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更新日:2024年07月21日
使用頻度の高い「バルク」という言葉の意味をご存知でしょうか。大きさ、容量、一括などの意味がある「バルク」という言葉ですが、業界によって様々なニュアンスがあります。ここでは、「バルク」の基本の意味や業界別に使われる「バルク」の意味についてご紹介します。
不動産では、いくつかの物件をまとめて取引することを「バルク取引」といいます。一度に複数の取引をしてしまうので、価格を抑えるための取引方法として使われることがあります。 金融取引における不動産売買や、賃貸を中心にした不動産業を営むための取引などでバルク取引をすることがあるでしょう。
半導体の構造で、量子井戸構造と比較されるものに、「バルク構造」があります。これは、1種類の元素組成の材料のみからなる構造のことを意味しています。量子井戸構造は、複数の材料が階段状になっている構造を指しています。
バルク品とほぼ同じく使われるのが、食品の「バルク材」です。簡易な包装で、ひとまとめにした食材を「バルク材」または「バルク品」といいます。レストランや給食など大人数の食事をつくる業者向けに売られるほどの、結構な大きさのものを言います。
化学における「バルク」は、主に界面化学の分野で使われる言葉です。ある流体で界面に触れていない部分のことを意味します。 たとえば、コップの水は、空気に触れている面やコップに触れている面もありますが、コップの真ん中の水はコップにも空気にも触れていない状態なので、バルクと呼べます。
金融でも、一度に複数の取引を行うことを「バルク取引」といいます。金融商品の取引が複数なこともあれば、融資などに関わる不動産取引をバルクで行うこともあるでしょう。
化粧品のバルクとは一般的には「バルク製品」として、化粧品の中身のことを意味します。つまり、ファンデーションであれば中身のファンデーションだけのこと、ナイトクリームであれば中身のナイトクリームそのもののことを指します。化粧品業界では、バルク製品の最終チェックが非常に大切な作業です。
物理でも、化学の「バルク」と同じ意味で使います。物理では、一般的には界面と接しないバルクの性質こそが、その物質の性質とされます。
筋トレでは、「バルクアップ」を目的にトレーニングをする人がいます。「バルクアップ」とは、筋肉を発達させて体を大きくしていくことを意味します。筋肉は脂肪よりも重いので、体重の増加も伴うのが一般的です。 ボディービルダーなどがコンテスト前の最終トレーニングとして行うのは、バルクアップの場合が多いでしょう。
「医薬品バルク」は、製品が完成する一歩手前の状態にある医薬品のことを意味します。小分けの瓶や袋に入れる前、箱や缶などにある程度まとめていれた状態にある医薬品が「医薬品バルク」です。
記載されている内容は2018年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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