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更新日:2024年10月16日
ビジネスシーンなどでよく目にする「頂戴する」という言葉は、どのように使用するかわからないという人もいるでしょう。この記事では、「頂戴する」を使う際の注意点や、「頂戴する」の例文も紹介しています。是非チェックしてみてください。
目次
「頂戴」を使用して文章を書くときは、ひらがなではなく漢字を使いましょう。 もともと「頂戴する」の「頂戴」は、目上の人に対して使用したり、かしこまった場で用いたりすることが多い言葉です。 「頂戴」をひらがなで「ちょうだい」と書いても意味は変わりませんが、ひらがなで表記すると幼く感じられるため、場にそぐわない場合があります。 そのため、ビジネスシーンや目上の人に対するときは、「頂戴」を漢字で書くようにしましょう。
レジでお金をもらうときは、「頂戴する」ではなく、「預かる」を用いましょう。 受け取ったお金を一時的に確保することを意味する言葉は「預かる」のため、清算前にレジでお金をもらうときは「預かる」を使います。 もしレジでお金をもらうとき、釣銭が発生する支払いの場合は、特に「預かる」が適しています。 支払いの手順としては、一旦お金を預かり、釣銭を返したあとに支払い金額ちょうどを店舗側が受領するという流れになりますので、まずは「○○円お預かりします」と伝えるのがいいでしょう。
それではここから、「頂戴する」の例文をいくつか紹介します。 シチュエーション別に取り上げますので、「頂戴する」を使うときにどのように使用するのか具体的に理解できるでしょう。 是非参考にしてみてください。
「頂戴する」は相手からしてもらった配慮に対して、感謝を伝えたいときに使うことができます。 例として、 ・お歳暮を頂戴しまして、誠にありがとうございます。 ・あたたかい言葉を頂戴し、励みになりました。 ・サポートを頂戴し、何とか無事に乗り越えることができました。 このように使うことができます。 目上の方などから何かをしてもらったり、ものをいただいたりしたときに感謝を伝える際に使うといいでしょう。
「頂戴する」は時間がほしいときに使うことができます。 例として、 ・○日に休みを頂戴したいのですが、よろしいでしょうか。 ・詳しく説明したいので、もう少しお時間を頂戴できますでしょうか。 ・修理しますので、このあと10分ほどお時間頂戴できますと幸いです。 このように使うことができます。 ビジネスシーンなどで、目上の人や取引先、お客様に対して時間がほしいことをお願いするときによく使われますし、休みがほしい際に上司に相談するときにもよく使われます。 目上の人に対して時間がほしいときに是非使ってみてください。
「頂戴する」は相手にうかがいをたてるときに使うことができます。 例として、 ・先日ご提案した件について、ご意見を頂戴できますでしょうか。 ・○日までに請求書を頂戴してもよろしいですか? ・○○様の祝辞を頂戴したく存じます。 このように使うことができます。 目上の人や取引先の人に、何かをしてもらいたいときなど依頼をする際に「頂戴」を使用することができます。 目上の人にうかがいをたてる際にはなるべく失礼のないようにと考えると、言葉遣いはなかなか難しく気を遣うことですが、「頂戴」を使ってお願いしてみると失礼のない言葉遣いになるでしょう。
英語には謙譲語の概念はありません。 謙譲語である「頂戴する」を表現するには、「もらう」という意味を持つ言葉で表すことができます。 「もらう」を英語にすると「get」ですが、同僚や友人のような関係性で使うときに適している表現です。 そのため、目上の人や取引先などに向けて使う場合は別の言葉を使いましょう。 公共性の高い場所やビジネスなどの相手では、「receive」が用いられることが多く、「receive」で「頂戴する」を表すことができます。 ・I certainly received this document. (この書類を確かに頂戴しました) ・I received a compliment from the president. (社長からお褒めの言葉を頂戴しました) このように「頂戴する」の意味を持つ「receive」を使って、英語でも取り入れてみましょう。
「頂戴する」は、目上の人から何かをもらったときなどに使える言葉です。 他にも時間をもらいたいときに目上の人にうかがいを立てる際にも使えます。 ただ、「頂戴する」は時と場合によっては場違いになったり、状況がそぐわない場面での使用は返って大げさに捉えられたりすることがあるので注意が必要です。 正しい使い方をこの記事でチェックして、「頂戴する」を使いこなしてみましょう。 そうすれば、目上の人や取引先の人などから好印象を得ることができ、あなたの仕事や人間関係が潤滑に進むでしょう。
記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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