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「お待ちしています」の正しい使い方は?意味や言い換え表現も解説

更新日:2024年10月31日

言葉の意味・例文

ビジネスシーンで「お待ちしています」という言葉を使ったことがありますか。ビジネスシーンでは、相手が目上の者か、同輩かなどを意識して言葉選びをする必要があります。本記事では、「お待ちしています」の意味や使い方などを解説しています。参考にして下さい。

「お待ちしています」はご自分でも何度か使ったことがある言葉ではないでしょうか。よく使われている言葉ですが、言葉の正しい意味や成り立ちをきちんと理解して使っているでしょうか。聞いたことがあるからなんとなく自分も使っているという方も多いでしょう。 本記事では「お待ちしています」の意味や使い方、別の言葉による言い換えなどを解説しています。言葉をきちんと理解したうえで使うようにすれば、言葉の使い方を間違えて相手を不快な気持ちにさせてしまうようなミスを避けられるはずです。 また、本記事を参考に「お待ちしています」の類語を覚えておけば、状況に適した表現を用いて言葉を選択できるようになります。「お待ちしております」の意味だけでなく、例文や類語も覚えて語彙の幅を広げていきましょう。

「お待ちしています」の意味

「お待ちしています」の意味

「お待ちしています」という言葉をビジネスシーンで聞いたり、使ったりしたことはありませんか。ここでは「お待ちしています」という言葉の意味について解説します。 「お待ちしています」という言葉は、相手が「来ること」を強く願い、その旨を伝える敬語です。相手からのレスポンス待つ場合に用いられます。 「お待ちしています」は、「待つ」ことを「する」という表現を敬語に変化させた言葉です。ビジネスシーンで使う機会が多いことから、適切な言葉遣いを覚えておきましょう。

「お待ちしております」はより丁寧な表現

「お待ちしております」は、謙譲語と丁寧語の組み合わせから成る敬語表現です。「お待ちしています」は丁寧語のみの表現ですが、「お待ちしております」には「待っている」の謙譲語表現であり、より丁寧な表現になります。 顧客や取引先、あまり親しくない上司などには「お待ちしております」を使うようにしましょう。親しい上司や先輩であれば、丁寧過ぎない「お待ちしています」を使っても問題ありません。

「お待ちしています」の使い方・例文

「ご連絡お待ちしています」や「またのご来店をお待ちしています(おります)」という使われ方を耳にしたり目にしたりしたことがあるでしょう。接客業界でよく使われているフレーズですが、接客業以外のビジネスシーンでも「お待ちしています」は多く使われています。 ここでは、ビジネスシーン別の使い方や例文について解説していきます。ご自分の日常やビジネスの中で、使うシーンを思い浮かべながら、使い方を学んでいきましょう。

社内で使う場合

「お待ちしています」は接客業で使われることが多いフレーズですが、社内でも「待っている」ことを伝えるときに同じように使うことができます。 社内で「お待ちしています」を使う状況としては、「どこかで待っている」とき、「何かを待っているとき」が考えられます。例文を参考に、社内における「お待ちしています」の使い方を考えてみましょう。

  • それでは会議室でお待ちしています。
  • 忘年会の出欠について、回答をお待ちしています。
  • 明日の出張は、現地でお待ちしています。

社外や目上の人に使う場合

車外の人や、社内でも目上の人に対して「待っている」旨を伝えたいときには、「お待ちしています」でも間違いではありませんが、「お待ちしております」がおすすめです。 「お待ちしています」も丁寧語ですが、「お待ちしております」は謙譲表現が含まれているため、相手を敬う気持ちが強く表れます。

  • お手数ですが〇日までに回答をいただけますようお願いいたします。お返事をお待ちしております。
  • 弊社受付にてお待ちしております。
  • エレベータ前でお待ちしておりますので、エレベータで8階までお越しください。

ビジネスメールの返信を待つ場合

ビジネスメールでは、相手の返信を促すために締めの一文として「お待ちしています」を記載することがあります。社内の人間に対してであれば上司・部下どちらにも「お待ちしています」を使って問題ありません。 顧客相手の場合は、「お待ちしております」と記載した方がさらに丁寧な表現になるためおすすめです。丁寧にするつもりで「お待ち申し上げております」とすると、二重敬語になってしまうので注意が必要です。

  • 返信をお待ちしています。
  • メールにてご回答お待ちしています。
  • 出欠の件、ご連絡をお待ちしております。

来てもらいたい場合

ある場所まで来てもらいたいというときに、「来てください」という代わりに「お待ちしています」と表現することも可能です。例文を参考に「お待ちしています」と「来てください」を言い換えながら感覚をつかみましょう。 来てもらいたいという気持ちを相手に受け取ってもらうために、来て欲しい場所や時間を明確に伝えましょう。

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初回公開日:2017年12月19日

記載されている内容は2017年12月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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