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初心者向け花札で勝つためのコツ/こいこい/花合わせ/八八

更新日:2024年06月11日

趣味

みなさんは花札というゲームをご存知ですか?いろいろなルールや遊び方があり、覚えていくと家族や友人たちと気軽に楽しめるゲームです。今回は、初心者の方にもわかるように、花札というゲームの入門編として、そのいくつかの遊び方と勝つためのコツをご紹介したいと思います。

<赤短(あかたん、5文)> 文字の書かれた赤い短冊を3枚集めた役です。 <青短(あおたん、5文)> 青(紫)の短冊を3枚集めた役です。 <タネ(たね、1文)> 10点札を5枚集めると役になります。以降、10点札が1枚増えるごとに点数が1文ずつ加算されます。 <タン(たん、1文)> 5点札を5枚集めると役になります。以降、5点札が1枚増えるごとに点数が1文ずつ加算されます。 <カス(かす、1文)> カス札を10枚集めると役になります。以降、カス札が1枚増えるごとに点数が1文ずつ加算されます。 特殊ルールとして、「盃」は10点札またはカス札のどちらにとることもできます。 次章では、このこいこいを楽しむためのコツをお教えします。

こいこいを楽しむためのコツ

こいこいを楽しむためのコツですが、まず自分が狙える役を考えるところから始めてみましょう。手札と場に出された札を組み合わせて狙える役を考えます。山札をめくったり相手の手札が場に出されたりすることで状況は随時変化していきますので、状況に対応する柔軟性も大事です。 例を挙げますと、例えば、手札に短冊が2枚あり、場にも短冊が複数枚ある場合は、自分の手札で場の短冊を取ることができれば、「たん」を狙える可能性が高いです。さらに短冊に赤短や青短のうち数枚が入っていたらさらに高い役である「赤短」「青短」へ役を育てることも狙えます。このように、場に出された札と手札を組み合わせて、可能性が高そうな役を考えるがこいこいを楽しむコツです。

花合わせ

2人から4人で遊ぶことができます。こいこいと同じように親を決めます。親は下記のように札を配ります。 二人→場八の手十(2人×10枚+場8枚) 三人→場六の手七(3人×7枚+場6枚) 四人→場八の手五(4人×5枚+場8枚) 親から見て右回りに、順に以下の方法で札を出していきます。 手札の一枚を場に出します。このときに絵柄が合う(同じ月)札があればその札に重ねるように置きます。この2枚の札は自分の札となります。次に山札から1枚めくり、同様に絵柄が合う札があればその札の上に、なければ場に置きます。自分の札となった札を、自分の前に表を向けて並べておきます。その次は子が同じ手順で札を出します。手札がなくなったら遊戯終了で、得点を集計します。 特殊ルールとして、小野道風の札はジョーカーのような扱いでオールマイティーにすることもあります。

花合わせの役、点数

花合わせの役、点数は少し複雑です。こいこいの雨四光、三光がなくなり、他に色々な役が追加されています。 五光(200点) 四光(60点) 松桐坊主(鶴、月、鳳凰、20点) 猪鹿蝶(20点) 赤短(40点) 青短(40点) 花見で一杯(20点) 月見で一杯(20点) 七短(柳を除く短冊9枚、40点) 六短(柳を除く短冊6枚、30点) 表菅原(鶴、鶯、幕、30点) のみ(幕、月、盃、30点) くさ(藤、菖蒲、萩の短冊三枚、20点) 藤島(藤4枚、20点) 桐島(桐4枚、20点) 雨島(柳4枚、20点) などがあります。

花合わせを楽しむコツ

花合わせを楽しむコツですが、前述のこいこいを楽しむコツと同様、まずは役を覚えてしまうことです。そうすると自分が何の役を狙えるか、相手を逆転するためには何の役をとって何点とればいいのか戦略を練ることができます。役が多いので最初は大変ですので、練習のために使う役を例えば五光、四光、猪鹿蝶、赤短、青短、花見で一杯、月見で一杯に限定して遊ぶのもコツの一つです。

八八

八八も花札の遊び方の一つです。基本的に3人で遊びます。こいこいと同様に親を決めたら、各自に7枚ずつ、場に6枚配ります。このとき、場札に20点札があるかどうかで「場」が決まります。

「場」とは?

小場=場の札に20点札が1枚もないとき点数は通常計算となります。 大場=6枚の場札の中に「鶴・幕・月」の20点札のどれか一枚があるとき点数は全部2倍で計算します。 ※2枚以上同時にある場合は「二代しばり」となって次の回も大場になります。 絶場=6枚の場札の中に「小野道風・鳳凰」の20点札のどちらかがあるとき全ての得点を4倍で計算します。 ※2枚同時にあると「二代しばり」となるため、次の回も絶場になります。 大場、絶場の両方の条件を満たしている場合は「絶場」が優先されます。

遊び方

札が配られたら各自手役の計算を行います。この時、小場・大場・絶場のルールに基づいて、手役の時点でも2倍・4倍ルールが適応されます。 親から時計回りにゲームが始まります。まずは、手札を場に出し、山札からさらに1枚場に出し花札を合わせていきます。 親から時計回りに手順で行い、最初に役ができた人がその場のゲームを終わらせることができます。ただし、次の役に繋げられ、さらに点が狙えそうであれば継続することもできます。 その場合は、「下げる」と宣言することでゲームを継続することができます。ただし、他の人が役を作り負けた場合は、「下げる」と宣言した役分の点数を他の人に払うことになります。さらに、相手が作った役の点数を1人ですべて払わなければならなくなります。 「下げる」を行いゲームを継続し、次に役が出来た時に再度ゲームを終了するか選ぶことができます。もし、誰も役ができず山札が無くなるとプレイ終了し、自分の取った札の得点を計算します。88点より少ない人は、その差額を88点以上持っている人に差額分を支払います。 点数の高い人がそのゲームの勝者で、これを12回繰り返します。12回勝負を繰り返し終わるとプレイが終了し、最終的に点数が一番多い人が今回のゲームの勝者となります。

八八の役

八八には、花札が配られた時点で手札にできる「手役」と、めくって取った札でできる「出来役」があります。 「手役」には2通りあり、同月札の重複による手役とカス札による手役とがあり、複合することもできます。「出来役」にも通常の出来役と特殊な出来役とがあります。そんな八八の役について紹介していきます。 ・同月札の重複による手役 三本(さんぼん) 同じ月の札が3枚揃う、スリーカードのこと。 立三本(たてさんぼん) 藤・菖蒲・萩か、桐のカス札が3枚揃う、スリーカードのこと。 同月札の重複による手役ができた場合、手役となる重複札を公開することになります。また、同じ月の札が4枚と別の同じ月の札が3枚揃った四三(しそう)が出来た場合はプレイは行わなず、精算して次の勝負に入るというルールもあります。 ちなみに、ゲームの終了時に三本や立三本を構成できれば「飛び込み」となり、1点加算することができます。これは、「飛び込み」が確定した時点で、もらうことができます。 ・カス札による手役 赤(あか) 短冊札が2枚以上、残りがカス札。 短一(たんいち) 短冊札が1枚、残りがカス札。 十一(とういち) 十点札が1枚、残りがカス札。 カス札による手役が揃った場合は、原則カス札をさらすことになります。その中でも、雨札(11月)は特例で短冊・燕・小野道風(本来は5・10・20点)もカス札扱いとなります。

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初回公開日:2017年12月29日

記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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