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更新日:2024年09月03日
ビジネスシーンでお金のやり取りをする場面となると、「請求書」を発行することが多くあります。請求書は発注側に敬意を払いたいので「ご請求書」とする場合もあるようですが、果たしてこの「ご請求書」という言葉は正しい日本語なのでしょうか。詳しく解説いたします。
目次
それでは、「見積書」「納品書」ではどうなのでしょうか。「見積書」を「御見積書」、「納品書」を「御納品書」とするのが正しい使い方なのでしょうか。 実際にビジネスシーンでは「御見積書」とした書類が使われています。これはおそらく敬語のうちの謙譲表現で、自社をへりくだって相手側に敬意を払っている意味合いで作られた造語でしょう。 納品書についてもこれを「御納品書」と表記した書面が実際に使われています。これも、「御見積書」と同様に謙譲表現として使われているのではないかと想像できます。 どうやら十数年前にはこれらの表現はあまり見られず、最近よく見かけるようになった表現なのでしょう。言葉は時代によって新しく作られたり変化したりしますので、これからこのような表現に変わっていくことが予測できます。
結論を申しますと、「ご請求書」「御見積書」「御納品書」などの表現は古来からの日本語文法では使われない表現ですが、昨今のビジネスシーンでは実際に使われるようになってきていますので、必ずしも間違いではありません。 これは、謙譲語や丁寧語として意味合いをもってして使われているのでしょう。「請求書」とだけ聞くと、受け取り方によっては押し付けのようなぶっきらぼうな言い方にも取ることができます。 「ご請求書」という言い方について、実際の場面でそう使われるのが受け入れられ一般的になってくれば、正しい日本語になりかわることがあります。現在の流れを見ていますと、「ご請求書」といった表現は必ずしも間違っているとは言えず、これから多く使われるようになってくるのではないでしょうか。
記載されている内容は2018年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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