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「よろしいですか」は正しい敬語?意味や用法を例文と併せて解説

更新日:2024年10月31日

敬語表現

「よろしいですか」の正しい使い方をご存じでしょうか?この記事では、「よろしいですか」の意味や用法、具体的な例文から英語表現までお伝えします。敬語の使い方に自信がない人や、語彙力をアップさせたい人はぜひチェックしてみてください。

会話での「よろしいですか」「よろしいでしょうか」の使用例を紹介します。

例文1
  • 質問「今晩お宅にお邪魔してもよろしいでしょうか」
  • 返答「はい、お待ちしていますね」
例文2
  • 質問「すみません。〇〇まで案内していただいてよろしいですか」
  • 返答「はい、構いませんよ」

日常でも、近所の目上の人や、見ず知らずの人になにか聞くときに使用できます。丁寧語として、相手に不快感を与えない丁寧な伝え方ができるため、便利に使えるでしょう。

「よろしいですか」の類語

「よろしいですか」という表現はほかの表現で言い換えることができます。相手に問題がないか聞くとき、相手に確認をとりたいときなど、「よろしいですか」を使うシーンは多いものです。 伝えたい表現にあわせて、言い換えの表現をチェックしていきましょう。類語を知って使える言葉が多くなれば、より相手に細かいニュアンスが伝わりやすくなります。

いかがでしょうか

「いかがでしょうか」は、相手に意見や状態、感想を問うときに使います。「どうですか」の丁寧な表現です。丁寧な言い方で、ビジネスシーンで上司や目上の人に使うことができます。

  • 「ご都合はいかがでしょうか」
  • 「お考えはいかがでしょうか」
  • 「コーヒーはいかがでしょうか」

など、相手に何か伺うのによく使う表現です。例文3つ目のように、相手に何かを勧めるときにも使えます。

構いませんか

「構いませんか」は「問題ありませんか」「大丈夫ですか」という意味を丁寧にした表現です。「~しても構いませんか?」というように、許可を得るときにも使えます。 「構いませんか」は丁寧語であって謙譲語ではありません。そのため、「よい」の謙譲語である「よろしいでしょうか」のほうが丁寧な表現です。相手の都合を聞くときなどは、「よろしいでしょうか」を使ったほうが好ましいでしょう。

「よろしいですか」への返事の仕方

もし自分が「よろしいでしょうか」と聞かれたとき、どのように返事を返すのがいいでしょうか。「よろしいでしょうか」と丁寧な言葉で聞いてくれたのに対して、こちらもやさしい言葉で返答したいものです。 いつも敬語での返答に困ってしまうという人は、返事をするときの言い方をここで確認しておきましょう。さまざまな言葉やその用法を知っていれば、すぐに返事を返さなければならないシーンでも、慌てずに返答できるでしょう。

差し支えありません

「差し支え」という言葉は「都合の悪い事情」や「支障」という意味を持ちます。つまり「差し支えありません」は「問題ない」「支障がない」という意味として使われるのです。 「よろしいですか」は「いいですか」の意味であるため、返答として「差し支えありません」と違和感なく使えます。「差し支えありません」は丁寧な表現なので、目上の人にも使える言葉です。 やわらかく伝えるためのクッション言葉として、「差し支えなければ~」と話し出しのはじめに使うこともできます。ビジネスシーンで活躍するフレーズです。

問題ありません

「問題ありません」も、「差し支えありません」と同じ意味で使える表現です。「問題」という言葉は、「困った事柄」という意味を持ちます。「困ることはありません」というニュアンスを伝えることができるでしょう。 目上の人に対して使うときはより丁寧に、「問題ございません」と言うと失礼なく返答できます。

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初回公開日:2017年12月13日

記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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