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「どうぞよろしくお願いします」の意味や使い方・例文・違い

更新日:2024年02月03日

言葉の意味・例文

「どうぞよろしくお願いします」はビジネスでよく利用されている言葉です。何気なく利用している方が多い言葉ですが、意味をご存知でしょうか。今回は「どうぞよろしくお願いします」の意味や類語との使い分け、例文をご紹介します。使いこなせるようになりましょう。

目上

目上の方へのメールや手紙では、「どうぞよろしくお願いします」よりも「どうぞよろしくお願いいたします」と記載しましょう。 「いたします」は「する」の謙譲語で、へりくだった表現です。「どうぞよろしくお願いします」と使うのは、対等な関係や目下の人とのやりとりになります。目上の人との例文をご紹介します。 ・先程ご連絡頂いた資料を添付いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

「どうぞよろしくお願いします」の類語

「どうぞよろしくお願いします」には、類語がいくつかありますので、ご紹介いたします。 何かをお願いするときに使う類語としては、「よろしくお願いします」「ぜひともよろしくお願いします」「よろしくお願いいたします」「何卒よろしくお願いいたします」などがあります。 挨拶として使う類語としては、「今後ともよろしくお願いいたします」「引き続きよろしくお願いします」「以後ともよろしくお願いいたします」「よしなに」などがあります。

「どうぞよろしくお願いします」との違いや使い分け

「どうぞよろしくお願いします」の類語の中でも、「よろしくお願いします」と「何卒よろしくお願いします」は、特によく利用されています。ここでは、その違いや使い分けをご紹介いたします。

よろしくお願いします

「どうぞよろしくお願いします」の、「どうぞ」がついていないのが「よろしくお願いします」です。 「どうぞよろしくお願いします」の意味でお伝えしたように、「どうぞ」は丁重に頼んだり、心から願ったりする気持ちを表す言葉です。「よろしくお願いします」の前につけることで、より丁寧な言葉となります。 使い分けとしては、目上の方への連絡や、フォーマルな場面、お願いする気持ちが強い場面などで「どうぞよろしくお願いします」と使います。反対に、ちょっとした連絡の場合や、親しい関係の方とのやりとりでは「よろしくお願いします」を使います。

何卒よろしくお願いします

「何卒」は「なにとぞ」と読みます。相手に強く願う気持ちを表す言葉です。「何卒」は「強く願う」、「どうぞ」は「丁重に頼む」という意味で、ここが2つの言葉の違いです。 使い分けとしては、無理なお願いをしているなど、より強くお願いしたい場面では「何卒よろしくお願いします」を使い、丁寧にお願いをした場面では「どうぞよろしくお願いします」を使います。 強くお願いをする場面では、へりくだった表現を使ったほうが効果的です。謙譲語を使い、「何卒よろしくお願いいたします」としましょう。「どうぞよろしくお願いします」も同じく、より丁寧にお願いする場合には、「どうぞよろしくお願いいたします」となります。

「どうぞよろしくお願いします」に対しての正しい返信の仕方

挨拶として「どうぞよろしくお願いします」と言われた場合には、「こちらこそ、よろしくお願いします」と返信することが一般的です。 何かを頼む際に「どうぞよろしくお願いします」と言われた場合には、具体的に伝えるか、「かしこまりました」という了承の言葉で返信します。 たとえば「資料の送付をご依頼したく、連絡させていただきました。どうぞよろしくお願いします」とメールが届いた場合には、「本日中に資料を送付させていただきます」など具体的に返信します。 「どうぞよろしくお願いします」は、丁寧な挨拶やお願いですので、こちらも丁寧に返信することを心がけましょう。

「どうぞよろしくお願いします」を使いこなそう

「どうぞよろしくお願いします」の意味や例文などをご紹介いたしましたが、いかがでしょうか。「どうぞよろしくお願いします」だけでなく、謙譲語の「どうぞよろしくお願いいたします」は、ビジネスでよく使われるフレーズです。 ビジネスでは、さまざまな場面で何かをお願いすることになります。意味を理解せずに、安易に使いすぎないように気をつけてください。「どうぞ」の有無や「何卒」など、意味をしっかりと理解して、場面によって使い分けられるようにしておきましょう。

初回公開日:2017年12月16日

記載されている内容は2017年12月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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