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「ご連絡ください」の意味や使い方・例文・返事・使い分け

更新日:2024年11月23日

敬語表現

「ご連絡ください」は、仕事の連絡や目上の方への対応で欠かせない言葉です。多くの場面で、相手からの連絡が欲しい時に使う言葉です。大事な場面で「ご連絡ください」をどのように使ったら良いのか、時と場合に分けて知っていき、マスターしましょう。

年賀状

年賀状にて「ご連絡ください」と伝えたい場合、手紙で紹介した例文と同じ表現を使います。 引っ越しや転居などの報告をしたい場合、新年の挨拶と引っ越した報告はきちんと段に分けて表記しましょう。居住先や連絡先が変わったため、「お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください」と表記しましょう。

「ご連絡ください」に対して正しい返事の仕方

こちらから相手側に伝える時、敬語として「ご連絡」を使いますが、相手に返事をする場合はどのように表現したら良いでしょうか。返事をする場合にも、「ご連絡」という表現の仕方でかまいません。 相手が連絡してくれたことに対して感謝の気持ちを示すために、有難うございます、などの感謝の言葉も使用しましょう。例えば、ご連絡いただき、有難うございます。などです。また、相手の立場を敬って、「お忙しい中、ご連絡いただきありがとうございます。」などと表記するのも良いでしょう。

「ご連絡ください」との違いや使い分け

くださいと下さいの違い

「ご連絡ください」と「ご連絡下さい」で違う部分は、「ください」と「下さい」です。平仮名で書くのか漢字で書くのか、一度は迷った方もいるでしょう。実は平仮名、漢字の違いだけでなく、意味の違いもきちんとあります。平仮名の場合、英語では "please "の意味にあたります。 つまり、~してくださいという人に何かを頼む場合や敬意をあらわす時に使用します。漢字の場合、英語では "give me "の意味にあたります。つまり、何かものを要求する場合に使用する表現です。ですが、「ご連絡ください」と「ご連絡下さい」必ずしも明確に分かれているわけではないとされています。 このため、もし漢字か平仮名かで迷ってしまった時は「ご連絡ください」とひらがなで記しておけば、問題はないでしょう。

ご連絡くださいは二重敬語?

「ご連絡ください」と「連絡ください」は、敬語の表現としてはどちらも間違いではありません。ニュアンスや物腰の違いであると言えます。「ご連絡ください」は自分の行動にあたるのに「ご」をつけると二重敬語にあたるのではないかと思いがちですが、これは謙譲表現ですので、間違いではないです。 「ください」の部分が尊敬語にあたるため、「連絡ください」と送っても一応マナー違反ではないでしょう。ただ、「連絡ください」の一文だけであると、不快に感じたり少々乱暴に捉えられてしまうこともあるでしょう。 送る相手がどんな立場の方なのか、送る時どんな状況なのかを見極めて、「ご連絡ください」と「連絡ください」を正しく使い分けていきましょう。

ご連絡願いますの使用例

「ご連絡ください」がベーシックな言い方だとすると、「ご連絡願います」はご連絡くださいよりもさらに要求が強い言い方になります。緊急の連絡である場合などに使用します。 ただし、「願います」だけだとほとんど命令口調になってしまっているので、目上の方など立場が上の方に送る場合は気を付けた方が良いでしょう。やり取りをしている相手や状況に応じて、「ご連絡お願いいたします」や「ご連絡お願い申し上げます」など謙譲の表現を取り入れましょう。 「連絡願います」よりも「ご連絡ください」の方が丁寧な言い方ですが、急ぎの用事などの場合は敬語の表現に気を付けながら正しく「連絡願います」と伝えましょう。

連絡してください

~してくださいという言い方は、「する」という動詞に「て」という接続詞が付き、そこに「ください」という補助動詞が付いた要求の表現です。 「~してください」と「~ください」は、同じく命令の表現であり、基本的に違いはないと言えます。「ご連絡願います」や「連絡ください」のニュアンスと同じように、「連絡してください」の一文だけでは目上の方などに失礼にあたってしまうと言えるでしょう。下記で例文を紹介するので、こちらを参考に、やり取りしている相手に失礼のないよう使い分けていきましょう。

「して下さい」の敬語表現例文 こちらの書類をお読みになって下さい。 お読み下さいますようお願い申し上げます。

正しい敬語を使い一目置かれる存在に

「ご連絡ください」は誰もが一度は使う言葉です。何気なく送った一文で、相手に対して失礼にあたってしまったり相手が不快な気持ちになってしまうこともあるでしょう。 「ご連絡ください」に、正しく尊敬語、謙譲語、丁寧語を取り入れ、使い分け、失礼のないようにしていきましょう。そうすれば、「ご連絡ください」のたった一言にも思いやりの気持ちを込めたり伝えたりできます。 日本語はとても難しいですが、敬語に興味を持ち学んでいくと、日本語の美しさが鮮明になります。ご連絡くださいのような一言にも、日本語の美しさを感じることで、綺麗な言葉遣いが養われていきます。 現代には多くの言葉があり、若者たちが作り出した言葉の中には辞書に載るようになる言葉もあります。もう一度日本語を見直し、正しく綺麗な言葉遣いをしていきましょう。

初回公開日:2017年12月19日

記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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