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更新日:2024年07月13日
「拝啓」とは、「拝み申す」との意があり、ビジネスに限らず手紙を書く時に使われる頭語になります。「拝啓」「敬具」とセットで使われますが、社内での文書やメールのやり取りなどでは必要とせず、春夏秋冬の時候の挨拶と共に、丁寧な挨拶文の中に有効に使用しましょう。
お礼の手紙は送る時期を逃さないことが大切です。文章構成にこだわり悩むよりも、簡潔でストレートに感謝の気持ちを表現しましょう。 お礼の内容を自分の言葉で具体的に述べることで、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。経過報告や結果報告を忘れずに伝え、心を込めてお礼を書きましょう。例文を参考にしてみてください。 <結婚、祝電のお礼 例文> 拝啓 秋たけなわの季節となりました。皆さまにはますますご清祥のことと存じます。先日は私どもの結婚に際し、心温まるご祝電を頂きまして、誠にありがとうございました。 ○○様から頂戴した温かいお言葉を胸に、笑い溢れる幸せな家庭を築いてまいります。至らぬ私どもではございますが、今後ともご指導ご助言をよろしくお願い申し上げます。まずは書面にてお礼申し上げます。 敬具
招待状は催事の情報を相手に伝えるための書状で、情報は正確に、そして丁寧に伝えましょう。相手が無理なく楽しんで参加の有無を決定することができるよう 配慮することが大切です。恩師を同窓会にご招待の例文を参考にしてみてください。 <同窓会招待 例文> 拝啓 晩秋の候 落ち葉が散り始め、秋の深まりを感じる候となりました。先生におかれましては、益々ご健勝のこととお慶びを申し上げます。 さて、私たちが○○大学を卒業して、○○年を迎えます。つきましては、下記の予定にて同窓会を開催する運びとなりました。ご多忙中とは存じますが、ぜひご臨席賜り、懐かしいひとときを過ごしていただきたくご案内申し上げます。 卒業生一同、お目に書かれるのをとても楽しみにしております。お繰り合わせの上よろしくお願い申し上げます。 敬具
お詫びの手紙では、申し訳ないと言う気持ちを伝えることが、一番の目的です。形式的な時候の挨拶をいろいろ書くことは控え、単刀直入に本題に入る事が、本当の誠意を伝えることになります。 また、相手に会って、直接お詫びの言葉を伝えられない代わりに送る手紙なので、なるべく早く送ることがお勧めです。お詫びの例文を作成しましたので参考にしてみてください。 <例文> 拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼を申し上げます。この度は、○○の件で大変なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。当方で原因を調査しましたところ、〇〇〇の〇〇○が原因であることが判明いたしました。 今後、このような事が起こらないよう、細心の注意をしてまいります。何卒ご容赦のほどよろしくお願い申し上げます。略儀ではございますが、取り急ぎ書面にてお詫び申し上げます。今後とも変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。 敬具
拝啓には「お辞儀して申し上げる」という意味があります。人と会う時には挨拶をしますが、拝啓は文面での挨拶といえるでしょう。現代では、若い人やあまり外部とのコミュニケーションがない人は「拝啓」「敬具」という語句を使わないということもあります。 しかし、ある程度の役職になり、文書でのやりとりが増えた場合には、この当たり前のビジネスマナーができていないと、恥をかくことになるでしょう。「拝啓」「敬具」とセットにして覚えておきましょう。例文をぜひ参考にしてみてください。ただしメール、ファックスを送る場合は、必要ありません。 <例文> 拝啓 春暖の候 日ごとに暖かさが増す候となりました。貴社益々ご清祥のこととお慶びを申し上げます。さて、お申し越しの件につきましては、了解いたしましたのでお進め頂ければと存じます。今後ともお世話になりますがよろしくお願い申し上げます。お忙しい時期に入ります。くれぐれもお体ご自愛ください。 敬具
手紙を書く時に心がけることは、かしこまった間柄やビジネス文書では、頭語である「拝啓」を書くのが一般的ですが、親しい間柄や女性の場合には「こんにちは」など、語りかける言葉にすることもお勧めです。 挨拶の次には用件を書きますが、「さて」「このたび」などの言葉で繋げば、スムーズに書くことができます。また、親しい間柄では「さっそくですが」など、すこしくだけた感じの言葉でも良いでしょう。 用件の後には結びの言葉を続け「今後ともよろしくお願いします」などの、結びの言葉とします。また相手の健康を気遣う言葉や、活躍を祈る言葉を書くことで、さらに心のこもった手紙になります。 親しい間柄では「ではまた」など、さらりと書くのも良いでしょう。例文を参考にしてみてください。 <例文> こんにちは。寒さ厳しい日々が続いておりますが、その後お変わりなくお過ごしでしょうか。さて、久しぶりにランチなどいかがでしょうか。〇月〇日を予定していますが、ご都合がよろしければ、ご一報いただければ嬉しくおもいます。ではまたお会いできる日を楽しみにしています。
メールでは、原則的に「拝啓」「敬具」のような頭語、結語および時候の挨拶などは省略したほうが良いです。 ビジネスメールは用件を簡素に伝え、相手に精神的に負担をかけないようにするのが良いとされています。「拝啓」などを使わない代わりに、挨拶文として一番初めに「お世話になっております」「お疲れ様です」などを書き出しに使い、結語の代わりには「よろしくお願いいたします」などの挨拶の言葉を入れます。 <例文> ・初めてメールを送らせていただきます。○○会社の○○と申します。 ・初めてご連絡させていただきます。○○会社の○○と申します。 また、日ごろのメールに相手への思いやりや、配慮を加えたメールの文面にすることによ り、上司や取引先、同僚にも良い印象を与えることになります。 そして、忙しい相手から返信をもらった時には、早々にお礼のメールを送りましょう。
「拝啓」という頭語は、目上の人などに対しての手紙文などの冒頭に書かれます。その場合の結語は「敬具」が適しています。手紙が縦書きの場合でも、横書きの場合でも変わりない位置をとりましょう。 <例文> ・改行なし 拝啓 時下ますますご清栄のことと、お慶びを申し上げます 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼を申し上げます (拝啓 時候の挨拶)というように、1字分のスペースを空ける ・改行あり 拝啓 時下ますますご清栄のことと、お慶びを申し上げます 平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼を申し上げます (拝啓 改行 時候の挨拶) ・縦書きのビジネス文書、手紙の「拝啓]の位置は右揃えで、一文字分のスペースを空けます。また、「敬具」は改行して書くのが一般的ですが、改行しないで「右揃え、スペースなし、または1文字スペース」でもOKです。
拝啓や季節に合った時候の挨拶を使うことで、事務的な文書が気持ちのこもった文章になります。ビジネスに限らず、手紙を書く時に使われる「拝啓」は、手紙の始めに書く頭語で、「拝啓・敬具」とセットで覚えておきましょう。 また、親しい間柄の人に手紙を書く場合や、女性同士の手紙のやりとりなどの場合には、必ずしも拝啓・敬具は使用せず、「こんにちは」「ではまた」などの親しみのある言葉にする事もお勧めです。
記載されている内容は2017年12月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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