「ご査収ください」の意味と例文｜類義語と英語表現も併せて紹介

「送った書類を確認してから受け取ってほしいんだけど、どんな言い方で頼んだらいいんだろう」 「『添付ファイルをご査収ください』ってメールをもらったんだが、返事はなんて書けばいいのかな」 このように、ものを送ったり受け取ったりする立場になった方には、沢山の疑問点があるのではないでしょうか。 本記事では、「ご査収ください」という表現の意味に加え、実際に使う際に注意するべきポイントを紹介しています。 この記事を読むことで、「ご査収ください」を使うために必要な知識や、それぞれの状況にふさわしい言い換え表現などを把握できます。その知識をもとにすれば、ものを送る場合の言い回しについて不安を抱えている方でも、相手に失礼な態度を取る心配がなくなるでしょう。 ビジネスシーンで「ご査収ください」を使いこなしたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。

「ご査収ください」は「ごさしゅうください」と読み、「内容をよく確認したうえでお受け取りください」という意味になります。 「ご査収」の「ご」は漢字で書くと「御」で、単語の頭につける尊敬語です。 「査」は「よくみて明らかにする」「よくみて調べる」という意味が、「収」は「おさめる」「取り入れる」という意味があります。 したがって、「ご査収ください」で「内容をよく確かめてお受け取りください」という意味合いになるのです。

出典: 長年のデスクワークで視力が落ちたアラフォーの写真素材 - ぱくたそ

「ご査収ください」は、自分から送った資料や金銭などを送り先で確認してもらい、そのうえで受け取ってほしいときに使う言い回しです。 目上の人や取引先の人に対しても使えるので、ビジネスメールで活用しましょう。 同じ「ご査収ください」でも、送るものが何であるか、相手が誰であるかによって使い方や言い回しが変わってきます。 では、実際にどのように使うのか、状況や相手による違いを例文を使って紹介します。

「ご査収ください」は、金銭や書類といった「送ったものをよく確認したうえで受け取ってほしいもの」を送る場合に、お願いの表現として使う言い回しです。

上記の例文でいうと、請求書は内容をしっかり確認しなければならないものなので「ご査収ください」という表現を使っています。また「どうぞ～ませ」とすることで、より丁寧な印象を持ってもらうことができます。

「ご査収くださいますよう」は、「ご査収ください」に「～ますよう」という敬語表現を加えた言い回しです。 「ご査収ください」は敬語表現ですが、「～ください」で締めくくるとややきつい表現と捉えられる場合もあります。敬語表現である「～ますよう」を後に続けることで、やわらかな言い回しにすることができます。

「～ますよう」に「お願いいたします」という敬語表現を加えることで、より丁寧な言い回しになります。「お願いいたします」には、へりくだって相手に依頼する意味合いがあるので、合わせて使うと良いでしょう。

「～の程」という表現は、ビジネスの場でよく使用される表現です。「～の程」は直接的な言い方を避け、言葉をやわらかくする効果を持つ敬語表現です。 以下の例文のように使います。

「～の程」と「よろしくお願いいたします」を組み合わせることで、敬語表現が強まり、相手に対してへりくだる姿勢を表しています。自分の依頼内容を控えめに伝えることができるので、うまく組み合わせて使いましょう。