アナログでペン入れをするときのコツ｜強弱/太さ・液タブのコツ

髪の毛はキャラクターを描く部分でも一番気を使うポイントでもあります。なかなか難しい部分なので、苦労する方も多いことでしょう。髪の毛は全体的に前髪、サイド、後ろ髪の3つのブロックに分かれていると考えて描くと比較的考えやすいです。 最初に坊主頭の顔を描き、顔の角度に合わせて、髪の生え際に沿って描いていきます。毛束を意識して、違和感のない方向へ流れるように描いていくのがポイントです。最後に一本一本のバラつきがある髪の毛などを描き込むと、リアリティが増します。

背景を描く際は、パースを意識して描くようにしましょう。このパースが狂ってしまうと、どんなに上手にキャラクターが描けたとしても、だいなしの絵になってしまいます。 これらの背景を描く際は、アイレベルや消失点をしっかりと設定して描いて行く必要があります。鉛筆でしっかりと描けたら、定規を使って、必要な部分をペン入れして行くだけです。これらの背景のパースについてのわかりやすい説明は以下のリンクでのサイトのように、解説は多くあるので、参考にしてみてください。

ペン入れのコツがわかった所で、デジタルペイントツールのおすすめソフトを簡単に紹介しましょう。

イラストと漫画の両方を描くことができるペイントツールです。 漫画の機能を基本的なものに抑えた、イラスト制作メインのPro版と、複数のページの漫画を管理したりできるなど、漫画機能を大幅に追加したEx版の2種類があります。ペン入れはもちろん、豊富なブラシで色塗りも十分にできるのでおすすめです。 漫画がメインなのか、イラストがメインなのかで、買うべきソフトが変わってきますので、公式サイトでチェックしてみましょう。

マンガ制作がメインのクリップスタジオのセルシスが開発したソフトですが、現在はクリップスタジオに変わっているため、生産は終了しています。コミックスタジオよりもさらにパワーアップした機能がクリスタEXにはあるので、現在新たに買うならば、よほどの理由がない限りはクリスタEXで問題ないでしょう。

クリップスタジオほどの派手さはないですが、ペイントツールとしての機能は申し分ない、シンプルながら使い勝手の良いお絵かきソフトです。ペンの性能もなかなか良く、自分でのカスタマイズも可能なので、こちらもクリスタ同様、お絵描きメインツールとして十分な性能を発揮してくれます。

フォトレタッチが本来の目的であるPhotoshopでも、ブラシの設定次第ではペン入れが可能です。プリセットのブラシは少々使いにくいと思った場合は、設定をいじってみましょう。

イラストを描く上で大事な作業のペン入れ、これは避けて通れない作業であるが故に、上手く描きたいと思う方も多いでしょう。アナログであれ、デジタルであれ、基本のポイントは変わりません。線の強弱と、物の立体感や陰影を意識して描くこと、これが全てです。 後はツールごとの慣れになってきます。自分自身で使いやすいツールを見つけ、数をこなして、線画のスキルをどんどんアップしていきましょう。