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カオスの意味をわかりやすく説明・カオスとシュールの違い

更新日:2024年01月19日

言葉の意味・例文

「カオス」の意味は知っていますか。何となく使っている人のために、使い方や例文を挙げてご紹介します。間違えやすい「シュール」との区別も見ていきます。「カオス」の言葉の意味を深く知るために宇宙の始まる前にもタイムスリップします。

カオスの意味をわかりやすく説明

「カオス」は話し言葉やネットの中で登場します。「マジでカオス」ってそもそも「カオス」の本来の意味は知っていますか。実は宇宙の始まる前にさかのぼるほど、スケールの大きい意味合いを持っている言葉なんです。 現代の説明から見てみましょう。日常会話の中で使われる言葉であり、支離滅裂、ぐちゃぐちゃ、雑然とした、混沌とした様子をいいます。最近の流行り言葉の一種です。物理・数学的な難しい意味もあります。決定論的な世界の予測困難な挙動ですが、ここは飛ばしましょう。 カオスの本来の意味を説明しましょう。ギリシア神話において宇宙が創られる前の無秩序で混沌とした状態をいいます。スケールこそ違いますが、私たちが現代で使う意味とさして違ってないのには驚きです。続きがあります。混沌とした状態に万物がそれぞれ存在を確保できるスペースが必要であり、何もないスペースとして、最初に存在したのが「カオス」です。

混沌

「混沌」とは宇宙ができる前の全てが交じり合った状態です。入り混じって1つになって区別がつかない状態を言います。ここからは素晴らしい内容なのですが、無秩序な「混沌」は「秩序」を生み出すことができました。奥が深いです。 宇宙の形成時にそうであったように「カオス」は「コスモス」を誕生させました。「コスモス」は秩序だった宇宙を意味します。「カオス」とは対立する言葉ですが、混沌とした「カオス」が先に存在していたお陰で、秩序だった宇宙の「コスモス」が誕生することができました。 「カオス」は「秩序」を生み出す力を秘めています。宇宙が創られる前の万物の混沌とした状態は、同時にすべての事物を生み出すことのできる根源でもありました。「カオス」なくしては成しえませんでした。

無秩序

ここからは宇宙創成期から現代に戻り「カオス」を見ていきましょう。「無秩序」とは秩序がないということですが、「秩序」とは物事の正しい順序であり、社会的な集団の中のそれぞれが規則によって望ましい状態で結びついていることを意味します。 その逆の意味ということは、社会的な集団が悪い状態で結びついてなくてバラバラということです。1人1人が好き勝手にしている集団であり、ルールや規則がないということは無法地帯で何でもありという恐ろしい状態です。

理解不能な状態

「カオス」は「理解不能な状態」の意味で使われることがあります。理解不能な状態とは常人には到底理解できない次元の状態をいいます。意味が分からない、何が言いたいのかわからないという意味です。 普通ではない、度を越えている、手に負えなくて大変だと、自分の理解の枠を超えたときに、理解不能な状態を人にわかってほしいときに「カオス」を使います。

混じり合ってハッキリしない様子

「カオス」は「混じり合ってハッキリしない様子」の意味でも使います。いろいろな特徴を持ったものが一緒になって区別がつかなくなっている状態です。 ノンフィクションのドラマは、すべてが事実に基づいたものではなく、ある程度の脚色が加えられていることもあります。作品として1つになってしまっているので、どこからがフィクションなのかわかりにくいでしょう。

定まらない

「定まらない」という意味の「カオス」はどうでしょうか。旅行に行きたい、沖縄もいいしハワイも気になる、ドライブがてら温泉もいいし日帰りの登山でもという、まとまらない収拾がつかない定まらない状況をいいます。

ぐちゃぐちゃ

「ぐちゃぐちゃ」の意味の「カオス」は使いやすいでしょう。とにかくぐちゃぐちゃで何が何だかわからないほど散らかっていて収拾がつかない状態です。部屋の中、財布、頭の中が整理整頓できてなくてごちゃごちゃしているという意味で使われています。

カオスの使い方

次のページ:カオスの具体的な使用例と意味
初回公開日:2017年12月26日

記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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