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「お含みおきいただけますと幸いです」とは?ビジネスでの使い方も

更新日:2024年03月08日

敬語表現

「お含みおきください」というフレーズの意味を知っていますか?ビジネス上よく使うフレーズですが、意味や使い方を知らない人は多いでしょう。ここでは、「お含みおきください」の意味や使い方、例文、類語などをご紹介しますので、ご参照ください。

シーン3:お客様に対して使う

お客様へ何かを通知する場合などに「お含みおきください」というフレーズは使われます。お客様などに、どうか理解していただきたいというシーンで「お含みおきくださいませ」と表現します。 お客様に対して使うシーンでの、「お含みおきくださいませ」の例文をご紹介します。

例文:「お含みおきくださいませ」

「お含みおきくださいませ」を使用した例文をご紹介します。 「お含みおきくださいませ」を使用した例文としては、「ご注文いただいてから10日以内にお支払いいただけない場合は、ご注文をキャンセルさせていただきますので、あらかじめお含みおきくださいませ。」や「本日より2週間出張で不在となりますことをお含みおきくださいませ。」というものがあげられます。

シーン4:ビジネス取引で使う

ビジネス上の取引においても、「お含みおきください」という表現はよく使われます。ビジネス上の取引では、さらに丁寧に表現してお願いするために「お含みおきくださいますよう」という表現で使用します。 ビジネス取引で使うシーンでの、「お含みおきくださいますよう」の例文をご紹介します。

例文:「お含みおきくださいますよう」

「お含みおきくださいますよう」を使用した例文をご紹介します。 「お含みおきくださいますよう」を使用した例文としては、「この度は、弊社とご契約いただき誠にありがとうございます。また、詳細な契約内容につきましては、別紙に添付しておりますので、内容をご確認の上、お含みおきくださいますようお願い申し上げます。」というものがあげられます。

「お含みおきください」など敬語を適切に使って、相手を気持ちよくさせたいと感じるのであれば、敬語の使い方が面白いほど身につく本をおすすめします。 敬語の使い方が面白いほど身につく本は、敬語以外にも物腰や態度についても知ることができるので、ビジネスシーンで非常に役立つ本です。

「お含みおきください」の言い換え表現

「お含みおきください」の類語としては、「ご承知ください」や「ご了承ください」というフレーズがあります。これらを相手から言われたときの印象を聞き比べたときに、どういった印象を持つでしょうか。 「お含みおきください」よりも、「ご承知ください」「ご了承ください」の方が、上から一方的に言われているという印象が強く、「お含みおきください」は逆にお願いされているような印象を受けます。

「ご承知おきください」

似たようなフレーズだからと、「お含みおきください」の代わりに「ご承知おきください」と使ってはいけません。この「ご承知おきください」という表現は、敬語としては不適切です。 「承知」という言葉は、「承る(うけたまわる)」という自分をへりくだって相手を立てる謙譲語になり、謙譲語を相手に使うということ自体が誤った敬語ということになります。

「ご承知おきください」は目上の人には使えない

「承知」は謙譲語となります。「ご承知おきください」は誤った敬語となりますので、目上の人に用いることはできません。目上の人に用いるのであれば、尊敬語を使用しましょう。 「ご承知おきください」と言いたい場面であれば、「お含みおきください」という表現にします。

「ご了承ください」

「ご了承ください」は、「お含みおきください」と似た言葉で、同じようなシーンで用いられます。しかし、「ご了承ください」は、こちらの一方的な思いで「納得するように」と上から言われている印象が強いです。 「お含みおきください」は、尊敬語が入っているためにお願いしているニュアンスにとらえられます。ビジネスシーンにおいては、このわずかな印象の違いが後の取引で変わってくる可能性がありますので気を付けましょう。

「ご容赦ください」

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初回公開日:2017年12月09日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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