートムーンロッドを欲しいといってきかない。

算数・数学の学習指導要領として、スパイラル学習が指導されています。スパイラル学習とは、発達や学年の段階に応じた反復学習を意味しています。小学三年生で学習する四則演算を、小学四年生でも再度学習する、という学習方法がスパイラル学習です。

フィギアスケートで「スパイラル」と呼ばれているは、フィギアスケートのスケーティング技術のひとつです。スパイラルという技術は、軸足ではない脚を、腰より高い位置にキープしたまま滑る技術です。「スパイラルシークエンス」という技もあり、スパイラルを続けて行うということを指しています。

J-POPにも「スパイラル」というタイトルの曲がいくつかあります。どのような意味で「スパイラル」を使っているのかは、歌詞を読み、作詞家の意図を考えないと、理解できないものが多数です。ここでは、「スパイラル」という曲について、ご紹介します。

andymoriの「スパイラル」では、冒頭に、「羽が指から落ちてった。クルクル弧を描いてスニーカーの上に落ちていった」という歌詞があります。この描写をモチーフとして、他の部分では「スパイラル」と描くだけで、この情景を想像させるています。

嵐の「スパイラル」では、「恋い焦がれた嘘みたいに、秘密めいたままスパイラル」のように、「秘密めいたままスパイラル」の前にあやふやな心情を描いています。この歌では「スパイラル」は、クルクルと回っているけれど、始点に戻るわけではなく、揺れる心情を描いています。螺旋のイメージもありますが、「連鎖的な変動」の意味で理解した方が良い歌詞です。

アニメ「NARUTO」で使われていたKANA-BOONの「スパイラル」は、そのまま「螺旋」を思い描く曲です。アニメを意識して作られた歌であり、アニメの中で描かれる螺旋をそのまま曲からもイメージすれば、作詞者の意図も汲み取ることができます。