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「もとい」の意味や言い換え方法は?使い方や例文もあわせて紹介

更新日:2024年03月18日

言葉の意味・例文

ビジネスを始めさまざまなシーンで使われる「もとい」という言葉をご存知でしょうか。本記事では「もとい」の意味や使い方、注意点などを例文を交えて解説しています。「もとい」の使い方に迷いや疑問のある方は、ぜひ参考にして会話に活用してください。

「もとい」の言い換え表現

「もとい」は間違いを訂正し会話をスムーズに運ぶための便利な言葉です。そんな便利な言葉「もとい」の言い換え表現にはどのようなものがあるのでしょうか。 ここでは「もとい」と同じように使える表現で言い換えができるものや、類義語をいくつか紹介していきます。 しっかりとチェックして日常会話やビジネスシーンに役立ててください。

ならぬ

「ならぬ」は「もとい」の類義語ですが、若干ニュアンスが異なります。 別の物や状態に変わるという意味の動詞「なる」に打ち消しの「ぬ」がついた形なので、別の物や状態に変わらないといった意味になり、「並々ならぬ努力」などのように使います。 「もとい」が前文を否定して訂正するのに対し、「ならぬ」は「AではないB」といったBを説明するために使われているのです。

ではなく

「ではなく」も「もとい」と同じように前文を否定して、別のことを言いたいときに使える表現です。「もとい」と「ではなく」は言い換えて使えます。 ビジネスシーンや目上の人との会話では「もとい」の方が、よりスマートで洗練された印象を与えるでしょう。

改め

「改め」は、前の言葉を新しく別の言葉で言い換える表現で、言葉を変えるといった意味においては「もとい」と同じだとも言えます。 しかし「もとい」と「改め」には前に言ったことを否定するか否かという違いがあるため、名称が単に変わったようなときには限定的に言い換えできますが、前の言葉を否定し訂正する場合は「もとい」を、ただ言葉を言い換える場合には「改め」と使い分けましょう。

というより

強調の「もとい」と同じように使える表現に「というより」があります。 前文を否定し訂正するときに使う「もとい」より、さらに適切なものに言い換える時に「というより」を使います。「AというよりB」は、Bをより強調し、AよりBの方がより適切であることを表しているのです。 「もとい」と比べると少しカジュアルな印象の表現になるでしょう。

よく言えば

「よく言えば」は、否定する部分を強調し、言い回しは間違っていないが言い直した方がよいというときに使う表現です。 「彼女はおせっかいだ。よく言えば面倒見がいい」このように「よく言えば」の後には多くの場合、ポジティブな言葉を用います。

「もとい」の漢字表現

もといは「元い」と書きます。「元へ」が変化した単語で「元へ戻る」の意味です。または、元結(もとゆい)の変化したものだという説もあります。どちらにせよ「元い」という字が正しいですが、一般的には平仮名で書かれることが多いです。 基という字もありますが、この「間違いを訂正する」という意味のもといを「基」と書くのは間違いです。こちらの「もとい」の意味は、「建物などの基礎」「物事の基礎、根拠」という意味です。

「もとい」の英語表現

「もとい」を英語で表すと「I mean」や「Let me correct」などが用いられます。 「I mean」は「(いい間違えたけど)私が本当に言おうとしたのは」という意味を表しています。ビジネスシーンにおいて使うには少しカジュアルな印象です。 「correct」は「訂正する」という意味で「Let me correct」で「訂正させてください」となるため、こちらの方がフォーマルなシーンには適していると言えます。 いざとなったらすぐ使えるように、英語での表現も頭に入れておきましょう。

もといの使い方を理解しよう

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初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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