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更新日:2024年09月02日
ビジネスを始めさまざまなシーンで使われる「もとい」という言葉をご存知でしょうか。本記事では「もとい」の意味や使い方、注意点などを例文を交えて解説しています。「もとい」の使い方に迷いや疑問のある方は、ぜひ参考にして会話に活用してください。
目次
ビジネスシーンや目上の人との会話で言い間違いをしてしまい、訂正するのに焦って頭が真っ白になってしまったことはありませんか。 そんなときこそ、相手に不快感を与えずスムーズに言い直しできたら、会話の幅が広がり円滑なコミュニケーションがはかれることでしょう。 本記事では、さまざまなシチュエーションで言い間違いを訂正できる便利な言葉「もとい」について、その意味や使い方、例文などをくわしく紹介しています。 この記事を読むことで「もとい」の意味を正しく理解でき、日常生活に限らずビジネスやフォーマルシーンでも「もとい」を自信を持って適切に使いこなせ、スムーズな会話を楽しめるでしょう。 「もとい」の使い方に自信のない方や、より理解を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
「もとい」とは、前文を打ち消す意味合いで使われる言葉です。「言い間違えを訂正して、もとに戻す」という意味で、日常会話にて使用される場合が多いでしょう。 わざと間違えてジョークのように使うこともできる「もとい」は、自分や相手の立場などを問わず使うことができ、厳しい文法などもありませんので、特に年配の方の中には口癖のようにおどけて使う人も多い単語です。
「もとい」の由来には二つの説があります。ひとつは「軍隊の号令のもとにもどれからきている」からきている説と、もうひとつは「髷を結う際の元結(もとゆい)」からきている説です。 どちらも有力な説であり、今となってはどちらが正しいのか、またはどちらも正しいのか断定はできません。 ここでは、そのふたつの由来をご紹介します。
旧軍隊用語である「元へ」が「もとい」の起源とされている説です。体操などで元の姿勢に戻る時によく「元へ戻れ」と言います。それが変化したものが「もとい」になったと言われています。 指揮官や上官などが、号令などをかけている最中にうまくいかなかった場合に「元へ」と号令をかけ、最初からやり直すことから「元に戻して(前の発言を取り消して)やり直す(言い直す)」という意味になりました。
もう一説には「髷を結う際の元結(もとゆい)」が変化したものという説もあります。元結とは、髷を結ぶ際に使った紐や糸のことを言います。組紐や麻糸、または紙に糊をつけ硬くこよったものを元結と呼びます。 元結を締め直すという意味で「口元を締め直す」「発言を訂正する」という意味があり、元結は「もとい」「もっとい」とも呼ばれていて「もとい」の語源になったという説があります。
「もとい」は軍隊用語の号令「元へ」が変化したものと言われているため、同じ用法で「もとえ」を使う人も多いようです。しかし、それは正しい使い方ではありません。 「もとえ」は「もとい」のなまった言い方や間違いなので、正しくは「もとい」を使います。間違った使い方をしないように注意しましょう。
「もとい」とよく似たニュアンスを持つ言葉に「改め」があります。 「改め」は「改める」の連用形で、主に名詞の言い換えに使われます。その意味は「Aを新しく替えてB」となります。 両方とも前文を言い直すという共通点がありますが「もとい」は前文を否定する意味合いで使われ、それに対し「改め」にはその意味合いはなく、新しく別の言葉で言い換えるといった違いがあるのです。
ここからは「もとい」の使い方を6つ紹介していきます。 「もとい」は発言の間違いを訂正するときに使う言葉です。適切に使うことで会話の流れがスムーズになります。 それでは、みていきましょう。
記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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