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「様」の漢字の書き順は変わったのか・15画目の書き順

更新日:2024年02月20日

社会人常識

小学校3年生で習った「様」と言う漢字をあなたはどのように書きますか?自分の子供もしくは両親、同僚などと書き順が違う、などということは皆さんあるかと思います。人によって書き方の違う「様」の正しい書き方を今回、紹介していきます。

「様」の書き順って変わったの?

小学校3年生に習った「様」という漢字をあなたはどう書くでしょうか。あなたの子供や両親、職場の同僚などと書き方や書き順が違うと思ったこともあるでしょう。いくつかある「様」の書き方ですが、正しい「様」の画数は14画で、右上の部分から真っ直ぐ縦棒を引くというのが正しい書き順とされています。 一体いつ、それが決まったのかというと、1958年に文部省から発行された「筆順指導の手びき」というものが筆順の基準書です。しかし、それを守らなければならないという訳ではないようで、教えた教員によってその年代以降でも正しい書き順を教わっていない場合があります。

書き順って変わるものなの?

「漢字の書き順って変わるものなの?」と思う方もいるでしょう。変わるものですという回答があっています。しかし、それでは少し言い方が違います。教える先生によって教え方が違うというのが正しいでしょう。よく思い出してみると、先生から書き順について詳しく教わった記憶のある方はどれほどいるでしょうか。 習字を習っていた方は、担当の先生から正しい書き順を教わったとおもいますが、学校ではそこまで厳密に教えることはありません。漢字をたくさん書いた覚えはあっても、書き順までを手直しした先生は少ないでしょう。しかし、時代が「正しい書き順」を求めているため、現在の小学生には基準書に沿った書き方を教えています。 そのため、今まで教わっていた書き順とは違うものとなる場合があります。

15画の「様」とは?

「様」を正しく書くと14画で書くことができます。しかし、間違っていますが、15画の「様」というのも存在しており、実際にどう書くのか気になる人といらっしゃるでしょう。15画の「様」とは、どのように教わり、どのように書いているのか、正しい字しか知らない方には分からないとおもいますので、そちらについてもご紹介しましょう。

15画目は「えいざま」

様の15画目は「えいざま」といい、右下が「永」になっているのが特徴です。正しい「様」を日常的に書いている人にとっては馴染みのない文字であると言えます。しかし、「永」を使った「様」も使われているので覚えておくと良いでしょう。「えいざま」と呼ばれる「様」については後述にて詳しくご説明いたします。

「様」の正しい行書体とは?

楷書での正しい「様」の書き方とは一変し、「様」は行書体ではどう書くのかを見て見ましょう。行書体にもさまざまな種類があります。しかし、本質である書き順には変わりありませんので楷書に沿った書き方で行書体も書いていきましょう。

「様」の行書体

上の画像は一般的な行書体です。木へんは大きく崩し、つくりは流れるように書いているのが特徴です。しかし、書き順は変わっていないことが分かります。「ソ」を書き、「三」を書いた後に縦棒を引きます。その後は流れるように左、右へと書いていっているのが見て取れます。ここまで綺麗にとはいきませんが、正しい書き順で書けば流れを切ることなく書くことができますし、やはり書き順は大事だと言うことが分かります。

水と同じ書き順でいいの?

あなたは実際に「様」という字を書くとか、右下部分をどう書いているでしょうか。水のように書くのか、泰の下のように書くのかで分かれるでしょう。正しいものを言えば、泰の下のように5画で書きます。なぜなら15画の「えいざま」で触れたように「様」の右下には元々「永」という字が来ていたからです。それを崩す形が現在の「様」なので、永の5画は変わらないということです。こらについても下記でご紹介します。 また、水は4画なのでこれには当てはまりません。しかし、上下で分けて泰の下のように書くのはまた違うものになりますので、きちんと14画で様は書きましょう。

羊と一緒?

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初回公開日:2017年12月03日

記載されている内容は2017年12月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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