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更新日:2024年06月11日
みなさんは花札というゲームをご存知ですか?いろいろなルールや遊び方があり、覚えていくと家族や友人たちと気軽に楽しめるゲームです。今回は、初心者の方にもわかるように、花札というゲームの入門編として、そのいくつかの遊び方と勝つためのコツをご紹介したいと思います。
みなさん花札はご存知でしょうか。やったことは無いにしてもその名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか。花札は安土桃山時代の天正かるた、江戸時代のウンスンかるたを経て現在のような花札ができたと言われています。 主に「こいこい」「花合わせ」「八八」という遊び方がありますが、同じ遊び方でも地域によってルールが少し異なることがあります。今回は花札の入門編として、それぞれの遊び方の基本ルールなどを説明していきます。
花札のルールを説明する前に、花札に描かれている絵について説明します。花札には色々な植物や動物が描かれていますが、これは1月、2月といった月(旧暦)を表します。札に数字が書かれていないのでわかりにくいですが、親決めの際やおいちょかぶをやるときに使用しますので覚えておいて損はありません。 1月→松と鶴 2月→梅とうぐいす 3月→桜と幕 4月→藤とほととぎす 5月→アヤメと八つ橋 6月→牡丹と蝶 7月→萩と猪 8月→ススキと月、雁 9月→菊と盃 10月→紅葉と鹿 11月→柳と小野道風とカエル、燕 12月→桐と鳳凰 遊んでいるうちに覚えてしまいますので、たった今丸暗記する必要はありません。 それでは次の章から、花札の遊び方といくつかあるルールに沿って、どのようなゲームか説明していきます。
基本的に2人で遊びます。まずは親決めですが、裏向きにした札を1枚ずつめくり、月の早い方が親となります。その後、親が札を配ります(最初に引いた札は戻してシャッフルしましょう)。子、場、親の順に2枚ずつ4回、計8枚配ります。このとき、子と親には裏向き、場には表向きにして配ります。残りは山札として裏向きにして積んでおきます。
まず、親から順番に手札の1枚を場に出します。このときに絵柄が合う(同じ月)札があればその札に重ねるように置きます。この2枚の札は自分の札となります。次に山札から1枚めくり、同様に絵柄が合う札があればその札の上に、なければ場に置きます。自分の札となった札を、自分の前に表を向けて並べておきます。その次は子が同じ手順で札を出します。 「役」ができた段階でいったんプレーを止めます。ここでその点数をもらうこともできますが、さらなる加点を目指してプレーを続行することもできます。そのときは「こいこい」と宣言します。次にまた何か役ができたときに再度「こいこい」するか、または相手が役を作って逆転するか、その駆け引きがこいこいの醍醐味です。
花札には光(こう)と呼ばれる20点札(鶴、幕、月、小野道風、鳳凰)、鳥や動物などが描かれた10点札、短冊が描かれた5点札、カスと呼ばれる札があります。これらの組み合わせで役を作ります。以下に一般的なこいこいルールで使用される役を示します。それぞれに点数がありますが、20点札、10点札の点数と混同しないように、「文」(もん)という単位を使うことも多いです。点数は場所によって異なりますので注意しましょう。
<五光(ごこう、10文)> 20点札を5枚すべて集めた役です。 <四光(しこう、8文)> 小野道風を除く20点札を4枚集めた役です。 <雨四光(あめしこう、7文)> 小野道風を含めて20点札を4枚集めた役です。 <三光(さんこう、5文)> 小野道風を除く20点札を3枚集めた役です。 <花見で一杯(はなみでいっぱい、5文)> 幕(桜)と盃の2枚で役になります。 <月見で一杯(つきみでいっぱい、5文)> 月と盃の2枚で役になります。 <猪鹿蝶(いのしかちょう、5文)> 猪、鹿、蝶の3枚を集めた役です。
記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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