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「愚の骨頂」の意味や由来は?使い方・例文・類義語などについて紹介

更新日:2024年08月20日

言葉の意味・例文

「愚の骨頂」は、言葉のニュアンスは知っていても、詳しい言葉の意味や由来を知らない人は多いのではないでしょうか。本記事では、「愚の骨頂」の言葉の意味や由来、対義語、類義語について紹介しています。ぜひ読んで、言葉の理解を深めてみてください。

「愚の骨頂」の対義語には「真骨頂」や「真面目」があります。 「真骨頂」とは、「その人やものが本来の実力を見せる」という意味があります。この場合の「骨頂」は、悪い意味を含む「骨張」の意味はありません。 「真骨頂」とは良い意味で「真にこの上ないこと」という意味になるので、まさに対義語としてふさわしいでしょう。 また、「真面目」も対義語に当てはまるでしょう。しかし、これは多くの人が読むであろう「まじめ」ではありません。対義語としての「真面目」は、「しんめんもく」もしくは「しんめんぼく」と読みます。意味は「真骨頂」と同じく「真にこの上ないこと」です。 「真骨頂」や「真面目」の使用例としては、「あの演技力こそ彼女の真骨頂です」や「彼の真骨頂は誰をも惹きつける話術です」、「彼の真面目は、ピンチの時にこそ発揮されます」などがあります。 どちらも、「愚の骨頂」という「愚かなことこの上ない」という意味に対して、「真にその人やものの実力が発揮される」という意味なので、対義語に相当するでしょう。

愚の骨頂の意味を正しく理解して慎重に使おう

「愚の骨頂」は、「この上もなく愚かなこと」という意味です。この言葉は、自分の出会ったことの中で最上級に愚かであることを伝える言葉なので、あまり使うことはないでしょう。 「愚の骨頂」の「骨頂」とは、「骨張」がそもそもの表記であり、「骨張る」には「(悪い意味で)意地を張る」という意味がありました。その印象も手伝って、言葉の表記が変わった今でも、「愚の骨頂」は悪い意味のある言葉として定着しています。 しかし、現在の表記である「骨頂」が含まれる「真骨頂」は、「愚の骨頂」の対義語として定着しています。こちらの「骨頂」はもともとこの表記でしたが、「この上もない」という意味でしかなく、悪い意味はありません。そのため、「真骨頂」とは「(良い意味で)この上もない」という意味です。 言葉の由来と意味をつかめれば、同じ表記だとしても受け取る印象が違うのも納得がいくでしょう。 いずれにせよ、「愚の骨頂」は、相手を強く批判する言葉です。受け取った相手は、大きくショックを受けるかもしれませんし、言う側も相手との関係に悪い影響があるかもしれないことを覚悟しないと言えない言葉でしょう。 もしも使うならば、注意深く、使うタイミングやシチュエーション、前後の言葉を選んで使うことをおすすめします。

初回公開日:2017年11月17日

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