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経験を「活かす」と「生かす」の違い|4つの例文で学ぶ

更新日:2024年03月18日

言葉の違い

経験を活かすという表現は常用されることが増えたので、一般的な使われ方をされる言葉の一つになりました。しかし、経験を生かすとは何が違うのでしょうか。そこで、今回はこの経験を活かすと経験を生かすの違い、実際に活かす方法などについてご紹介します。

経験を活かすの意味

「経験を活かす」とは、「経験を効果的に使う」という意味を持ちます。このフレーズは、ビジネスシーンにおいて、入社時の面接や部署異動などの際に使われる表現です。 「経験を活かす」という言葉を使ったことがある方も多いのではないでしょうか。この記事では、「経験を活かす」と「経験を生かす」の違い、ビジネスシーンにおける使い方などを紹介していきます。 このフレーズについて、詳しく確認していきましょう。

「活かす」と「生かす」の違い

「経験をいかす」という言葉に、「活かす」と「生かす」という2つの言葉のどちらを当てはめるのか、悩んだことはありませんか。これは履歴書といった大切な提出物に記載する内容にも出てきてしまう部分なので、理解していないと困ることがあります。 口にするときに意識することはなかなかありませんが、それを文字にしたときに「この書き方で正しいのかな」と疑問に感じてしまう言葉がたくさんあるのが日本語です。

「活」の意味

「活かす」は「効果的に使う、活用する、能力や性能を発揮させる」という意味を持ちます。ある程度積極性を示したいときにつかわれるのが一般的です。 しかし、この「活かす」という言葉は常用漢字ではありません。経験を活かすなどの使われ方をするゆえに、「活かす」という読み方を理解している人は非常に多いですが、本来の読み方は「生活」などの「カツ」という読み方しかありません。

「生」の意味

「生かす」は「生命を保たせる」という意味になります。このように生命に関するときに「生かす」は使われます。 また、先程も述べたように、「活かす」は常用漢字ではないため、公用の場では活用するの意味で使われる、「いかす」のときも「生かす」というように「生」の漢字を使って表現することがあります。漢字を使わず、ひらがな表記で「いかす」と表されることもあります。

どのように使い分ければいいか

基本的に意味は一緒なので差はありませんが、「生かす」の場合は命にかかわることに使って、「活かす」は能力や性能を発揮させるために使われます。しかし「生かす」も己の人生を表す言葉として用いられますので、「経験を生かす」という言葉も正しいといえるでしょう。 しかし、今の日本での使われ方を見比べるとニュアンス的な意味合いは多少異なります。「経験をいかす」では「活かす」を用いるほうが一般的に適しているとされています。

ビジネスでの「経験を活かす」の使い方

ここからは、ビジネスシーンにおいての「経験を活かす」というフレーズの使い方について紹介していきます。ビジネスシーンにおいて、「経験を活かす」という言葉を使うことはしばしばあります。 入社をするとき、転職をするとき、部署異動するとき、「これまでの経験を活かす」、というフレーズを使って意気込みを語ることもあるでしょう。

どういうシーンで「経験を活かす」を使うのか

続いて、具体的にどのような状況で「経験を活かす」という言葉を使うのでしょうか。「経験を活かす」という言葉を使う場面を、シーンごとに確認していきましょう。 ここでは「アルバイト」「ボランティア」「インターン」「前職」の経験を活かすシーンについて、詳しく説明していきます。早速見ていきましょう。

例文①アルバイトの経験を活かす

アルバイトの経験を活かすことのできる主なシーンは、就職活動時の面接です。 例えば、接客のアルバイトをしていた場合、人とのコミュニケーションに慣れているということを強みとして伝えることができます。営業を希望している場合は、アピールポイントとなるでしょう。 また、データ処理のアルバイトをしていた場合、PC関係に強いことをアピールすることができます。使い慣れているソフトや対応したことのある案件について具体的に述べましょう。

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初回公開日:2017年12月01日

記載されている内容は2017年12月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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