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目処が立つの意味と読み方・目処が立つの言い換えと例文

更新日:2024年02月26日

言葉の違い

「目処が立つ」という言葉は幅広くさまざまなシーンで使われる表現で、ビジネスの場でも役に立ちます。当記事では、普段あまり意識することなく使っている人も多いであろう「目処が立つ」の意味や使い方を、例文とあわせてご紹介します。

目処が立つとは何か

「目処が立つ」という表現は日常会話やテレビのニュース番組でも頻繁に使われている言葉です。日常会話では「終わりが見えてくる」のように表現することもできますが、ビジネスなど公的な場では「目処が立つ」を使えるとスマートです。 「目処が立つ」の意味と、敬語表現や言い換え表現を確認し、きちんと使いこなせるようにしましょう。

読み方

「目処が立つ」とは「めどがたつ」と読みます。「目途」と書くこともできますが、これには「もくと」と読む場合もありますので、注意してください。 「目処」とは、「物事の見通し・目標」という意味であるのに対し、「目途(もくと)」は単に「目標」を表す言葉です。「目途(めど)」の場合は「目処」と同じに捉えて大丈夫ですが、読み方が違う場合には、ささいなニュアンスに違いがあると捉えておくと良いでしょう。

意味

「目処」とは「目標とするところ」、「目安とするところ」を表す言葉です。上にも述べたように、「見通し」という意味を含むことから、「現状から予測できる目当て」という意味で使われます。 また、「立つ」とは目標などが定まることを表します。 したがって「目処が立つ」とは「目標へ到達するおおよその見込みができる」という意味になります。「目標へ向かう」意味はありません。

由来

「目処」という言葉は、針孔に由来すると言われています。孔とは裁縫用の針にあるの穴のことで、糸を通すために目指す穴であることから「目当て・目的」を意味するようになりました。 また、蓍萩(めどはぎ)という植物を語源とする説もあります。かつて占いに使われていた道具の材料のことで、占い自体を「めど」と呼ぶ場合もありました。占いとは将来を見通すものであることから「見通し」の意味を持つようになったとされます。

目処が立つの言い換え

「目処が立つ」は「見通しが立つ」、「見込みがある」などの表現で言い換えることができます。 言い換え表現については、「目処が立つ」と同等の意味として使うことのできる表現ですが厳密に言えば同じではありません。使う言葉によってそれぞれ若干の違いがあることを把握しておきましょう。 そこまできちんと覚えることで、細やかな表現をすることができるようになります。

言い換え1「見当がつく」

「見当がつく」とは、「大体において妥当と思われる予想、見込みができること」を意味する表現です。 「見当」とは「予想や見込み」を意味する言葉で、「つく」には「ある定まった状態がつくられる、まとまる」という意味があります。したがって、「予想や見込みが定まった状態に落ち着く」という状況において「見当がつく」と言います。

言い換え2「見通しが立つ」

「見通しが立つ」とは、「今後どのようになるかについて、予測ができる状態」を指す表現です。 「見通し」とは、「物事の成り行きや将来を予測すること」を意味します。「立つ」については「目処が立つ」の表現と同じく「目標が定まる」という意味がありますので、組み合わせて「ある物事についての今後について、予測できる」場合に使われます。

言い換え3「見込みがつく」

「見込みがつく」とは、「希望どおりに事が運べそうになること」を表す表現です。 「見込み」とは「先行きの予想」を意味します。それに「ある定まった状態がつくられる、まとまる」という意味の「つく」を組み合わせて「ある物事に関する今後の予想がある程度まとまった」状況で使われます。 他の言い換え表現に比べてあまり使われないフレーズですが、「見込み」は「つく」という動詞に組み合わせられることを覚えておきましょう。

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初回公開日:2017年11月18日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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