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「お言葉に甘えて」使い方について解説|例文も併せて紹介

更新日:2024年05月01日

敬語表現

「お言葉に甘えて」という言葉の意味をご存じでしょうか。本記事では「お言葉に甘えて」の意味やどのような時に使う言葉なのか、類語や例文、英語表現などビジネスシーンで役立つ情報や注意点をまとめています。言葉のバリエーションを増やしたい人は、ぜひチェックしてください。

相手の申し出に対して感謝を伝えるという意味では、「お言葉に甘えて」と同じなのですが使い方が少々異なります。 相手が伝えてくれた言葉そのものに対して使用するのが「お言葉に甘えて」です。 一方、相手の言葉以外で伝えられた行為に対しても使用することができるのが「ご厚意に甘えて」と「ご親切に甘えて」です。 会話や手紙などの文書の中にお言葉が合った場合には「お言葉に甘えて」でいいですが、直接的なお言葉がなかった場合には、ご厚意やご親切といった言葉を使って感謝を伝えるようにしましょう。

お言葉に甘えての敬語表現

「お言葉に甘えて」の頭には接頭語の「御」が付いているので、「お言葉に甘えて~します」という言い方は敬語です。 上司などの目上の人に対して使っても失礼にならないので、そのまま使うことができます。 使い方によっては、これよりも丁寧に言い直すこともできます。

お言葉に甘えさせていただきます

もともと丁寧な言い方で敬語として使われる「お言葉に甘えて」ですが、更に丁寧な言い方に直すこともできます。 「お言葉に甘えさせていただきます」とすることで、より丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます。 いつもご馳走していただいている相手に対して、今度は自分に支払わせてくださいという意思を伝える際に、「いつもお言葉に甘えさせていただいているので」と添えると印象が良いでしょう。

「お言葉に甘えて」の言い換え例文

「お言葉に甘えて」という言葉について解説してきましたが、似たような意味を持つ言葉はどのように使うことができるのか気になるのではないでしょうか。 似た意味の中でも、使う状況や相手との関係性によっても使う言葉は変わってきます。 例文と一緒にどのような時に使うことができるのか、理解していきましょう。

「ご厚意に甘えて」の例文

お言葉だけではなく、目上の人から頂いた好意的な態度や何かをしてくれたという行為に対して使うことができる言葉です。 上司から頂いた贈り物に対して、「お言葉に甘えて」は頂いたものはお言葉ではなく物なので不適切になってしまいますので、「ご厚意に甘えて頂戴します」が適切です。

「お気持ちに甘えて」の例文

言葉の中に含まれる相手からの気持ちに対して、感謝を伝える際に使われる言葉です。 例えば、連日の激務に疲労している部下に対して上司が、「少し無理をしすぎているので、今日は早く帰って休んだほうがいい」と言われた場合、「お気持ちに甘えてそうさせて頂きます」という言葉を使うことができます。

「ご親切に甘えて」の例文

その言葉の通り、相手から受け取った親切に対して使うことができる言葉です。 言葉だけではなく、受け取った行動に対しても使うことができます。 体調がすぐれない時に「今日は早く帰りなさい」という親切を受け取った場合には、「ご親切に甘えてそうさせていただきます」といった使い方ができます。

「お心遣いに甘えて」の例文

思いやりのある行動や心遣いに対して、使うことのできる言葉です。 お客様から贈り物を頂いたときなどに、「お心遣いに甘えて頂戴いたします」といった使い方をすることができます。

「遠慮なく~」はお言葉に甘えてよりカジュアルな表現

「遠慮なく~させてもらいます」といった言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。 ビジネスシーンや、上司に対して「お言葉に甘えて」の代わりに、「遠慮なく」という言葉は使うことはできません。 「お言葉に甘えて」よりもカジュアルで崩した表現なので、使える相手は限られてきます。 気の知れた友達や部下などに対しては、「お言葉に甘えて」の代わりに「遠慮なく」といった言い方をすることができるので、覚えておくと良いでしょう。

「お言葉に甘えて」の英語表現

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初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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